データベース エンジン チューニング アドバイザの実行に必要な権限

データベース エンジン チューニング アドバイザのセキュリティは、ユーザーが指定するログイン資格情報により処理されます。このことは、グラフィカル ユーザー インターフェイスと dta コマンド ライン ユーティリティの両方に当てはまります。データベース エンジン チューニング アドバイザでは、Microsoft Windows 資格情報または Microsoft SQL Server ログイン資格情報のいずれかを使用できます。データベース エンジン チューニング アドバイザで使用される資格情報の種類は、インストール時に構成したサービス アカウントの種類によって異なります。インストール時のサービス アカウントの構成の詳細については、「Windows サービス アカウントの設定」を参照してください。

注意

データベース エンジン チューニング アドバイザは、チューニング処理の一環としてプラン表示要求を送信します。LoginName データ列が含まれているトレース テーブルまたはトレース ファイルをワークロードとして使用する場合、データベース エンジン チューニング アドバイザは、LoginName に指定されているユーザーの権限を借用します。トレースに含まれているステートメントの表示プランを実行および生成するために必要な権限がこのユーザーにない場合、そのステートメントのチューニングは行われません。これを解決するには、チューニングできなかったイベントから LoginName 列を削除します。詳細については、「ワークロードを作成する方法」の「LoginName データ列を含んでいるトレース ファイル ワークロードまたはトレース テーブル ワークロード」を参照してください。

データベース エンジン チューニング アドバイザの初期化

SQL Server をインストールしたら、固定サーバー ロール sysadmin のメンバであるユーザーが、他のユーザーが使用する前にデータベース エンジン チューニング アドバイザを起動する必要があります。sysadmin ユーザーがデータベース エンジン チューニング アドバイザを起動することで、データベース エンジン チューニング アドバイザが初期化され、他のユーザーも使用できるようになります。データベース エンジン チューニング アドバイザが初期化されると、固定データベース ロール db_owner のメンバであるユーザーがこれを使用して、各自が所有するデータベースのテーブルをチューニングできるようになります。データベース エンジン チューニング アドバイザの初期化の詳細については、「データベース エンジン チューニング アドバイザの初期化」を参照してください。