Reporting Services (SSRS)

SQL Server Reporting Services には、組織的なレポートの作成、配置、管理に役立てることのできるツールやサービスが豊富に用意されています。プログラミング機能を使用し、レポート作成機能を拡張したりカスタマイズしたりすることも可能です。

Reporting Services はサーバー ベースのレポート プラットフォームであり、さまざまなデータ ソースに対する広範なレポート機能を提供します。 Reporting Services に付属する完全なツール セットを使用してレポートを作成、管理、配布でき、付属する API を使用すると開発者はカスタム アプリケーションでデータおよびレポートの処理を統合および拡張できます。Reporting Services のツールは Microsoft Visual Studio 環境内で動作し、SQL Server のツールおよびコンポーネントと完全に統合されます。

Reporting Services では、リレーショナル データ ソース、多次元データ ソース、または XML ベースのデータ ソースから、対話形式、表形式、グラフィカル形式、または自由形式のレポートを作成できます。 レポートには、グラフ、地図、スパークラインなどの豊富なデータの可視化を含めることができます。 レポートを発行し、レポート処理のスケジュールを設定し、レポートにオン デマンドでアクセスできます。 さまざまな表示形式から選択でき、Microsoft Excel などの他のアプリケーションにレポートをエクスポートしたり、パブリッシュしたレポートをサブスクライブすることができます。 作成したレポートは、Web ベースの接続によって表示することも、Microsoft Windows アプリケーションや SharePoint サイトの一部として表示することも可能です。 また、SharePoint サイトに発行されるレポートでデータ警告を作成したり、レポートのデータが変化したときに電子メール メッセージを受信したりすることもできます。

SQL Server 2012 の Reporting Services では、Microsoft SharePoint Server 2010 Enterprise Edition 用の Reporting Services アドインのための対話型のデータ探索、ビジュアル化、およびプレゼンテーション環境である Power View が導入されています。 Power View はブラウザー ベースの Silverlight アプリケーションであり、SharePoint Server 2010 から起動されます。 これを使用すると、PowerPivot ギャラリーで発行される PowerPivot ブックに基づくテーブル モデル、または SQL Server 2012 Analysis Services (SSAS) インスタンスによって配置されるテーブル モデルによって表されるデータにアクセスできます。 Power View の詳細については、「Power View (SSRS)」を参照してください。

SQL Server 2012 Reporting Services での新機能の詳細については、「新機能 (Reporting Services)」を参照してください。

SQL Server のコンポーネント、ツール、およびリソースについては、SQL Server オンライン ブックを参照してください。

関連項目

その他の技術情報

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