スクリプト サンプル (Reporting Services)

次のサンプルは、Microsoft Visual Basic .NET を使用して記述された Reporting Services 用のスクリプトです。通常、スクリプト サンプルは、1 つの機能やテクノロジを使用し、タスク ベースで記述されています。スクリプト ファイルと Reporting Services の SOAP API を使用すると、レポート サーバー上で利用できる管理操作のほとんどにアクセスできます。

ms160854.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
これらのサンプルは、学習に使用することのみを目的に提供されています。したがって、運用環境での使用を目的としたものではなく、運用環境でのテストも実施されていません。マイクロソフトからは、これらのサンプルについてのテクニカル サポートは提供されません。

次の表は、サンプル スクリプトについて説明しています。

ファイル 説明

AddItemSecurity.rss

スクリプトを使用して、レポート サーバーの名前空間でアイテムのセキュリティ ポリシーを設定する方法を示します。

CancelRunningJobs.rss

レポート サーバー上で実行中のジョブをキャンセルする管理スクリプトのサンプルを示します。

ConfigureSystemProperties.rss

レポート サーバーのプロパティのシステムレベルを設定するために使用できるスクリプトを示します。

PublishSampleReports.rss

レポート サーバーにサンプル レポートをパブリッシュするスクリプトを示します。

必要条件

サンプル スクリプトを実行するには、次の条件を満たしている必要があります。

  • Reporting Services セットアップまたは専用のサンプル インストーラを使用して、ハード ドライブにサンプル レポートおよびスクリプト ファイルをあらかじめインストールしておく必要があります。
  • レポート サーバー インスタンスがインストールされているコンピュータから rs ユーティリティを実行できる権限が付与されている必要があります。
  • スクリプトを使用してアクセスするレポート サーバーへのアクセス権が必要です。
  • アクセスするレポート サーバーのルート フォルダに対する適切な権限を持っている必要があります。権限とユーザー ロールの詳細については、「Reporting Services の権限とセキュリティの管理」を参照してください。

スクリプト ファイルの場所

サンプルを既定のインストール ディレクトリにインストールした場合、スクリプト サンプルは既定で C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Reporting Services\Script Samples にあります。

ms160854.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
サンプルがインストールされていない場合は、「サンプルのインストール」を参照してください。

サンプル スクリプトの実行

Reporting Services のスクリプト環境でサンプル スクリプトを実行することができます。

このサンプルを実行するには

  1. コマンド プロンプトを起動します。[スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックし、テキスト ボックスに「cmd」と入力して**[OK]** をクリックします。

  2. サンプル スクリプトのあるディレクトリに移動します。たとえば、サンプル スクリプトが既定のディレクトリにインストールされている場合は、コマンド プロンプトに次のように入力します。

    cd C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Reporting Services\Script Samples
    
  3. コマンド プロンプトに次のように入力し、rs ユーティリティで使用できるコマンド プロンプト オプションの一覧を表示します。

    rs -?
    
    ms160854.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    rs がコマンドまたはバッチ ファイルとして認識されないというメッセージが返された場合は、rs.exe の場所を Windows 環境変数 PATH に追加することが必要になる場合があります。
  4. コマンド プロンプトに適切なコマンドを入力し、サンプル スクリプト ファイルを実行します。たとえば、PublishSampleReports.rss を実行するには次のコマンドを入力します。このとき、指定するサーバーの URL は、アクセスするレポート サーバーの URL に置き換えます。

    rs -i PublishSampleReports.rss -s http://myserver/reportserver
    

スクリプト ファイルの変更

.rss ファイルはテキスト エディタを使用して開くことができます。

参照

処理手順

コード例のコンパイルと実行
SQL Server Reporting Services サンプル

その他の技術情報

rs ユーティリティと Web サービスを使用したスクリプト
アプリケーション サンプル (Reporting Services)
SOAP API へのアクセス

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手