次の方法で共有


フォルダーへのファイルのアップロード

ファイル システムからファイルをアップロードし、それらを管理対象アイテムとしてレポート サーバー データベースに格納できます。ファイルのアップロード時に行われる処理は、ファイルの種類によって異なります。

  • .rdl ファイルのアップロードは、レポートのパブリッシュと同等です。

  • .smdl ファイルにデータ ソース ビュー情報が含まれている場合、.smdl ファイルのアップロードはレポート モデルのパブリッシュと同等です。データ ソース ビューの参照が含まれていない場合は、アップロードの際にエラーが発生します。データ ソース ビュー情報は、Visual Studio レポート プロジェクトから .smdl ファイルをアップロードすると失われる場合があります。レポート モデル プロジェクトでは、データ ソース ビュー情報は .smdl ファイル自体には保存されずに別のファイルに保存され、レポート サーバーにパブリッシュされるときに .smdl ファイルに追加されます。

    データ ソース ビュー情報が含まれているモデル ファイルは、以前にレポート サーバーにパブリッシュされ、その後レポート サーバーからファイル システム上のファイルに保存されたモデル ファイルです。たとえば、モデルの [全般プロパティ] ページを開き、[編集] をクリックしてモデルを開くと、モデルをファイルに保存できます。その後、そのファイルを新しいモデルとしてレポート サーバーにアップロードすることができます。その後アップロードされる .smdl ファイルには、モデル パブリケーションに必要な情報がすべて含まれています。

  • その他のファイルをアップロードすると、アップロードしたファイルが単一のバイナリ オブジェクトとしてレポート サーバー データベースに追加されます。これらのファイルは、リソースとしてレポート サーバーにパブリッシュされます。リソースのファイルの種類には指定がありません。ファイルの拡張子が既知の MIME の種類に一致する場合、リソースの種類を識別するために、その MIME の種類のアイコンが使用されます。ファイルの拡張子が未登録の場合、リソースは汎用ファイル アイコンで示されます。

注意

レポート データ ソース (.rds) ファイルをアップロードして共有データ ソースを作成することはできません。.rds ファイルは、レポート デザイナーでのみ使用されます。レポート マネージャーで定義および管理する共有データ ソース アイテムのコンテンツを、このファイルから提供することはできません。アップロードする代わりに、.rds ファイルを基に共有データ ソースを作成するスクリプトを記述することができます。

アップロードするアイテムの最大ファイル サイズは ASP.NET によって決まります。既定の最大サイズは 4 MB です。最大ファイル サイズの詳細については、「レポートとスナップショットのサイズ制限」を参照してください。

視覚的には、レポート サーバー データベースにアップロードしたファイルは、以下のアイコンでフォルダー階層に表示されます。

レポート アイコン

レポート アイコン

レポート モデル アイコン

モデル アイコン

汎用リソース アイコン

汎用リソース アイコン

ファイルをアップロードすると、ファイルは常に、現在選択しているフォルダーに格納されます。最初に、アイテムを含めるフォルダーに移動できます。また、ファイルをアップロードしてから最終的な場所にファイルを移動することもできます。詳細については、「アイテムの移動」を参照してください。

ファイルをアップロードするには、レポート マネージャーを使用します。レポート サーバーにファイルをアップロードできるかどうかは、ロールの割り当てを構成するタスクによって異なります。既定のセキュリティを使用している場合は、ローカル管理者によってレポート サーバーにアイテムを追加できます。個人用レポートが有効である場合は、個人用レポート フォルダーを持っているすべてのユーザーに、そのフォルダーへアイテムをアップロードする権限が与えられます。カスタム ロールの割り当てを使用している場合は、フォルダー管理をサポートするタスクがロールの割り当てに含まれている必要があります。

目的

タスク

.rdl ファイルをフォルダーにアップロード

レポートの管理

.smdl ファイルをフォルダーにアップロード

モデルの管理

任意のファイルをバイナリ オブジェクトとしてアップロード

リソースの管理

フォルダーのコンテンツの表示

リソースの表示、レポートの表示