マイクロソフト セキュリティ情報 MS14-065 - 緊急

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3003057)

公開日:2014 年 11 月 11 日 | 最終更新日:2014 年 12 月 10 日

バージョン: 2.0

このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された 17 件の Internet Explorer に存在する脆弱性を解決します。これらの中で最も深刻な脆弱性が悪用された場合、ユーザーが特別に細工された Web ページを Internet Explorer を使用して表示すると、リモートでコードが実行される可能性があります。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者により現在のユーザーと同じ権限が取得される可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

このセキュリティ更新プログラムは、影響を受ける Windows クライアント上の Internet Explorer 6 (IE 6)、Internet Explorer 7 (IE 7)、Internet Explorer 8 (IE 8)、Internet Explorer 9 (IE 9)、Internet Explorer 10 (IE 10)、および Internet Explorer 11 (IE 11) について深刻度「緊急」、影響を受ける Windows サーバー上の Internet Explorer 6 (IE 6)、Internet Explorer 7 (IE 7)、Internet Explorer 8 (IE 8)、Internet Explorer 9 (IE 9)、Internet Explorer 10 (IE 10)、および Internet Explorer 11 (IE 11) について深刻度「警告」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更する、Internet Explorer に追加の許可検証を追加する、および、影響を受けるバージョンの Internet Explorer が ASLR セキュリティ機能を適切に実装できるようにすることでこの脆弱性を解決します。これらの脆弱性の詳細については、特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3003057 を参照してください。

 

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア 

オペレーティング システム

コンポーネント

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Internet Explorer 6

Windows Server 2003 Service Pack 2

Internet Explorer 6 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 6 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems

Internet Explorer 6 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Internet Explorer 7

Windows Server 2003 Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems

Internet Explorer 7 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Vista Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Internet Explorer 8

Windows Server 2003 Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Vista Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 8 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Internet Explorer 9

Windows Vista Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Internet Explorer 9 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 9 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 9 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Internet Explorer 10

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Internet Explorer 10 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 10 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 10 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows 8 for 32-bit Systems

Internet Explorer 10 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows 8 for x64-based Systems

Internet Explorer 10 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2012

Internet Explorer 10 
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows RT

Internet Explorer 10[1] 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Internet Explorer 11

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Internet Explorer 11  
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 11  
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 11  
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows 8.1 for 32-bit Systems

Internet Explorer 11  
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows 8.1 for x64-based Systems

Internet Explorer 11  
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

Windows Server 2012 R2

Internet Explorer 11  
(3003057)

リモートでコードが実行される

警告

MS14-056 の 2987107

Windows RT 8.1

Internet Explorer 11[1] 
(3003057)

リモートでコードが実行される

緊急

MS14-056 の 2987107

[1]この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ利用可能です。

Windows Technical Preview および Windows Server Technical Preview は影響を受けます。これらのオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update で利用可能なこの更新プログラムをご使用のコンピューターに適用することをお勧めします。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、11 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。

表の説明:「緊急」、「重要」、および「警告」という値が明記されている場合、それらは深刻度の評価を示します。詳細については、セキュリティ情報の深刻度評価システムを参照してください。値が明記されている場合、次のキーで示される省略形は、最も大きな影響があることを示しています。

省略形

最も深刻な影響

RCE

リモートでコードが実行される

EoP

特権の昇格

ID

情報漏えい

SFB

セキュリティ機能のバイパス

 

深刻度の評価および影響

CVE 番号

脆弱性のタイトル

Internet Explorer 6

Internet Explorer 7

Internet Explorer 8

Internet Explorer 9

Internet Explorer 10

Internet Explorer 11

CVE-2014-4143

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

CVE-2014-6323

Internet Explorer クリップボードの情報漏えいの脆弱性

対象外

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

CVE-2014-6337

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

CVE-2014-6339

Internet Explorer ASLR のバイパスの脆弱性

対象外

対象外

Windows クライアント:
重要 / SFB

Windows サーバー:
低 / SFB

Windows クライアント:
重要 / SFB

Windows サーバー:
低 / SFB

対象外

対象外

CVE-2014-6340

Internet Explorer クロス ドメインの情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

CVE-2014-6341

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

CVE-2014-6342

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

対象外

対象外

CVE-2014-6343

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

CVE-2014-6344

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

対象外

対象外

CVE-2014-6345

Internet Explorer クロス ドメインの情報漏えいの脆弱性

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

対象外

CVE 番号

脆弱性のタイトル

Internet Explorer 6

Internet Explorer 7

Internet Explorer 8

Internet Explorer 9

Internet Explorer 10

Internet Explorer 11

CVE-2014-6346

Internet Explorer クロス ドメインの情報漏えいの脆弱性

対象外

対象外

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

Windows クライアント:
重要 / ID

Windows サーバー:
低 / ID

CVE-2014-6347

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

CVE-2014-6348

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

対象外

対象外

CVE-2014-6349

Internet Explorer 特権の昇格の脆弱性

対象外

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
重要 / EoP

Windows サーバー:
低 / EoP

Windows クライアント:
重要 / EoP

Windows サーバー:
低 / EoP

CVE-2014-6350

Internet Explorer 特権の昇格の脆弱性

対象外

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
重要 / EoP

Windows サーバー:
低 / EoP

Windows クライアント:
重要 / EoP

Windows サーバー:
低 / EoP

CVE-2014-6351

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

CVE-2014-6353

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

Windows クライアント:
緊急 / RCE

Windows サーバー:
警告 / RCE

対象外

 

Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトに不適切にアクセスする場合に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。これらの脆弱性では、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行するような方法で、メモリを破損する可能性があります。この更新プログラムは、Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を排除します。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストで標準のエントリへのリンクを次の表に示します。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-4143

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-6337

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-6341

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-6342

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-6343

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-6344

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-6347

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-6348

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-6351

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2014-6353

なし

なし

 

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の緩和策を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか? 
この脆弱性が悪用された場合、攻撃者により現在のユーザーと同じ権限が取得される可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている時に、攻撃者によりこれらの脆弱性が悪用された場合、影響を受けるコンピューターが完全に制御される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? 
攻撃者は Internet Explorer を介してこれらの脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトをホストし、その Web サイトを表示するようにユーザーを誘導する可能性があります。また、攻撃者は侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れる、またはホストする Web サイトを利用する可能性があります。これらの Web サイトには、これらの脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれている場合があります。しかし、すべての場合において、強制的にユーザーに攻撃者が制御するコンテンツを表示させることはできません。その代わり、ユーザーに操作を行わせることが攻撃者にとっての必要条件となります。一般的には、ユーザーに電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージのリンクをクリックさせ、攻撃者の Web サイトへユーザーを誘導します。または、電子メールで送信した添付ファイルを開かせようとします。

主にどのようなコンピューターがこれらの脆弱性による危険にさらされますか? 
ワークステーションまたはターミナル サーバーなど、Internet Explorer を頻繁に使用するコンピューターが、最もこれらの脆弱性による危険にさらされます。

Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 上で Internet Explorer を使用していますが、これにより、これらの脆弱性の影響は緩和されますか? 
はい。既定で、Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 上の Internet Explorer は、「セキュリティ強化の構成」と呼ばれる制限されたモードで実行されます。セキュリティ強化の構成は、Internet Explorer で事前に設定され、ユーザーまたは管理者が特別に細工された Web コンテンツをサーバーにダウンロードし、実行する危険性を低減します。これは、Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加していない Web サイトに対する「緩和する要素」に該当します。

EMET はこれらの脆弱性を悪用しようとする攻撃の緩和に役立ちますか? 
はい。Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) により、セキュリティの緩和技術を管理すれば、攻撃者は特定のソフトウェアの脆弱性を悪用することが困難になります。EMET は、Internet Explorer と動作するように EMET のインストールと設定がされているシステム上の Internet Explorer におけるこれらの脆弱性を緩和できます。

EMET の詳細については、Enhanced Mitigation Experience Toolkit を参照してください。

Internet Explorer が特定の条件下で許可を適切に検証せず、スクリプトを昇格された特権で実行できるようにする可能性があるときに特権の昇格の脆弱性が存在します。この更新プログラムでは、Internet Explorer に対して新たな許可の検証を追加することで、脆弱性に対処します。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストで標準のエントリへのリンクを次の表に示します。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Internet Explorer 特権の昇格の脆弱性

CVE-2014-6349

なし

なし

Internet Explorer 特権の昇格の脆弱性

CVE-2014-6350

なし

なし

 

問題を緩和する要素

次の緩和する要素が役立つ場合があります。

  • こうした脆弱性はそれ自体、任意のコードを自動的に実行することはできません。これらの脆弱性を悪用するには、リモート コードが実行される可能性がある別の脆弱性と組み合わせる必要があります。たとえば、攻撃者が別の脆弱性を悪用して Internet Explorer を通じて任意のコードを実行する可能性がありますが、Internet Explorer によってプロセスが起動されるコンテキストにより、コードは低い整合性レベル (非常に限られたアクセス許可) での実行に制限される場合があります。しかし、攻撃者がこれらの脆弱性のいずれかを悪用して、任意のコードを整合性レベル「中」(現在のユーザーのアクセス許可) で実行する可能性があります。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

これらの脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか? 
これらの脆弱性を悪用することに成功した攻撃者は、Internet Explorer の影響を受けるバージョンで特権を昇格することができます。

こうした脆弱性はそれ自体、任意のコードを自動的に実行することはできません。ただし、これらの脆弱性は、任意のコードを実行するときに昇格された特権を利用する可能性がある他の脆弱性 (リモートでコードが実行される脆弱性など) と組み合わせて悪用される可能性があります。

たとえば、攻撃者が別の脆弱性を悪用して Internet Explorer を通じて任意のコードを実行する可能性がありますが、Internet Explorer によってプロセスが起動されるコンテキストにより、コードは低い整合性レベル (非常に限られたアクセス許可) での実行に制限される場合があります。しかし、攻撃者がこれらの脆弱性を悪用して、任意のコードを整合性レベル「中」(現在のユーザーのアクセス許可) で実行する可能性があります。

どのように攻撃者はこれらの脆弱性を悪用する可能性がありますか? 
Web ベースの攻撃のシナリオで、攻撃者はこれらの脆弱性の悪用を意図した Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、これらの脆弱性を悪用する可能性のある特別な細工のされたコンテンツが含まれる場合もあります。しかし、すべての場合において、強制的にユーザーに攻撃者が制御するコンテンツを表示させることはできません。その代わり、攻撃者はユーザーにアクションを起こさせる必要があります。たとえば、攻撃者はユーザーを騙してリンクをクリックさせ、攻撃者のサイトへ誘導する可能性があります。

主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか? 
ワークステーションまたはターミナル サーバーなど、Internet Explorer を頻繁に使用するコンピューターが、最もこれらの脆弱性による危険にさらされます。

攻撃者が別のドメインまたは Internet Explorer のゾーンへのアクセス許可を取得する可能性があるクロスドメイン ポリシーを Internet Explorer が適切に適用しないときに情報漏えいの脆弱性が存在します。この更新プログラムは、Internet Explorer でクロスドメイン ポリシーが適切に適用されるようにすることでこれらの脆弱性を解決します。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストで標準のエントリへのリンクを次の表に示します。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Internet Explorer クロス ドメインの情報漏えいの脆弱性

CVE-2014-6340

なし

なし

Internet Explorer クロス ドメインの情報漏えいの脆弱性

CVE-2014-6345

なし

なし

Internet Explorer クロス ドメインの情報漏えいの脆弱性

CVE-2014-6346

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。 

よく寄せられる質問

攻撃者は、この脆弱性を悪用して何を行う可能性がありますか?  
攻撃者がこれらの脆弱性を悪用した場合、Internet Explorer のセキュリティ ゾーンまたは別のドメインからコンテンツを閲覧する可能性があります。

攻撃者はこれらの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?  
Web ベースの攻撃のシナリオで、攻撃者はこの脆弱性の悪用を意図した Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れたりホストしたりする Web サイトに、特別に細工したコンテンツが含まれていて、この脆弱性が悪用される可能性があります。しかし、すべての場合において、強制的にユーザーに攻撃者が制御するコンテンツを表示させることはできません。その代わり、攻撃者はユーザーにアクションを起こさせる必要があります。たとえば、攻撃者はユーザーを騙してリンクをクリックさせ、攻撃者のサイトへ誘導する可能性があります。

主にどのようなコンピューターがこれらの脆弱性による危険にさらされますか?  
ワークステーションまたはターミナル サーバーなど、Internet Explorer を頻繁に使用するコンピューターが、最もこれらの脆弱性による危険にさらされます。

Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 上で Internet Explorer を使用していますが、これにより、これらの脆弱性の影響は緩和されますか? 
はい。既定で、Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 上の Internet Explorer は、「セキュリティ強化の構成」と呼ばれる制限されたモードで実行されます。セキュリティ強化の構成は、Internet Explorer で事前に設定され、ユーザーまたは管理者が特別に細工された Web コンテンツをサーバーにダウンロードし、実行する危険性を低減します。これは、Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加していない Web サイトに対する「緩和する要素」に該当します。

Web サイトにアクセスしたユーザーのクリップボードへのアクセスを Internet Explorer が正しく制限しない場合に情報漏えいの脆弱性が存在します。この脆弱性により、悪意のあるサイトにアクセスさせて Windows のクリップボードにデータを格納させます。攻撃者はユーザーを悪意のあるサイトに訪問させて、ユーザーのクリップボードから情報を収集できる可能性があります。この更新プログラムは、ユーザーのクリップボードに格納されている情報を悪意のあるサイトから防ぐことによりこの脆弱性を解決します。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストで標準のエントリへのリンクを次の表に示します。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Internet Explorer クリップボードの情報漏えいの脆弱性

CVE-2014-6323

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

攻撃者は、この脆弱性を悪用して何を行う可能性がありますか?  
これらの脆弱性を悪用することに成功した攻撃者は、攻撃者のサイトにアクセスしたユーザーのクリップボードから情報を収集する可能性があります。

攻撃者はこれらの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?  
Web ベースの攻撃のシナリオで、攻撃者はこれらの脆弱性の悪用を意図した Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、これらの脆弱性を悪用する可能性のある特別な細工のされたコンテンツが含まれる場合もあります。しかし、すべての場合において、強制的にユーザーに攻撃者が制御するコンテンツを表示させることはできません。その代わり、攻撃者はユーザーにアクションを起こさせる必要があります。たとえば、攻撃者はユーザーを騙してリンクをクリックさせ、攻撃者のサイトへ誘導する可能性があります。

主にどのようなコンピューターがこれらの脆弱性による危険にさらされますか?  
ワークステーションまたはターミナル サーバーなど、Internet Explorer を頻繁に使用するコンピューターが、最もこれらの脆弱性による危険にさらされます。

Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 上で Internet Explorer を使用していますが、これにより、これらの脆弱性の影響は緩和されますか? 
はい。既定で、Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 上の Internet Explorer は、「セキュリティ強化の構成」と呼ばれる制限されたモードで実行されます。セキュリティ強化の構成は、Internet Explorer で事前に設定され、ユーザーまたは管理者が特別に細工された Web コンテンツをサーバーにダウンロードし、実行する危険性を低減します。これは、Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加していない Web サイトに対する「緩和する要素」に該当します。

Internet Explorer が Address Space Layout Randomization (ASLR) セキュリティ機能を使用していない場合にセキュリティ機能のバイパスの脆弱性が存在します。攻撃者が、特定のコール スタック内の特定のインストラクションのメモリ オフセットを、かなりの確率で予想できるようになります。この更新プログラムは、影響を受けるバージョンの Internet Explorer が ASLR セキュリティ機能を適切に実装できるようにすることでこの脆弱性を解決します。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストで標準のエントリへのリンクを次の表に示します。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Internet Explorer ASLR のバイパスの脆弱性

CVE-2014-6339

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

攻撃者は、この脆弱性を悪用して何を行う可能性がありますか?  
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、広い範囲の脆弱性からユーザーを保護する ASLR セキュリティ機能がバイパスされる可能性があります。セキュリティ機能のバイパス自体では、任意のコードが実行されることはありません。しかし、攻撃者はこの ASLR バイパスの脆弱性を、リモートでコードが実行される脆弱性など別の脆弱性と組み合わせて使用し、ASLR バイパスを利用することで、任意のコードを実行する可能性があります。

攻撃者はこれらの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?  
攻撃者はこのセキュリティ機能バイパスの脆弱性を別の脆弱性 (通常はリモートでコードが実行される脆弱性) と組み合わせて、新たな脆弱性を引き起こす可能性があります。この新たな脆弱性では、セキュリティ機能のバイパスが悪用されます。たとえば、リモートでコードが実行される脆弱性は ASLR によってブロックされますが、ASLR のバイパスに成功すると、この脆弱性が悪用される可能性があります。

主にどのようなコンピューターがこれらの脆弱性による危険にさらされますか?  
Web 閲覧のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、ユーザーがログオンし、影響を受けるバージョンの Internet Explorer を実行することが必要条件となります。このため、ワークステーションまたはターミナル サーバーなど、Web ブラウザーを頻繁に使用するコンピューターが、最もこの脆弱性の危険にさらされる可能性があります。管理者がユーザーにサーバー上での閲覧および電子メールの読み取りを許可している場合、影響を受ける可能性が増加します。しかし、最善策では、これを許可しないことを強く推奨しています。

セキュリティ更新プログラムの展開については、概説のこちらに記載しているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトは、責任ある脆弱性の情報開示により、顧客の保護に協力してくださったセキュリティ コミュニティの方々の努力を評価します。詳細については、謝辞を参照してください。

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2014/11/12):このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V2.0 (2014/12/10):マイクロソフトは、セキュリティ更新プログラム 3003057 の問題を解決するために、CVE-2014-6353 に包括的に対処する MS14-065 を再リリースしました。Windows 7 または Windows Server 2008 R2 上で Internet Explorer 8 を実行しているか、Internet Explorer 10 を実行しているお客様は、新しく提供された更新プログラムをインストールするか、12 月の Internet Explorer の累積的な更新プログラム (3008923) をインストールする必要があります。詳細については、サポート技術情報 3003057 を参照してください。
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