スクリプトによるパッケージの拡張

組み込みコンポーネントの Integration Services が要件を満たしていない場合は、独自の拡張機能をコーディングすることによって Integration Services の機能を拡張できます。 パッケージを拡張するには 2 つの方法があります。1 つ目は、スクリプト タスクおよびスクリプト コンポーネントによって提供される強力なラッパー内でコードを記述する方法です。2 つ目は、Integration Services オブジェクト モデルによって提供される基本クラスを基にカスタム Integration Services 拡張機能を最初から作成する方法です。

ここでは、より簡単な方法である、スクリプトを使用したパッケージの拡張について説明します。

スクリプト タスクおよびスクリプト コンポーネントを利用すると、Integration Services パッケージの制御フローとデータ フローを、コードをほとんど記述することなく拡張できます。 これらの両オブジェクトでは、Microsoft Visual Studio Tools for Applications (VSTA) 開発環境と Microsoft Visual Basic または Microsoft Visual C# のプログラミング言語を使用して、Microsoft .NET Framework クラス ライブラリやカスタム アセンブリで提供されるすべての機能を活用できます。 スクリプト タスクおよびスクリプト コンポーネントを使用すると、カスタム タスクやカスタム データ フロー コンポーネントの開発時に通常必要となるインフラストラクチャ コードを一切記述せずにカスタム機能を作成できます。

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