サーバーのスタートアップ オプションの構成 (SQL Server 構成マネージャー)

このトピックでは、SQL Server 2012 で SQL Server 構成マネージャーを使用して、データベース エンジンが起動するたびに使用するスタートアップ オプションを構成する方法について説明します。 スタートアップ オプションの一覧については、「データベース エンジン サービスのスタートアップ オプション」を参照してください。

作業を開始する準備

制限事項と制約事項

SQL Server 構成マネージャーは、スタートアップ パラメーターをレジストリに書き込みます。 これらのパラメーターは、次回データベース エンジンを起動したときに有効になります。

クラスターでは、SQL Server がオンラインの間にアクティブ サーバー上で変更を行う必要があり、その変更はデータベース エンジンを再起動すると有効になります。 他のノードでは、次回のフェールオーバー時にスタートアップ オプションのレジストリが更新されます。

セキュリティ

権限

サーバーのスタートアップ オプションの構成は、レジストリの関連エントリを変更できるユーザーのみが使用できます。 該当するユーザーは次のとおりです。

  • ローカル管理者グループのメンバー。

  • SQL Server によって使用されるドメイン アカウント (データベース エンジンがドメイン アカウントで実行されるように構成されている場合)。

[トップに戻る] リンクで使用される矢印アイコン[先頭に戻る]

SQL Server 構成マネージャーの使用

起動オプションを設定するには

  1. SQL Server 構成マネージャーで、[SQL Server のサービス] をクリックします。

  2. 右ペインで、[SQL Server (<instance_name>)] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  3. [起動時のパラメーター] タブの [起動時のパラメーターの指定] ボックスにパラメーターを入力し、[追加] をクリックします。

    たとえば、シングル ユーザー モード で起動するには、[起動時のパラメーターの指定] ボックスに「-m」と入力し、[追加] をクリックします。 (SQL Server をシングル ユーザー モードで再起動する場合は、SQL Server エージェントを停止してください。 そうしないと、SQL Server エージェントによって先に接続が行われ、2 番目のユーザーとして接続できなくなる場合があります。)

  4. [OK] をクリックします。

  5. データベース エンジンを再起動します。

    注記注意

    シングル ユーザー モードの使用後は、[起動時のパラメーター] ボックスで、[既存のパラメーター] ボックスの -m パラメーターを選択し、[削除] をクリックします。 データベース エンジンを再起動すると、SQL Server が通常のマルチユーザー モードに戻ります。

Windows 8 を使用して SQL Server 構成マネージャーにアクセスするには

SQL Server 構成マネージャーは Microsoft 管理コンソール プログラムのスナップインであり、スタンドアロン プログラムではありません。そのため、Windows 8 を実行している場合、SQL Server 構成マネージャーはアプリケーションとして表示されません。 SQL Server 構成マネージャーを開くには、検索チャームで、[アプリ] の下に「SQLServerManager11.msc」(SQL Server 2012 の場合) または「SQLServerManager10.msc」(SQL Server 2008 の場合) と入力し、Enter キーを押します。

関連項目

概念

シングル ユーザー モードでの SQL Server の起動

システム管理者がロックアウトされた場合の SQL Server への接続

SQL Server エージェント サービスの開始、停止、または一時停止