USER_ID (Transact-SQL)

データベース ユーザーの ID 番号を返します。

ms181466.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。 代わりに DATABASE_PRINCIPAL_ID を使用してください。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

USER_ID ( [ 'user' ] )

引数

  • 'user'
    使用するユーザー名を指定します。user のデータ型は nchar です。char 型の値を指定した場合は、暗黙的に nchar 型に変換されます。かっこは必ず使用します。

戻り値の型

int

解説

user を省略した場合は、現在のユーザーであると仮定されます。EXECUTE AS の後で USER_ID が呼び出された場合、USER_ID では借用したコンテキストの ID が返されます。

特定のデータベース ユーザーにマップされない Windows プリンシパルがグループのメンバシップでデータベースにアクセスした場合、USER_ID では 0 (public の ID) が返されます。このプリンシパルがスキーマを指定せずにオブジェクトを作成した場合、SQL Server では Windows プリンシパルにマップされた暗黙のユーザーとスキーマが作成されます。このときに作成されたユーザーを使用して、データベースに接続することはできません。暗黙のユーザーにマップされた Windows プリンシパルが USER_ID を呼び出すと、暗黙のユーザーの ID が返されます。

USER_ID は、選択リスト、WHERE 句、また、式を使える所ならどこにでも使用できます。詳細については、「式 (Transact-SQL)」を参照してください。

次の例では、AdventureWorks ユーザー Harold の ID 番号が返されます。

USE AdventureWorks;
SELECT USER_ID('Harold');
GO

参照

関連項目

USER_NAME (Transact-SQL)
sys.database_principals (Transact-SQL)
DATABASE_PRINCIPAL_ID (Transact-SQL)
セキュリティ関数 (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手