マイクロソフト セキュリティ情報 MS14-032 - 重要

Microsoft Lync Server の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2969258)

公開日:2014 年 6 月 11 日

バージョン: 1.0

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された Microsoft Lync Server に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性により、ユーザーが特別に細工された URL をクリックして Lync 会議に参加しようとすると、情報漏えいが起こる可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Microsoft Lync Server 2010 および Microsoft Lync Server 2013 について、深刻度「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェアと影響を受けないソフトウェア」セクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Lync Server がコンテンツを処理およびサニタイズする方法を修正することによってこの脆弱性を解決します。この脆弱性の詳細については、このセキュリティ情報の後半にある「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策: ほとんどのお客様は自動更新を有効にしていて、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、サポート技術情報 294871 を参照してください。

管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスで更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

サポート技術情報

  • サポート技術情報:2969258
  • ファイルに関する情報:あり
  • SHA1/SHA2 ハッシュ:あり
  • 既知の問題:なし

 

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア 

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Microsoft Lync Server

Microsoft Lync Server 2010 [1]
(Web コンポーネント サーバー)
(2963286)

情報漏えい

重要

なし

Microsoft Lync Server 2013 [1]
(Web コンポーネント サーバー)
(2963288)

情報漏えい

重要

MS13-041 の 2827754

[1] このセキュリティ更新プログラムを適用すると、Lync Server 用の累積的な更新プログラムもインストールされます。詳細については、関連するサポート技術情報を参照してください。

 

影響を受けないソフトウェア

オペレーティング システム

Microsoft Communicator 2005

Microsoft Communicator 2005 Web Access

Microsoft Communicator 2007

Microsoft Communicator 2007 Web Access

Microsoft Communications Server 2007

Microsoft Communications Server 2007 Speech Server

Microsoft Communications Server 2007 R2

Microsoft Communicator 2007 R2

Microsoft Communicator 2007 R2 Attendant

Microsoft Communicator 2007 R2 Group Chat Admin

Microsoft Communicator 2007 R2 Group Chat Client

Microsoft Live Meeting 2007 Console

Microsoft Communicator for Mac 2011

Microsoft Communicator Mobile

Microsoft Communicator Phone Edition

Microsoft Lync 2010 (32 ビット)

Microsoft Lync 2010 (64 ビット)

Microsoft Lync 2010 Attendee (管理レベル インストール)

Microsoft Lync 2010 Attendee (ユーザー レベル インストール)

Microsoft Lync 2010 Attendant (32 ビット)

Microsoft Lync 2010 Attendant (64 ビット)

Microsoft Lync 2010 グループ チャット

Microsoft Lync Server 2010 グループ チャット Software Development Kit

Microsoft Lync for Mac 2011

Microsoft Lync 2013 (32 ビット)

Microsoft Lync Basic 2013 (32 ビット)

Microsoft Lync 2013 (64 ビット)

Microsoft Lync Basic 2013 (64 ビット)

MS14-036 と MS14-032 はどちらも Microsoft Lync の脆弱性を解決します。これら 2 件のセキュリティ情報の更新プログラムには、関連性がありますか? 
いいえ。MS14-036 と MS14-032 に含まれているセキュリティ更新プログラムに関連性はありません。お客様はシステムにインストールされているソフトウェアに対し、両方のセキュリティ情報に挙げられている更新プログラムを適用する必要があります。

このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。どうすればよいですか? 
このセキュリティ情報の一覧の影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。

以前のソフトウェアに関するカスタム サポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、6 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

Lync Server コンテンツのサニタイズの脆弱性 - CVE-2014-1823

総合的な深刻度

Microsoft Lync Server

Microsoft Lync Server 2010
(Web コンポーネント サーバー)
(2963286)

重要 
情報漏えい

重要

Microsoft Lync Server 2013
(Web コンポーネント サーバー)
(2963288)

重要 
情報漏えい

重要

Lync Server が特別な細工がされたコンテンツを適切にサニタイズできない場合に、情報漏えいの脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ユーザーのブラウザーでスクリプトを実行して、Web セッションから情報を取得できる可能性があります。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2014-1823 を参照してください。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。 

よく寄せられる質問

この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか? 
これは情報漏えいの脆弱性です。

何が原因で起こりますか? 
この脆弱性は、Lync Server が特別に細工されたコンテンツを正しくサニタイズしないことが原因で起こります。

攻撃者は、この脆弱性を悪用して何を行う可能性がありますか? 
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ユーザーのブラウザーでスクリプトを実行して、Web セッションから情報を取得できる可能性があります。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? 
この脆弱性を悪用するには、有効な Lync 会議 ID を持つ Lync 会議の特別に細工された URL をユーザーにクリックさせることが攻撃者にとっての必要条件となります。

主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか? 
影響を受けるエディションの Microsoft Lync Server がインストールされているシステムとそれに接続された Lync クライアントが、この脆弱性による危険にさらされます。

この更新プログラムは何を修正しますか? 
この更新プログラムは、Microsoft Lync Server がコンテンツを処理およびサニタイズする方法を修正することによってこの脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていたのですか? 
いいえ。マイクロソフトは信頼のおける情報元からこの脆弱性に関する情報を受けました。

このセキュリティ情報のリリース時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか? 
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

管理者がセキュリティ更新プログラムを展開するときに役立つリソースがいくつかあります。 

  • Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) を使用して、管理者はローカル システムとリモート システムの不足しているセキュリティ更新プログラムと一般的な誤ったセキュリティ構成をスキャンできます。 
  • Windows Server Update Services (WSUS)、Systems Management Server (SMS)、および System Center Configuration Manager は、管理者がセキュリティ更新プログラムを配布するときに役に立ちます。 
  • Application Compatibility Toolkit に含まれている Update Compatibility Evaluator コンポーネントは、インストールされているアプリケーションに対する Windows の更新プログラムのテストおよび確認を効率化する手助けをします。 

利用可能なこれらのツールおよび他のツールの詳細については、「セキュリティ ツール」を参照してください。 

Microsoft Lync Server 2010 および Microsoft Lync Server 2013

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名

Microsoft Lync Server 2010 (2963286):
WebComponents.msp


Microsoft Lync Server 2013 (2963288):
WebComponents.msp

インストール スイッチ

サポート技術情報 912203 を参照してください。

再起動の必要性

このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。インストーラーが必要なサービスを停止し、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止しない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。

削除に関する情報

[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用します。

ファイルに関する情報

Microsoft Lync Server 2010:
サポート技術情報 2963286 を参照してください。


Microsoft Lync Server 2013:
サポート技術情報 2963288 を参照してください。

レジストリ キーの確認

Microsoft Lync Server 2010:
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Real-Time Communications\{2A65AB9C-57AD-4EC6-BD4E-BD61A7C583B3}
Version = 4.0.7577.231


Microsoft Lync Server 2013:
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Real-Time Communications\{2A65AB9C-57AD-4EC6-BD4E-BD61A7C583B3}
Version = 5.0.8308.603

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2014/06/11):このセキュリティ情報ページを公開しました。
Page generated 2014-06-06 16:39Z-07:00.
表示: