ログ シーケンス番号の概要

SQL Server トランザクション ログのすべてのレコードは、ログ シーケンス番号 (LSN) によって一意に識別されます。LSN の順序は、LSN2 が LSN1 より大きい場合、LSN2 によって参照されるログ レコードで示される変更が、ログ レコード LSN1 で示される変更の後に行われたようになっています。

重要なイベントが発生した時点のログ レコードの LSN を、正しい復元シーケンスの構築に役立てることができます。LSN は順序付けられているので、等号または不等号 (<>=<=>=) を使用して比較できます。このような比較は、復元シーケンスを構築するときに役立ちます。

注意

LSN は、データ型 numeric(25,0) の値です。算術演算 (加算や減算など) は、意味が無いので LSN では行わないでください。

LSN は、RESTORE シーケンス中に、データを復元する時点を追跡するために内部で使用されます。バックアップを復元するときに、データはバックアップが実行された時点に対応する LSN まで復元されます。差分バックアップとログ バックアップの場合、復元されるデータベースは LSN が大きい方、つまり、より後の時点に向かって進められます。

バックアップと復元で使用される LSN の表示

特定のバックアップと復元イベントが発生したログ レコードの LSN は、次の 1 つ以上の方法を使用して表示できます。

注意

LSN は、一部のメッセージ テキストにも表示されます。