削除中の構成失敗

概要: 構成エラー時に SharePoint Server を削除する方法について説明します。

[プログラムのアンインストールまたは変更] で [アンインストール] をクリックすると、セットアップ ウィザードが起動し、製品のアンインストールが開始されます。 エラーが発生した場合、アンインストール プロセスは完了せず、セットアップ ログ ファイルにエラーが記録されます。

注:

セットアップ ログ ファイルは、セットアップを実行しているユーザー アカウントの一時ディレクトリ (%USERTEMP% または %WINDIR%\Users\user account\AppData\Local\Temp) に格納され、"SharePoint Server Setup ( YYYYMMDDHMMSSrandomnumber).log" という名前が付けられます。 ここで、YYYYMMDD は 日付であり、 HHMMSS は時刻 (24 時間時計形式の時間) です。 分、秒、ミリ秒) と乱数を使用して、セットアップ プログラムを同時に実行する可能性のある試行を区別します。

ログ ファイルでエラー メッセージを確認できます。 エラーが発生した理由を理解したら、問題に対処し、アンインストール プロセスを停止し、問題に対処してから、もう一度 アンインストール を実行するか、アンインストール プロセスを続行するかを選択できます。

エラーが発生したときにセットアップを終了した場合、バイナリ ファイルは削除されません。 ただし、正常に完了したタスクは元に戻されません。 この方法の場合は、修復 モードで構成ウィザードを実行することにより、サーバーを機能している状態に復旧できます。

アンインストール処理を続行すると、バイナリ ファイルは削除されます。 その結果コンピューターがどのような状態になっているかは、構成ウィザードがいつ失敗したかによって異なります。 たとえば、以下の状態が考えられます。

  • サーバー ファームに参加している状態。

  • 構成データベースに登録されていて、ローカル コンピューターの接続文字列が存在する可能性がある状態。

  • 実行中のサービスが含まれている状態。

バイナリ ファイルが削除された場合、構成ウィザードを使用して、ローカル コンピューターまたは構成データベースの構成設定をクリーンアップすることはできません。