Visual Studio .NET での Visual Basic SMO プロジェクトの作成

このセクションでは、簡単な SMO コンソール アプリケーションを構築する方法について説明します。

この例では、プログラムが SMO の型を参照できるように、名前空間をインポートします。 Agent 名前空間のインポートは省略可能です。 ただし、SQL Server エージェントを使用するプログラムを作成する場合には、これを使用します。 Common 名前空間は、SQL Server のインスタンスへのセキュリティで保護された接続を確立するために必要です。 SqlClient 名前空間は、SQL 例外エラーの処理を行うために使用されます。

Visual Studio .NET での Visual Basic SMO プロジェクトの作成

  1. Visual Studio 2005 または Visual Studio 2008 を起動します。

  2. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが開きます。

  3. [プロジェクトの種類] ダイアログ ボックスで [Visual Basic] を選択し、[Windows] を選択します。 [Visual Studio にインストールされたテンプレート] ペインで [コンソール アプリケーション] を選択します。

  4. (省略可) [名前] フィールドに、新しいアプリケーションの名前を入力します。

  5. [OK] をクリックすると、Visual Basic コンソール アプリケーション テンプレートが読み込まれます。

  6. [プロジェクト] メニューの [参照の追加] を選択します。 [参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  7. [参照] をクリックして、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\110\SDK\Assemblies フォルダー内で SMO アセンブリを探し、次のファイルを選択します。 これらは、SMO アプリケーションのビルドに最低限必要なファイルです。

    Microsoft.SqlServer.ConnectionInfo.dll

    Microsoft.SqlServer.SqlEnum.dll

    Microsoft.SqlServer.Smo.dll

    Microsoft.SqlServer.Management.Sdk.Sfc

    注意

    複数のファイルを選択するには、Ctrl キーを押しながら各ファイルをクリックします。

  8. 必要に応じて任意の SMO アセンブリを追加します。 たとえば、Service Broker に特化したプログラミングを行っている場合は、以下のアセンブリを追加します。

    Microsoft.SqlServer.ServiceBrokerEmum.dll

  9. [開く] をクリックします。

  10. [表示] メニューの [コード] をクリックします。または、[Module1.vb] ウィンドウをクリックしてコード ウィンドウを表示します。

  11. コードでは、宣言の前に、次の Imports ステートメントを入力し、SMO 名前空間の型を修飾します。

    Imports Microsoft.SqlServer.Management.Smo
    Imports Microsoft.SqlServer.Management.Common
    
  12. SMO では、Microsoft.SqlServer.Management.Smo の下に、Microsoft.SqlServer.Management.Smo.Agent などのさまざまな名前空間があります。 これらの名前空間は、必要に応じて追加します。

  13. SMO コードを追加できます。