次の方法で共有


ディストリビュータ ログ記録の構成

Notification Services は、失敗した通知の配信情報を常に記録します。ただし、アプリケーションをテストする場合や、サービス レベル契約がある場合には、すべての通知の配信情報を記録できます。このトピックでは、ディストリビュータ ログ記録オプションについて説明します。

ディストリビュータ ログ記録

ディストリビュータが配信情報を記録するときには、常にアプリケーション データベースのテーブルに情報が書き込まれます。この情報には、NSNotificationClassNameNotificationDistribution ビューを使用してアクセスできます。

ms166490.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
データ削除 (無効データ削除) スケジュールを構成している場合、構成された保有期間より古くなったデータは、ディストリビューション ログ テーブルから削除されます。詳細については、「データ削除の構成」を参照してください。

通知の配信が失敗すると、Notification Services は常にログ配信状態情報と通知テキストを記録します。すべての通知を対象に、配信試行情報、状態情報、および通知テキストのログ記録を制御する次の 3 つのログ記録オプションを構成できます。

ms166490.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
これらの各オプションの既定値は true で、すべての通知のすべてのログ記録を有効にします。すべての通知のすべてのデータを記録するとデータベース領域と処理リソースが消費されるため、アプリケーションを稼動用に配置する前に、これらのオプションの一部またはすべてを false に変更する必要があります。
  • LogBeforeDeliveryAttempt は、Notification Services で各通知の配信前情報を記録するかどうかを制御します。このオプションを有効にすると、通知が送信される前に、Notification Services により通知ごとに 1 つのテーブル行が作成されます。ディストリビュータによって、通知 ID、通知クラス、ディストリビュータ、配信要求時間などの配信前情報がその行に記録されます。
    このオプションを有効にすると、パフォーマンスに悪影響を及ぼします。すべての通知のログ情報を保持する必要がない限り、アプリケーションを配置する前に、この値を false に設定してください。
  • LogStatusInfo は、Notification Services で配信プロトコルから返される状態の説明と追加情報を、各通知につき最大 2,048 文字の Unicode 文字で記録するかどうかを制御します。
  • このオプションを有効にすると、パフォーマンスに悪影響を及ぼします。すべての通知のログ情報を保持する必要がない限り、アプリケーションを配置する前に、この値を false に設定してください。LogNotificationText は、Notification Services で、すべての通知について通知テキストを最大 2,048 文字の Unicode 文字で記録するかどうかを制御します。
    ログに記録される通知テキストは、すべての通知テキストとヘッダー テキストが含まれる配信プロトコルから取得されます。通知テキストを提供しない配信プロトコルもあります。
    このオプションを有効にすると、Notification Services は 1 回に 1 つの通知テキストを記録するため、パフォーマンスに悪影響があります。すべての通知のログ情報を保持する必要がない限り、アプリケーションを配置する前に、この値を false に設定してください。

ディストリビュータ ログ記録を構成するには

XML でアプリケーションを定義している場合は、アプリケーション定義ファイル (ADF) でディストリビュータ ログ記録を定義します。プログラムでアプリケーションを定義している場合は、Notification Services 管理オブジェクト (NMO) を使用してディストリビュータ ログ記録を定義します。

参照

処理手順

Notification Services イベント ログ記録の構成

概念

アプリケーションの実行設定の指定
データ削除の構成

その他の技術情報

NS<NotificationClassName>NotificationDistribution ビュー

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手