マイクロソフトセキュリティ情報 MS14-076 - 重要

インターネット インフォメーション サービス (IIS) の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (2982998)

公開日: 2014 年 11 月 12 日 | 最終更新日: 2014 年 12 月 22 日

バージョン: 1.1

このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された、「IP およびドメイン制限」セキュリティ機能のバイパスにつながる Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) の脆弱性を解決します。この脆弱性により、制限またはブロックされているドメインのクライアントが制限されている Web リソースにアクセスする可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、サポートされているすべてのエディションの Microsoft Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 RTM について、深刻度「重要」と評価されています。詳細情報は、「影響を受けるソフトウェア」セクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、特定の IP およびドメイン制限設定が存在する場合の IIS がリクエストを処理する方法を変更することで、この脆弱性を解決します。この脆弱性の詳細については、特定の脆弱性の関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

詳細情報については、マイクロソフト サポート技術情報 2982998を参照してください。 

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

コンポーネント

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems

Microsoft インターネット インフォメーション サービス 8.0
(2982998)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8 for x64-based Systems

Microsoft インターネット インフォメーション サービス 8.0
(2982998)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8.1 for 32-bit Systems

Microsoft インターネット インフォメーション サービス 8.5
(2982998)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems

Microsoft インターネット インフォメーション サービス 8.5
(2982998)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012

Microsoft インターネット インフォメーション サービス 8.0
(2982998)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 R2

Microsoft インターネット インフォメーション サービス 8.5
(2982998)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Server Core インストール オプション

Windows Server 2012 (Server Core インストール)

Microsoft インターネット インフォメーション サービス 8.0
(2982998)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)

Microsoft インターネット インフォメーション サービス 8.5
(2982998)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

 

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、11 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

IIS セキュリティ機能バイパスの脆弱性 - CVE-2014-4078

総合的な深刻度

Windows 8 for 32-bit Systems 上の IIS 8.0

重要 
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8 for x64-based Systems 上の IIS 8.0

重要 
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8.1 for 32-bit Systems 上の IIS 8.5

重要 
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8.1 for x64-based Systems 上の IIS 8.5

重要 
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 for x64-based Systems 上の IIS 8.0

重要 
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 上の IIS 8.0 (Server Core インストール)

重要 
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 R2 for x64-based Systems 上の IIS 8.5

重要 
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 R2 上の IIS 8.5 (Server Core インストール)

重要 
セキュリティ機能のバイパス

重要

 

受信 Web リクエストが「IP およびドメイン制限」フィルタリング リストと正しく比較されない場合に、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) に、セキュリティ機能バイパスの脆弱性が存在します。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開により、この脆弱性に関する情報を受けました。このセキュリティ情報公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性がお客様攻撃に使用されていたことを示す情報は受け取っていません。この更新プログラムは、「IP およびドメイン制限」コンポーネントによって管理されている許可/拒否リストと受信する Web リクエストの方法を修正することで、この脆弱性を解決します。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱の緩和策を確認していません。

回避策

次の回避策がお客様の状況で役に立つ場合があります。

FAQ

「IP およびドメイン制限」とは何ですか? 
これは、IIS の「IP セキュリティ」サブ コンポーネントで提供されている機能で、Web リソースへのアクセスを管理する許可/拒否リストの作成ができます。詳細については、IP Security (英語情報) の記事を参照してください。

更新プログラム 2982998 について必須要件はありますか?
はい。お客様は、セキュリティ更新プログラムが提供される必須要件として Windows クライアント上の IIS の「IP セキュリティ」サブ コンポーネント、および/または、Windows サーバー上の「IP およびドメイン制限」機能を有効にしなくてはなりません。

攻撃者は、この脆弱性を悪用して何を行う可能性がありますか?  
IIS 管理者がワイルドカード ドメイン制限のルールを作成した場合、拒否されたドメインからの攻撃者が、IIS 管理者が制限されていたと思われる Web サイトにアクセスする可能性があります。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?  
この脆弱性を悪用するためには、攻撃者が、リモート IIS サーバー、および関連ネットワークの接続形態に関する深い知識を持っていることが必須です。また、攻撃者が脆弱性を引き起こすようにフォーマットされたドメイン名を提供するためには、リバース DNS 情報の制御、あるいは IIS サーバーの権限を持つ DNS を汚染できる必要があります。

主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?  
「IP アドレス、およびドメイン制限」を使用する IIS の Windows システム、および「ドメイン名制限を有効にする」機能を有効にしている Windows システムが主に危険にさらされます。

セキュリティ更新プログラムの展開に関する情報は、概要のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。 

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。詳細については、謝辞を参照してください。 

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2014/11/12): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2014/12/22): Windows 2012 Server Core インストール、および Windows 2012 R2 Server Core インストールを影響を受けるソフトウェアに含めるためにセキュリティ情報を更新しました。

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