社内での Wi-Fi センサーの管理

Wi-Fi センサーを使うと、Wi-Fi に自動的に接続されるようになり、すばやくオンラインにつながる場所が多くなります。 It can connect you to open Wi-Fi hotspots it knows about through crowdsourcing, or to Wi-Fi networks your contacts have shared with you by using Wi-Fi Sense. クラウドソーシングを通じて収集された既知のオープン Wi-Fi ホットスポットに接続したり、連絡先から Wi-Fi センサーを使って共有された Wi-Fi ネットワークに接続したりできます。

Wi-Fi センサーの初期設定は、PC で初めて Windows 10 をセットアップしたときに選んだオプションによって決まります。

  

Wi-Fi センサーは、一部の国または地域では利用できません。

 

Wi-Fi センサーのしくみ

Wi-Fi センサーによって、従業員は次のような利用可能な Wi-Fi ネットワークに接続できます。

  • オープン Wi-Fi ネットワーク。 Wi-Fi センサーでは、クラウドソーシングを使って、他の Windows ユーザーが接続しているネットワークを検出します。 通常、これらは外出時に検出されることのある (パスワードを必要としない) オープン Wi-Fi ホットスポットです。

  • 共有された Wi-Fi ネットワーク。 Wi-Fi センサーは、従業員が Facebook の友だち、Outlook.com の連絡先、または Skype の連絡先と共有している Wi-Fi ネットワークを使用します。 共有は自動的には行われません。従業員がネットワークを共有するには、ネットワークに接続し、ネットワーク パスワードを入力して、[ネットワークを連絡先と共有する] チェック ボックスをオンにする必要があります。

重要  

Wi-Fi センサーにより、従業員は、実際のネットワークのパスワードを通知することなく、ネットワークへのアクセスを連絡先と共有できます。 連絡先が別の連絡先とネットワークを共有する場合は、各自でパスワードを指定し、ネットワークを共有するオプションをクリックして、直接ネットワークを共有する必要があります。

従業員は、IEEE 802.1 X のプロトコルを使用している会社のネットワークを、連絡先と共有することはできません。

 

社内で Wi-Fi センサーを管理する方法

企業環境では、ほとんどの場合、優先する展開方法で従業員の PC に Windows 10 を展開し、その設定をグローバルに管理します。 この点を考慮して、従業員が Wi-Fi センサーを使用する方法を管理するためのオプションがいくつかあります。

重要  

Wi-Fi センサーを無効にすると、関連するすべての機能 (オープン ホットスポットへの自動接続、連絡先と共有しているネットワークへの自動接続、連絡先とのネットワーク共有など) が無効になります。

 

グループ ポリシーの使用 (Windows 10、バージョン 1511 以上で利用可能)

グループ ポリシーと、グループ ポリシー エディターを使用して、Wi-Fi センサーの設定を管理できます。

Mt489033.wedge(ja-jp,VS.85).gifグループ ポリシーを使用して、Wi-Fi センサーを設定するには

  1. グループ ポリシー エディターを開き、[コンピューターの構成\管理用テンプレート\ネットワーク\WLAN サービス\WLAN 設定\推奨されるオープン ホットスポット、連絡先によって共有されたネットワーク、有料サービスを提供するホットスポットに Windows が自動的に接続することを許可する] の設定を開きます。

    グループ ポリシー エディターの Wi-Fi センサーの設定

  2. 会社の環境に応じて、Wi-Fi センサーをオン (有効) またはオフ (無効) にします。

レジストリ エディターの使用

レジストリ キーと、レジストリ エディターを使用して、Wi-Fi センサーの設定を管理できます。

Mt489033.wedge(ja-jp,VS.85).gifレジストリ エディターを使用して、Wi-Fi センサーを設定するには

  1. レジストリ エディターを開き、[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WcmSvc\wifinetworkmanager\config\] に移動します。

  2. AutoConnectAllowedOEM という名前の新しい DWORD (32 ビット) 値を作成し、[値のデータ]0 (ゼロ) と入力します。

    この値を 0 に設定すると、Wi-Fi センサーと Wi-Fi センサーのすべての機能が無効になります。 Wi-Fi センサーを無効にしても、Wi-Fi センサーの設定は引き続き Wi-Fi 設定画面に表示されますが、従業員が制御することはできず、Wi-Fi センサーのすべての機能が無効になります。 詳しくは、「企業で Windows 10 の Wi-Fi センサーを構成する方法に関するページ」をご覧ください。

    新しい DWORD 値が表示されたレジストリ エディター

Windows プロビジョニングの設定の使用

Windows プロビジョニングの設定の [WiFiSenseAllowed] を変更することで、Wi-Fi センサーの設定を管理できます。

Mt489033.wedge(ja-jp,VS.85).gifWiFiSenseAllowed を使用して Wi-Fi センサーを設定するには

  • Windows プロビジョニングの設定の [WiFiSenseAllowed]0 に変更します。

    この値を 0 に設定すると、Wi-Fi センサーと Wi-Fi センサーのすべての機能が無効になります。 Wi-Fi センサーを無効にしても、Wi-Fi センサーの設定は引き続き Wi-Fi 設定画面に表示されますが、従業員が制御することはできず、Wi-Fi センサーのすべての機能が無効になります。 詳しくは、Windows プロビジョニングの設定に関するリファレンス トピックの「WiFiSenseAllowed に関するページ」をご覧ください。

Windows の無人セットアップの設定の使用

無人セットアップを使っている企業では、Windows の無人セットアップの設定の WiFiSenseAllowed を変更することで、Wi-Fi センサーの使用を管理することができます。

Mt489033.wedge(ja-jp,VS.85).gifWiFiSenseAllowed を使用して Wi-Fi センサーを設定するには

  • Windows の無人セットアップの設定の [WiFiSenseAllowed]0 に変更します。

    この値を 0 に設定すると、Wi-Fi センサーと Wi-Fi センサーのすべての機能が無効になります。 Wi-Fi センサーを無効にしても、Wi-Fi センサーの設定は引き続き Wi-Fi 設定画面に表示されますが、従業員が制御することはできず、Wi-Fi センサーのすべての機能が無効になります。 詳しくは、Windows の無人セットアップに関するリファレンス トピックの「WiFiSenseAllowed に関するページ」をご覧ください。

従業員が各自の Wi-Fi センサーの設定を変更する方法

管理者が従業員による Wi-Fi センサーの使用を無効にしていない場合、各従業員は [設定]、[ネットワークとインターネット]、[Wi-Fi]、[Wi-Fi 設定を管理する] の順に選択し、[Wi-Fi センサー] で、次のいずれかまたは両方の設定を変更することによって、Wi-Fi センサーをローカルに有効にすることができます。

  • • [推奨されたオープン ホットスポットに接続する]

  • • [連絡先によって共有されたネットワークに接続する]

    ローカルの Wi-Fi センサーの設定

重要な考慮事項

従業員がパスワードで保護された Wi-Fi ネットワークを連絡先と共有すること許可し、連絡先がインターネットにアクセスできるようにするかどうかは、管理者が任意に決定できます。 ただし、ネットワークの共有を許可する場合は、次の重要な事項を考慮する必要があります。

ネットワークに関する考慮事項

  • Wi-Fi センサーは、インターネット アクセスが与えられた連絡先が、パスワードで保護されたネットワークを通じて、イントラネット サイトおよび他のデバイスまたはネットワーク共有上のファイルへ到達することをブロックするようになっています。

  • ネットワーク情報は、Windows 10 を実行している PC や Windows 10 Mobile を実行している電話で Wi-Fi センサーを使っている連絡先とのみ共有できます。 Wi-Fi センサーは、その他のオペレーティング システムでは機能しません。

セキュリティに関する考慮事項

  • 従業員は、Wi-Fi センサーを使用するには Microsoft アカウントを使って接続する必要があります。

  • 従業員は個々の連絡先を選んで共有することはできません。 代わりに、Skype の連絡先のように連絡先のグループを選ぶ必要があります。 この場合は、従業員の Skype の連絡先に登録されている全員が共有したネットワークにアクセスできます。

  • Wi-Fi センサーは、連絡先が Wi-Fi ネットワーク パスワードを見ることができないようになっています。 アクセスの共有を選択したネットワークの場合、パスワードは暗号化された接続を介して送信され、Microsoft のサーバーの暗号化されたファイルに格納されます。Wi-Fi センサーを使用するときには、HTTPS 接続経由で連絡先の PC や電話にパスワードが送信されます。

  • アクセスは、従業員の連絡先とのみ共有されます。 Wi-Fi センサーは、連絡先の連絡先とは、ネットワークを共有しません。 連絡先が別の連絡先とネットワークを共有する場合は、各自でパスワードを指定し、ネットワークを共有するオプションをクリックして、直接ネットワークを共有する必要があります。

共有に関する考慮事項

  • 従業員は、IEEE 802.1 X のプロトコルを使用している会社のネットワークを、連絡先と共有することはできません。

  • 従業員は共有する Wi-Fi ネットワークを選ぶことができます。 従業員がパスワードで保護された Wi-Fi ネットワークに初めて接続するときに、ネットワークを共有するオプションが表示され、情報を提供する連絡先を選ぶことができます。

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