PRINT (Transact-SQL)

ユーザー定義メッセージをクライアントに返します。

構文

PRINT msg_str | @local_variable | string_expr

引数

msg_str

文字列または Unicode 文字列の定数です。詳細については、「定数 (Transact-SQL)」を参照してください。

@local_variable

任意の有効な文字型の変数を指定します。@local_variable は、char 型または varchar 型であるか、あるいはそれらのデータ型に暗黙的に変換できる必要があります。

string_expr

文字列を返す式を指定します。連結したリテラル値、関数、および変数を含むことができます。メッセージ文字列は 8,000 バイトまで指定できます。8,000 バイト以上は切り捨てられます。詳細については、「式 (Transact-SQL)」を参照してください。

解説

PRINT ステートメントが返したメッセージをアプリケーションで処理する方法の詳細については、「アプリケーションでのエラーとメッセージの処理」を参照してください。

RAISERROR を使用してメッセージを返すこともできます。RAISERROR には、PRINT にはない次のような利点があります。

  • RAISERROR は、エラー メッセージ文字列への引数の置き換えをサポートします。この置き換えでは、C 言語標準ライブラリの printf 関数をモデルにしたメカニズムを使用します。
  • RAISERROR では、テキスト メッセージに加えて、一意のエラー番号、重大度、および状態コードを指定できます。
  • RAISERROR は、sp_addmessage システム ストアド プロシージャを使用して作成したユーザー定義メッセージを返すために使用できます。

A. 条件付きで PRINT を実行する (IF EXISTS)

次の例では、PRINT ステートメントを使用して条件に応じてメッセージを返します。

IF @@OPTIONS & 512 <> 0
    PRINT N'This user has SET NOCOUNT turned ON.';
ELSE
    PRINT N'This user has SET NOCOUNT turned OFF.';
GO

B. 文字列を構築および表示する

次の例では、GETDATE 関数の結果を varchar 型に変換し、リテラル テキストと連結して PRINT で返します。

-- Build the message text by concatenating
-- strings and expressions using functionality
-- available in SQL Server 2000 and SQL Server 2005.
PRINT N'This message was printed on '
    + RTRIM(CAST(GETDATE() AS NVARCHAR(30)))
    + N'.';
GO
-- This example shows building the message text
-- in a variable and then passing it to PRINT.
-- This was required in SQL Server 7.0 or earlier.
DECLARE @PrintMessage NVARCHAR(50);
SET @PrintMessage = N'This message was printed on '
    + RTRIM(CAST(GETDATE() AS NVARCHAR(30)))
    + N'.';
PRINT @PrintMessage;
GO

参照

関連項目

データ型 (Transact-SQL)
DECLARE @local\_variable (Transact-SQL)
RAISERROR (Transact-SQL)

その他の技術情報

PRINT の使用
RAISERROR の使用

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手