sp_help_operator (Transact-SQL)
サーバーに対して定義されたオペレータに関する情報をレポートします。
構文
sp_help_operator
{ [ @operator_name = ] 'operator_name'
| [ @operator_id = ] operator_id }
引数
- [ @operator_name= ] 'operator_name'
オペレータ名を指定します。operator_name のデータ型は sysname です。operator_name を指定しない場合は、すべてのオペレータに関する情報が返されます。
[ @operator_id= ] operator_id
要求する情報の対象となるオペレータの識別番号を指定します。operator_id のデータ型は int で、既定値は NULL です。.gif "ms188756.note(ja-jp,SQL.90).gif")
メモ :operator_id または operator_name のいずれかを指定する必要があります。両方を指定することはできません。
結果セット
| 列名 | データ型 | 説明 |
|---|---|---|
id |
int |
オペレータ識別番号。 |
name |
sysname |
オペレータ名。 |
enabled |
tinyint |
オペレータが通知を受け取ることが可能かどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
email_address |
nvarchar(100) |
オペレータの電子メール アドレス。 |
last_email_date |
int |
オペレータが前回、電子メールによる通知を受け取った日付。 |
last_email_time |
int |
オペレータが前回、電子メールによる通知を受け取った時刻。 |
pager_address |
nvarchar(100) |
オペレータのポケットベル アドレス。 |
last_pager_date |
int |
オペレータが前回、ポケットベルによる通知を受け取った日付。 |
last_pager_time |
int |
オペレータが前回、ポケットベルによる通知を受け取った時刻。 |
weekday_pager_start_time |
int |
平日にオペレータがポケットベルによる通知を受け取ることのできる開始時刻。 |
weekday_pager_end_time |
int |
平日にオペレータがポケットベルによる通知を受け取ることのできる最終時刻。 |
saturday_pager_start_time |
int |
土曜日にオペレータがポケットベルによる通知を受け取ることのできる開始時刻。 |
saturday_pager_end_time |
int |
土曜日にオペレータがポケットベルによる通知を受け取ることのできる最終時刻。 |
sunday_pager_start_time |
int |
日曜日にオペレータがポケットベルによる通知を受け取ることのできる開始時刻。 |
sunday_pager_end_time |
int |
日曜日にオペレータがポケットベルによる通知を受け取ることのできる最終時刻。 |
pager_days |
tinyint |
オペレータがポケットベルによる通知を受け取ることのできる曜日を示すビットマスク (1 = 日曜日、64 = 土曜日)。 |
netsend_address |
nvarchar(100) |
ネットワーク ポップアップ通知のオペレータ アドレス。 |
last_netsend_date |
int |
オペレータが前回、ネットワーク ポップアップによる通知を受け取った日付。 |
last_netsend_time |
int |
オペレータが前回、ネットワーク ポップアップによる通知を受け取った時刻。 |
category_name |
sysname |
このオペレータが所属するオペレータ カテゴリの名前。 |
解説
sp_help_operator は、msdb データベースから実行する必要があります。
権限
既定では、このストアド プロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバです。他のユーザーには、msdb データベースの次のいずれかの SQL Server エージェント固定データベース ロールが許可されている必要があります。
- SQLAgentUserRole
- SQLAgentReaderRole
- SQLAgentOperatorRole
これらのロールの権限の詳細については、「SQL Server エージェントの固定データベース ロール」を参照してください。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
例
次の例では、オペレータ François Ajenstat についての情報をレポートします。
USE msdb ;
GO
EXEC dbo.sp_help_operator
@operator_name = N'François Ajenstat' ;
GO
参照
関連項目
sp_add_operator (Transact-SQL)
sp_delete_operator (Transact-SQL)
sp_update_operator (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)