特定の時点まで復元する方法 (SQL Server Management Studio)

Microsoft SQL Server データベース エンジンの適切なインスタンスに接続後、オブジェクト エクスプローラでサーバー名をクリックして、サーバー ツリーを展開します。

[データベース] を展開します。復元するデータベースに応じて、ユーザー データベースを選択するか、[システム データベース] を展開してシステム データベースを選択します。

データベースを右クリックして [タスク] をポイントし、[バックアップ] をクリックします。

データ バックアップを復元するか、トランザクション ログのみを復元するか (既に復元状態のデータベースの場合) によって、[データベース] または [トランザクション ログ] のいずれかをクリックします。

[全般] ページの [復元先データベース] ボックスには、復元するデータベースの名前が表示されます。新しいデータベースを作成するには、このボックスに名前を入力します。

特定の時点を指定するオプションは、データ バックアップを復元する場合とトランザクション ログ バックアップを復元する場合とでは、次のように異なります。

• [データベースの復元] : [復元先] セクションにある [復元する特定の時点] オプションを使用します。

• [トランザクション ログの復元] : [復元先] セクションにある [特定の時点] オプションを使用します。

既定の特定の時点は、[最新の候補] です。特定の日時を選択するには、参照ボタン ([...]) をクリックします。

[特定の時点に復元] ダイアログ ボックスで、[特定の日付と時刻] をクリックします。

1. [日付] ボックスで、日付を入力または選択します。

2. [時刻] ボックスで、時刻を入力または選択します。

復元するバックアップ セットの復元元ファイルと場所を指定するには、次のいずれかのオプションをクリックします。

• [復元元データベース]

  ボックスにデータベース名を入力します。

• [デバイスから]

  参照ボタン ([...]) をクリックします。[バックアップの指定] ダイアログ ボックスで、[バックアップ メディア] ボックスに表示されるデバイスの種類のうち 1 つを選択します。[バックアップの場所] ボックスの一覧にデバイスを追加するには、[追加] をクリックします。

  [バックアップの場所] ボックスに目的のデバイスを追加したら、[OK] をクリックして、[全般] ページに戻ります。

特定の時点を指定した後、その特定の時点に復元する必要のあるバックアップだけが [復元するバックアップ セットの選択] グリッドの [復元] 列で選択されています。これらの選択されたバックアップは、特定の時点への復元用として推奨される復元プランを示しています。特定の時点への復元操作には選択されているバックアップのみを使用するようにします。

[復元するバックアップ セットの選択] グリッドの列の詳細については、「[データベースの復元] ([全般] ページ)」を参照してください。

詳細設定オプションの表示または選択を行うには、[ページの選択] ペインの [オプション] をクリックします。

状況が適切であれば、[復元オプション] パネルでは、次の任意のオプションを選択できます。

• [既存のデータベースを上書きする]

• [レプリケーションの設定を保存する]

• [各バックアップを復元する前に確認する]

• [復元するデータベースへのアクセスを制限する]

これらのオプションの詳細については、「[データベースの復元] ([オプション] ページ)」を参照してください。

新しい場所にデータベースを復元する場合、必要に応じて、[次のデータベース ファイルに復元] グリッドの各ファイルに新しい復元先を指定できます。グリッドの詳細については、「[データベースの復元] ([オプション] ページ)」を参照してください。

[復旧状態] パネルの選択内容により、復元操作後のデータベースの状態が決まります。既定の動作は、次のとおりです。

• [コミットされていないトランザクションをロールバックして、データベースを使用可能な状態にする。別のトランザクション ログは復元できません。(RESTORE WITH RECOVERY)]

  注
  このオプションは、必要なすべてのバックアップをすべて復元する場合のみ選択します。

または、次のいずれかのオプションを選択できます。

• [データベースは操作不可状態のままで、コミットされていないトランザクションはロールバックしない。別のトランザクション ログは復元できます。(RESTORE WITH NORECOVERY)]

• [データベースを読み取り専用モードにする。コミットされていないトランザクションは元に戻されますが、復旧結果を元に戻せるように元に戻す操作をスタンバイ ファイルに保存します。(RECOVERY WITH STANDBY)]

オプションの詳細については、「[データベースの復元] ([オプション] ページ)」を参照してください。