マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-005 - 緊急

リモートでのコード実行に対処する Windows カーネルモード ドライバー用のセキュリティ更新プログラム (3124584)

公開日: 2016 年 1 月 13 日 | 最終更新日: 2016 年 1 月 14 日

バージョン: 1.1

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Windows の脆弱性を解決します。これらの中で比較的深刻な脆弱性では、ユーザーが悪意のある Web サイトにアクセスすると、リモートでコードが実行される可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされるエディションの Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 について、深刻度が「緊急」と評価されており、すべてのサポートされるエディションの Windows 8、Windows Server 2012、Windows RT、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows RT 8.1、Windows 10、および Windows 10 Version 1511 について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」セクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Windows がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を修正することにより、これらの脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3124584 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、1 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

オペレーティング システム

Win32k のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-0009

Windows GDI32.dll ASLR バイパスの脆弱性 - CVE-2016-0008

置き換えられる更新プログラム*

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Vista Service Pack 2
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows 8 for x64-based Systems
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2012 R2
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[1]
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows RT 8.1[1]
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows 10

Windows 10 for 32-bit Systems [2][3]
(3124266)

対象外

重要 
情報漏えい

3116869

Windows 10 for x64-based Systems [2][3]
(3124266)

対象外

重要 
情報漏えい

3116869

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [2][3]
(3124263)

対象外

重要 
情報漏えい

3116900

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [2][3]
(3124263)

対象外

重要 
情報漏えい

3116900

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3124000)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS15-073 の 3070102

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3124001)

対象外

重要 
情報漏えい

MS15-072 の 3069392

[1] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

[2]Windows 10 の更新プログラムは累積的です。セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、今月のセキュリティ リリースと共に出荷されたすべての Windows 10 に影響を与える脆弱性のセキュリティ修正プログラムも含まれます。この更新プログラムは、Windows Update カタログを介して入手可能です。

[3] Citrix 社の XenDesktop がインストールされている Windows 10 または Windows 10 Version 1511 を実行しているお客様へは、この更新プログラムは提供されません。Citrix 社の XenDesktop ソフトウェアの問題により、この更新プログラムをインストールしたユーザーは、ログオンすることができなくなります。保護状態を保つため、マイクロソフトは、互換性のないソフトウェアをアンインストールし、この更新プログラムをインストールすることをお勧めします。この XenDesktop ソフトウェアの問題に関する詳細情報およびヘルプは、Citrix 社へお問い合わせください。

このセキュリティ情報で説明されているサードパーティ製品は、マイクロソフトとは関連性のない企業によって製作されたものです。マイクロソフトは、明示または黙示に関わらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についていかなる責任も負わないものとします。

注: Windows Server Technical Preview 3 および Windows Server Technical Preview 4 が影響を受けます。これらのオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update から入手できる更新プログラムを適用することをお勧めします。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Windows GDI32.dll ASLR バイパスの脆弱性 - CVE-2016-0008

Windows Graphics Device Interface (GDI) がメモリ内のオブジェクトを処理する方法に、セキュリティ機能のバイパスの脆弱性が存在します。この脆弱性により、攻撃者は、Address Space Layout Randomization (ASLR) のバイパスに至る可能性がある情報を取得する可能性があります。

この脆弱性を悪用するために、Web ベースの攻撃シナリオでは、攻撃者は Internet Explorer を介してこの脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトをホストし、その Web サイトを表示するようにユーザーを誘導する可能性があります。これには、ユーザー提供のコンテンツまたはバナー広告を受け入れる、またはホストする影響を受けた Web サイトが含まれる可能性があります。このような Web サイトには、この脆弱性を悪用するように設計された特別に細工されたコンテンツが含まれる可能性があります。しかし、すべての場合、攻撃者がこのような Web サイトにユーザーを強制的に訪問させる方法はないと考えられます。その代わり、通常、ユーザーに電子メールまたはインスタント メッセンジャー リクエスト内のリンクをクリックさせて、ユーザーにそのような行動をとらせることが攻撃者にとっての必要条件となります。

電子メールの攻撃のシナリオで、攻撃者は Outlook ユーザーに特別な細工がされた電子メールを送信することにより、または特別な細工がされた Office 文書を添付ファイルとしてユーザーに送信し、そのファイルを開かせるまたはメッセージを読み取らせることにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。

また、ネットワーク共有に悪意のあるファイルをホストし、ユーザーにエクスプローラーでそのフォルダーにアクセスさせることにより、この脆弱性を悪用する可能性もあります。このセキュリティ更新プログラムは、Windows Graphics Device Interface (GDI) がメモリ アドレスを処理する方法を修正し、それによって ASLR セキュリティ機能の整合性を保護できるようにすることで、この脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。このセキュリティ情報が最初に公開された時点では、マイクロソフトはこの脆弱性を悪用しようとする攻撃を確認していません。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

Win32k のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-0009

Windows がメモリ内のオブジェクトを処理する方法にリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。この脆弱性で、攻撃者により、標的となるコンピューターで任意のコードが実行される可能性があります。

この脆弱性を悪用するには、まずこの脆弱性を悪用する悪意のある Web サイトにアクセスするようにユーザーを誘導し、ログオンしているユーザーの特権を使用して任意のコードを実行することが、攻撃者にとっての必要条件となります。このセキュリティ更新プログラムは、Windows がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

この脆弱性は一般で公表されていました。この脆弱性には Common Vulnerability and Exposure の番号 CVE-2016-0009 が割り当てられています。このセキュリティ情報が最初に公開された時点では、マイクロソフトはこの脆弱性を悪用しようとする攻撃を確認していません。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

 

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/01/13): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2016/01/14): 影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度の表に記載の Windows 10 に関して、深刻度および影響の程度を訂正しました。これは情報のみの変更です。既に正常に更新プログラムをインストールされたお客様は、特別な措置を講じる必要はありません。

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