NSScheduledSubscriptionDetails (Transact-SQL)
Microsoft SQL Server Notification Services アプリケーション内にある、サブスクリプション クラスのサブスクリプションに関する詳細情報を返します。このサブスクリプションは、指定期間内での評価が予定されているものです。このストアド プロシージャは、定期的なサブスクリプション ルールを持つサブスクリプション クラスにのみ適用されます。
構文
[ schema_name . ] NSScheduledSubscriptionDetails
[ @SubscriptionClassName = ] 'sub_class_name',
[ @StartTime = ] 'start_time',
[ @EndTime = ] 'end_time'
引数
[ @SubscriptionClassName =] 'sub_class_name'
サブスクリプション クラスの名前を指定します。sub_class_name のデータ型は nvarchar(255) で、既定値はありません。
[ @StartTime = ] 'start_time'
目的の期間の開始日時を UTC (協定世界時またはグリニッジ標準時) で指定します。start_time のデータ型は datetime で、既定値はありません。
[ @EndTime = ] 'end_time'
目的の期間の終了日時 (UTC) を指定します。end_time のデータ型は datetime で、既定値はありません。end_time には、start_time 後 24 時間以内の値を指定する必要があります。
結果セット
NSScheduledSubscriptionDetails の結果セットは、ScheduleTime の値で並べ替えられます。
| 列名 | データ型 | 説明 |
|---|---|---|
SubscriptionId |
bigint |
定期的なサブスクリプションの一意 ID。 |
SubscriberId |
nvarchar(255) |
サブスクリプションを所有するサブスクライバの一意 ID。 |
CreationDate |
datetime |
サブスクリプションが作成された日時 (UTC)。 |
UpdateDate |
datetime |
サブスクリプションが最後に更新された日時 (UTC)。 |
Enabled |
bit |
サブスクリプションが現在有効になっているか、無効になっているかを示す値。値が 1 の場合、このサブスクリプションは現在有効になっています。 |
ScheduleTime |
datetime |
サブスクリプションの処理が予定されている日時 (UTC)。 |
Subscription_Class_Field_Name |
アプリケーション定義 |
アプリケーション定義ファイル (ADF) に定義されている、サブスクリプション クラス フィールドの名前。サブスクリプション クラスで定義されているフィールド 1 つにつき、1 つの列が結果セットに作成されます。 |
解説
Notification Services でインスタンスを作成すると、アプリケーション データベース内に NSScheduledSubscriptionDetails ストアド プロシージャが作成されます。アプリケーションを更新すると、Notification Services ではストアド プロシージャが再コンパイルされます。
このストアド プロシージャは、アプリケーション定義ファイル (ADF) の要素 SchemaName で指定される、アプリケーション スキーマ内に格納されます。スキーマ名が指定されない場合、既定のスキーマ dbo が使用されます。
現在の UTC 時間を調べるには、SQL Server Management Studio で SELECT GETUTCDATE() を実行します。現在の UTC 時間は、SQL Server を実行しているコンピュータのオペレーティング システムで設定されているタイム ゾーンと現在のローカル時間から算出されます。
権限
実行権限は、既定では NSAnalysis データベース ロール、db_owner データベース ロール、および sysadmin 固定サーバー ロールのメンバに与えられています。
戻り値
なし
例
次の例では、Stock アプリケーションの PortfolioSubscriptions サブスクリプション クラスを対象に、定期的なサブスクリプションに関するレポートを生成します。このレポートには、UTC 時間で 2004 年 5 月 23 日に実行が予定されているサブスクリプションに関する情報が含まれます。
アプリケーションでは、既定の SchemaName 設定が使用されます。この設定では、すべてのアプリケーション オブジェクトが dbo スキーマに格納されます。
EXEC dbo.NSScheduledSubscriptionDetails
@SubscriptionClassName = N'PortfolioSubscriptions',
@StartTime = '2004-05-23 00:00:00',
@EndTime = '2004-05-23 23:59:59';
参照
関連項目
Notification Services ストアド プロシージャ (Transact-SQL)
その他の技術情報
Notification Services パフォーマンス レポート
SchemaName 要素 (ADF)