MDX 構文要素 (MDX)

多次元式 (MDX) には、以下に示すような、ほとんどのステートメントで使用される要素、およびほとんどのステートメントに影響を与える要素があります。

項目 定義
識別子 識別子は、キューブ、ディメンション、メンバー、メジャーなどのオブジェクトの名前です。
Data Types (データ型) セル、メンバー プロパティ、およびセル プロパティに含まれるデータの種類を定義します。 MDX は OLE VARIANT データ型だけをサポートします。 VARIANT データ型の強制型変換、変換、および操作の詳細については、プラットフォーム SDK ドキュメントの「VARIANT と VARIANTARG」を参照してください。
式 (MDX) 式は、Analysis Services が単一 (スカラー) の値またはオブジェクトに解決できる構文の単位です。 式には、単一値、セット式などを返す関数も含まれます。
オペレーター 演算子は、1 つ以上の単純な MDX 式を使用してより複雑な MDX 式を作成する構文要素です。
関数 関数とは、0 個以上の入力値を受け入れてスカラー値またはオブジェクトを返す構文要素です。 たとえば、複数の値を追加するための Sum 関数、ディメンションまたはレベルからメンバーのセットを返す Members 関数などです。
コメント コメントは、ステートメントの目的を説明するために MDX ステートメントまたはスクリプトに挿入されるテキストの一部です。 Analysis Services はコメント を実行しません。
予約済みキーワード 予約済みキーワードは、MDX を使用するために予約されている単語であり、MDX ステートメントで使用されるオブジェクト名には使用しないでください。
メンバー、組、セット メンバー、タプル、およびセットは、MDX クエリを作成する前に理解しておく必要がある多次元データの中心概念です。

参照

多次元式 (MDX) リファレンス