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Process XML Data パッケージ サンプル

Process XML Data サンプルは、1 つの XML データ ソースで複数のシーケンシャルな操作を実行するパッケージです。パッケージは、XML データを読み込み、XPath 操作を使用してデータのサブセットを取得します。そして、XSLT 操作を使用して標準フラット ファイル形式にデータを変換し、最後にテキスト ファイルにデータを書き込みます。パッケージは、XPath 操作用に 1 つと XSLT 操作用に 1 つの、2 つの XML タスクを使用します。1 つ目の XML タスクは、データ ソースとして 2 つ目の XML タスクが使用する変数へ、その結果を書き込みます。

このサンプルを英語版以外の Windows で開いたり、実行したりするとき、場合によっては、Program Files フォルダの名前をローカライズされた名前に置き換える必要があります。

ms160708.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
サンプルは、学習に使用することのみを目的に提供されています。これらは、運用環境での使用を目的としたものではなく、運用環境でのテストも実施されていません。Microsoft からは、これらのサンプルについてのテクニカル サポートは提供されません。

必要条件

このサンプル パッケージを実行するための前提条件は次のとおりです。

  • サンプル パッケージとサンプル パッケージが使用するデータ ファイルが、ローカルのハード ディスク ドライブにインストールされている。
  • コマンド ラインからサンプル パッケージを実行する場合、SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) をインストールする。
  • SSIS デザイナでパッケージを開いてサンプル パッケージを実行する場合、Business Intelligence Development Studio をインストールする。

サンプルのインストール方法の詳細については、SQL Server Books Online の「Integration Services サンプル パッケージのインストール」を参照してください。SQL Server 2005 のオリジナル リリース後にリリースされた新しいサンプルを含む、サンプルの最新バージョンを入手するには、「SQL Server 2005 Samples and Sample Databases (April 2006)」を参照してください。

サンプル パッケージの場所

サンプルが既定のインストール場所にインストールされた場合、Process XML サンプル パッケージは次のフォルダにあります。

c:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Integration Services\Package Samples\ProcessXMLData Sample\ProcessXMLData\

このサンプル パッケージの実行には次のファイルが必要です。

ファイル 説明

ProcessXMLData.dtsx

サンプル パッケージです。

Orders.xml

XML ソース データです。

TransformToFF.xslt

保存された XPath クエリ結果を標準フラット ファイルに変換するために使用される XSLT スタイル シートです。

XSLTResults.txt

サンプルが書き込むテキスト ファイルです。

サンプルの実行

パッケージは、dtexec ユーティリティを使用してコマンド ラインから実行することができます。または、Business Intelligence Development Studio で実行することもできます。

英語版以外の Windows を使用している場合、パッケージで使用されているファイル接続マネージャの ConnectionString プロパティを更新しないと、サンプル パッケージを正常に実行できないことがあります。接続マネージャで使用されているパスが現在のコンピュータで有効かどうかを確認し、必要に応じて、Program Files フォルダのローカライズされた名前を使用するようにパスを変更してください。

このサンプルの場合、Create_Execute_Process_Dest および customers 接続マネージャで、ConnectionString プロパティの "Program Files" を変更しなければならない可能性があります。

dtexec を使用してパッケージを実行するには

  1. [コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます。

  2. dtexec のある C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\DTS\Binn にディレクトリを変更します。

  3. 次のコマンドを入力します。

    dtexec /f "C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Integration Services\Package Samples\ProcessXMLData Sample\ProcessXMLData\ProcessXMLData.dtsx"
    
  4. Enter キーを押します。

dtexec ユーティリティを使用してパッケージを実行する方法の詳細については、SQL Server 2005 Books Online のトピック「dtexec ユーティリティ」を参照してください。

Business Intelligence Development Studio でパッケージを実行するには

  1. Business Intelligence Development Studio を開きます。

  2. [ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[プロジェクト/ソリューション] をクリックします。

  3. ProcessXMLData Sample フォルダを検索して、ProcessXMLData.sln という名前のファイルをダブルクリックします。

  4. [ソリューション エクスプローラ] で、[SSIS パッケージ] フォルダの ProcessXMLData**.dtsx を右クリックして、[パッケージの実行]** をクリックします。

サンプルのコンポーネント

次の表に、サンプルで使用されるタスクを示します。

要素 目的

XML タスク

Perform XPath Operation XML タスクは、フランスとメキシコの注文を抽出する XPath 操作を実行します。

XML タスク XSLT to Text File はデータをフォーマットします。

ファイル接続マネージャ

3 つのファイル接続マネージャが、XML、XSLT、およびテキスト ファイルへ接続します。

サンプル結果

このサンプル パッケージの実行結果は、xsltResult.txt という名前のフラット ファイルへ保存され、次のフォルダに格納されます。

C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Integration Services\Package Samples\ProcessXMLData Sample\DataFiles