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イベント、サブスクリプション、および通知のスロットルの指定

Notification Services は、イベントとサブスクリプションを処理して通知を生成します。アプリケーション エラー、または過剰な権限を与えられた悪意のあるユーザーが、誤ったイベントまたはサブスクリプションを大量に挿入した場合、Notification Services がこれらのイベントまたはサブスクリプションを処理する間、サービス拒否が発生する可能性があります。一度に処理可能なイベントとサブスクリプションの数、および一度に生成可能な通知の数を制限するために、Notification Services は、イベント、定期的なサブスクリプション、および通知の各スロットルをアプリケーションに提供します。

アプリケーションによっては、既定のスロットル値が低すぎる場合があります。予測されるデータのロード量に合わせて、あるいは拡張時やピーク時の処理期間を考慮して、イベント、定期的なサブスクリプション、および通知の各スロットル値を調整する必要があります。

イベント スロットル

イベント スロットルは、ジェネレータがクォンタム期間内に処理できるイベント クラスごとのイベントの最大数です。

クォンタム内に送信された単一イベント クラスのイベントの数がイベント スロットルの値を超えると、Notification Services がこのクォンタムのすべての処理を停止して、Windows アプリケーション ログにエラーを書き込みます。

既定のイベント スロットルの値は 1000 です。イベント スロットルをオフにする場合は 0 を指定します。

イベント スロットル値の指定

XML でアプリケーションを定義している場合は、アプリケーション定義ファイル (ADF) でイベント スロットルを指定します。プログラムでアプリケーションを定義している場合は、Notification Services 管理オブジェクト (NMO) を使用して、イベント スロットルを指定します。

定期的なサブスクリプションのスロットル

定期的なサブスクリプションのスロットルは、単一のルール実行が処理できる単一サブスクリプション クラスからの定期的なサブスクリプションの最大数です。アプリケーションでクォンタム シーケンスを使用する場合は、クォンタムのサブスクリプション クラスごとの定期的なサブスクリプションの最大数でもあります。詳細については、「イベント処理順序の指定」を参照してください。

処理対象となる定期的なサブスクリプションの数がサブスクリプション スロットルの値を超えると、Notification Services がクォンタムのすべての処理を停止して、Windows アプリケーション ログにエラーを書き込みます。

既定のサブスクリプション スロットルの値は 1000 です。

サブスクリプション スロットルをオフにする場合は 0 を指定します。

サブスクリプション スロットル値の指定

XML でアプリケーションを定義している場合は、アプリケーション定義ファイル (ADF) でサブスクリプション スロットルを指定します。プログラムでアプリケーションを定義している場合は、NMO を使用して、サブスクリプション スロットルを指定します。

通知スロットル

通知スロットルは、単一のルール実行が単一の通知クラスに対して生成できる通知の最大数です。アプリケーションでクォンタム シーケンスを使用する場合は、クォンタムの通知クラスごとの通知の最大数でもあります。詳細については、「イベント処理順序の指定」を参照してください。

生成された通知の数が通知スロットルの値を超えると、Notification Services が通知を生成したサブスクリプション ルールを破棄します。他のルール実行とクォンタム処理は続行されます。

既定の通知スロットルの値は 1000 です。

通知スロットルをオフにする場合は 0 を指定します。

通知スロットル値の指定

XML でアプリケーションを定義している場合は、アプリケーション定義ファイル (ADF) で通知スロットルを指定します。プログラムでアプリケーションを定義している場合は、NMO を使用して、通知スロットルを指定します。

参照

処理手順

イベント メッセージの使用

概念

ジェネレータ クォンタム期間の指定
イベント処理順序の指定
アプリケーションの実行設定の指定
サブスクリプション ルールの定義

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手