MSSQLSERVER_7995

詳細

製品名

SQL Server

製品バージョン

10.50

製品ビルド番号

 

イベント ID

7995

イベント ソース

MSSQLSERVER

コンポーネント

SQLEngine

シンボル名

DBCC2_SYSTEM_CATALOGS_CORRUPT

メッセージ テキスト

データベース 'DBNAME' : システム カタログの一貫性エラーにより、DBCC CHECKNAME 処理を続行できません。

説明

DBCC CHECKDB のプロセスは、次の 3 つのステージで構成されています。

  1. 割り当てチェック。これは、DBCC CHECKALLOC の実行に相当します。

  2. システム テーブルの一貫性チェック。これは、少数の不可欠なシステム ベース テーブルに対して DBCC CHECKTABLE を実行することに相当します。

  3. データベース全体の一貫性チェック。

ステージ 2 で MSSQLEngine_7995 が発行されました。このメッセージは、DBCC CHECKDB コマンドで修復できないエラーが検出されたか、REPAIR が指定されていないことを示しています。問題のシステム ベース テーブルにデータベース内のすべてのオブジェクトのメタデータが格納されているか、システム ベース テーブルが破損しているため、DBCC CHECKDB はステージ 3 に進むことができません。

ユーザーのアクション

ハードウェア障害の調査

ハードウェアの診断を実行し、問題があれば修正します。また、Microsoft Windows のシステム ログとアプリケーション ログ、および SQL Server のエラー ログを調査し、ハードウェア障害の結果としてエラーが発生しているかどうかを確認します。ハードウェア関連の問題がログに記載されている場合は、それを修正します。

データ破損の問題が解決しない場合は、ハードウェア コンポーネントを他のものと交換し、問題の原因を特定するようにしてください。システムで、ディスク コントローラーの書き込みキャッシュが有効になっていないことを確認します。書き込みキャッシュが問題であると思われる場合は、ハードウェアの製造元にお問い合わせください。

それでも問題が解決しない場合は、新しいハードウェア システムの導入をご検討ください。導入の際には、ディスク ドライブの再フォーマットとオペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。

バックアップから復元する

問題がハードウェアに関するものではなく、また既知のクリーン バックアップがある場合は、そのバックアップを使用してデータベースを復元します。

DBCC CHECKDB の実行

クリーン バックアップがない場合には、REPAIR 句を付けずに DBCC CHECKDB を実行して破損の程度を調べます。DBCC CHECKDB によって使用が推奨される REPAIR 句が表示されたら、適切な REPAIR 句を付けて DBCC CHECKDB を実行し、破損を修復します。

注記注意

REPAIR 句を付けて DBCC CHECKDB を実行した場合にデータにどのような影響があるか確信がない場合は、ステートメントを実行する前に購入元にお問い合わせください。

いずれかの REPAIR 句を付けて DBCC CHECKDB を実行しても問題が解決しない場合は、購入元にお問い合わせください。

REPAIR オプションの実行結果

エラーの一覧を調べて、REPAIR によって個々のエラーに対して何が行われるかを確認してください。