Share via


IIf (MDX)

更新 : 2006 年 7 月 17 日

論理テストによって判別される 2 つの値の 1 つを返します。

構文

IIf(Logical_Expression, Expression1, Expression2)

引数

  • Logical_Expression
    true または false に評価される有効な多次元式 (MDX) 論理式です。
  • Expression1
    有効な多次元式 (MDX) 式です。
  • Expression2
    有効な多次元式 (MDX) 式です。

解説

論理式で指定した式は、式の値が 0 の場合のみ false と評価されます。他のすべての値は、true と評価されます。

指定した論理式が true と評価される場合、IIf 関数は 1 番目の式を返します。それ以外の場合は、2 番目の式を返します。

指定した 2 つの式は値または MDX オブジェクトを返すことができます。また、1 番目と 2 番目の式の型は一致しなくてもかまいません。

ms145994.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
Microsoft SQL Server 2000 では、Analysis Services がサポートしていた戻り値のデータ型は数値と文字列だけなので、指定した式の型が一致している必要がありました。これらの制限事項は、SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) には適用されません。

検索条件に基づいてメンバのセットを作成する場合、IIf 関数を使用することはお勧めできません。代わりに、Filter 関数を使用して、指定されたセットの各メンバを論理式に照らして評価し、メンバのサブセットを返すようにしてください。

ms145994.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
いずれかの式が NULL と評価される場合、その条件が満たされる場合は結果セットが NULL になります。

参照

関連項目

MDX 関数リファレンス (MDX)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 7 月 17 日

変更内容 :
  • わかりやすくするために構文および引数を更新しました。