Windows 10 における Windows Defender

Windows 10 の Windows Defender は、デスクトップ、ポータブル コンピューター、サーバーを対象にセキュリティとマルウェア対策の管理機能を提供する、組み込みのマルウェア対策ソリューションです。

このトピックでは、Windows Defender について、システム要件や新機能の一覧を含めた概要を説明します。

サーバー プラットフォームでの Windows Defender の実行に関するさらに重要な情報について詳しくは、「Windows Server Technical Preview 向けの Windows Defender の概要」をご覧ください。

次のツールを使うと、Windows Defender の設定や定義を構成して効果的に活用できます。

  • 設定用の Microsoft Active Directory グループ ポリシー
  • 定義の構成には Windows Server Update Services (WSUS)

Windows Defender では、クラウド ベースの保護を有効にした場合に最も強力な保護が提供されます。クラウド ベースの保護を有効にする方法については、「Windows 10 での Windows Defender の構成」をご覧ください。

  System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1、System Center 2012 Configuration Manager SP2、Microsoft Intune では、Windows Defender の次のような機能を一元的に管理できます。

  • 設定の管理
  • 定義の更新の管理
  • アラートとアラートの管理
  • レポートとレポートの管理

クライアントで Endpoint Protection を有効にすると、インボックスの Windows Defender エージェントを管理するための追加の管理レイヤーが Windows Defender にインストールされます。クライアント ユーザー インターフェイスは引き続き Windows Defender として表示されますが、Endpoint Protection の管理レイヤーは、完全な製品がインストールされている場合のように [プログラムの追加と削除] コントロール パネルに表示されます。

 

最小システム要件

Windows Defender のハードウェア要件は Windows 10 と同じです。詳しくは、次のトピックをご覧ください。

新機能と変更された機能

  • クラウド ベースの保護による、望ましくないアプリケーションと新たな脅威の検出の強化。Microsoft Active Protection Service を使って、企業内の望ましくないアプリケーションや持続的標的型攻撃に対する保護を強化します。

  • Windows 10 との統合。Windows 10 エンドポイントのすべての Windows Defender は、そのエンドポイントが管理されていても、Windows Defender のユーザー インターフェイスを表示します。

  • オペレーティング システム、エンタープライズ レベルの管理、Bring Your Own Device (BYOD) の統合。Windows 10 には、Windows 10 を実行しているデバイスを対象としたモバイル デバイス管理 (MDM) インターフェイスが導入されています。管理者は、Intune などの MDM 対応製品を使って Windows 10 デバイス上の Windows Defender を管理できます。

Windows 10 の Windows Defender の新機能について詳しくは、Microsoft Active Protection Service Web サイトにある Windows 10 での Windows Defender とシステムの統合に関するページをご覧ください。

このセクションの内容

トピック 説明

Windows 10 での Windows Defender の更新と管理

IT 担当者は、Microsoft Active Directory または Windows Server Update Services (WSUS) を使用して、組織内の Windows 10 エンドポイントの Windows Defender を管理し、エンドポイントに更新プログラムを適用できます。

Windows 10 での Windows Defender の構成

IT 担当者は、Microsoft Active Directory と Windows Server Update Services (WSUS) を使用して、Windows 10 の Windows Defender の定義の更新およびクラウド ベースの保護を構成できます。

Windows 10 での Windows Defender のトラブルシューティング

IT 担当者は Windows Defender for Windows 10 のイベント ID の情報を参照して、実行できる関連の操作があるかどうか確認することをお勧めします。