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URL アクセスを使用したレポート サーバー アイテムへのアクセス

このトピックでは、rs:Command=Value を使用してレポート サーバー データベースまたは SharePoint サイトにあるさまざまな種類のカタログ アイテムに対して操作を実行する方法について説明します。 実際にこのパラメーター文字列を追加する必要はありません。 この文字列を省略した場合、レポート サーバーがアイテムの種類を評価し、適切なパラメーター値を自動的に選択します。 ただし、URL に rs:Command=Value 文字列を使用することで、レポート サーバーのパフォーマンスを向上できます。

以下の例では、_vti_bin プロキシ構文に注意してください。 プロキシ構文の詳細については、「URL アクセス パラメーター リファレンス」を参照してください。

レポートへのアクセス

ブラウザーでレポートを表示するには、rs:Command=Render パラメーターを使用します。 次に例を示します。

Native http://myrshost/reportserver?/Sales/YearlySalesByCategory&rs:Command=Render

SharePoint http://myspsite/subsite/_vti_bin/reportserver?http://myspsite/subsite/Sales/YearlySalesByCategory&rs:Command=Render

ヒントヒント

SharePoint および Reporting Services HTTP プロキシ経由で要求をルーティングする _vti_bin プロキシ構文を URL に含めることは重要です。 プロキシによって、HTTP 要求にいくつかのコンテキストが追加されます。これは、SharePoint モード レポート サーバーに対してレポートを適切に実行するために必要なコンテキストです。

リソースへのアクセス

リソースにアクセスするには、rs:Command=GetResourceContents パラメーターを使用します。画像などのリソースがブラウザーと互換性がある場合は、ブラウザーにリソースが表示されます。 それ以外の場合は、ファイルまたはリソースを開くか、ディスクに保存するように要求されます。

Native http://myrshost/reportserver?/Sales/StorePicture&rs:Command=GetResourceContents

SharePoint http://myspsite/subsite/_vti_bin/reportserver?http://myspsite/subsite/Sales/StorePicture.jpg&rs:Command=GetResourceContents

データ ソースへのアクセス

データ ソースにアクセスするには、rs:Command=GetDataSourceContents パラメーターを使用します。 ブラウザーで XML がサポートされている場合、そのデータ ソース定義が表示されます。ただし、目的のデータ ソースに対して Read Contents 権限が与えられている認証ユーザーであることが条件となります。 次にその例を示します。

Native http://myrshost/reportserver?/Sales/AdventureWorks2012&rs:Command=GetDataSourceContents

SharePoint http://myspsite/subsite/_vti_bin/reportserver?http://myspsite/subsite/Sales/AdventureWorks2012&rs:Command=GetDataSourceContents

XML 構造は、次の例のようになります。

<DataSourceDefinition>
   <Extension>SQL</Extension>
   <ConnectString>Provider=SQLOLEDB.1;Integrated Security=SSPI;Persist Security Info=False;Initial Catalog=AdventureWorks2012;Data Source=MYSERVER1;</ConnectString>
   <CredentialRetrieval>Integrated</CredentialRetrieval>
   <WindowsCredentials>False</WindowsCredentials>
   <ImpersonateUser>False</ImpersonateUser>
   <Prompt />
   <Enabled>True</Enabled>
</DataSourceDefinition>

接続文字列は、レポート サーバーの SecureConnectionLevel 設定に基づいて返されます。 SecureConnectionLevel 設定の詳細については、「セキュリティで保護された Web サービス メソッドの使用」を参照してください。

フォルダーのコンテンツへのアクセス

フォルダーのコンテンツにアクセスするには、rs:Command=GetChildren パラメーターを使用します。 要求されたフォルダーのサブフォルダー、レポート、データ ソース、およびリソースへのリンクを含む汎用フォルダー ナビゲーション ページが返されます。 次にその例を示します。

Native http://myrshost/reportserver?/Sales&rs:Command=GetChildren

SharePoint http://myspsite/subsite/_vti_bin/reportserver?http://myspsite/subsite/Sales&rs:Command=GetChildren

表示されるユーザー インターフェイスは、Microsoft Internet Information Server (IIS) で使用されるディレクトリ参照モードと似ています。 ビルド番号を含むレポート サーバーのバージョン番号もフォルダー一覧の下に表示されます。

関連項目

参照

URL アクセス パラメーター リファレンス

概念

URL アクセス (SSRS)