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SQL Server エージェントの構成

SQL Server のインストール時に、SQL Server エージェントの一部の構成オプションを指定できます。SQL Server エージェントの構成オプションの完全なセットは、SQL Server Management Studio、SQL Server 管理オブジェクト (SMO)、または SQL Server エージェント ストアド プロシージャでのみ使用できます。

注意

ジョブ、操作、警告、および SQL Server エージェント サービスを管理するには、SQL Server Management Studio のオブジェクト エクスプローラーで [SQL Server エージェント] をクリックします。ただし、オブジェクト エクスプローラーに SQL Server エージェント ノードが表示されるのは、このノードの使用権限がある場合に限られます。

重要な注意事項重要

フェールオーバー クラスター インスタンスの SQL Server サービスまたは SQL Server エージェント サービスでは自動再起動を有効にしないでください。

SQL Server エージェントでは、ほとんどの構成情報が msdb データベース内のテーブルに保存されます。SQL Server エージェントは SQL Server 資格情報オブジェクトを使用して、プロキシの認証情報を保存します。

必須権限の設定

SQL Server エージェントの機能を実行するには、SQL Server の sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーであるアカウントの資格情報を使用するように構成する必要があります。このアカウントには、次の Windows 権限が必要です。

  • サービスとしてログオン (SeServiceLogonRight)

  • プロセス レベル トークンを置き換える (SeAssignPrimaryTokenPrivilege)

  • スキャン チェックを行わない (SeChangeNotifyPrivilege)

  • プロセスに対してメモリ クォータを調整する (SeIncreaseQuotaPrivilege)

SQL Server エージェント サービス アカウントに必要な Windows 権限の詳細については、「SQL Server エージェント サービスのアカウントの選択」、「SQL Server エージェントでサポートされるサービス アカウントの種類」、および「Windows サービス アカウントの設定」を参照してください。

それぞれの必須 Windows 権限が設定されていることを確認するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル][管理ツール][ローカル セキュリティ ポリシー] の順にクリックします。

  2. [ローカル ポリシー] フォルダーを展開し、[ユーザー権利の割り当て] フォルダーをクリックします。

  3. 各権限について次の手順を繰り返します。

    1. 権限 ([サービスとしてログオン] など) を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    2. プロパティ ダイアログ ボックス ([サービスとしてログオンのプロパティ] など) で、SQL Server エージェントを実行するアカウントが表示されていることを確認します。

    3. 表示されていない場合は、[グループまたはユーザーの追加] をクリックし、SQL Server エージェントを実行するアカウントを入力し、[OK] をクリックします。

通常、SQL Server エージェント用に選択されたアカウントは、その目的用に作成されたドメイン アカウントであり、アクセス権が厳しく管理されています。ドメイン アカウントを使用する必要はありませんが、ローカル コンピューターでアカウントを使用する場合、SQL Server エージェントには、他のコンピューター上のリソースにアクセスする権限が与えられません。データベース バックアップを作成し、別のコンピューター上の場所にそのファイルを保存する場合など、他のコンピューターに対する権限が SQL Server に必要となる場合があります。