マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-006 - 緊急

リモートでのコード実行に対処する Silverlight 用のセキュリティ更新プログラム (3126036)

公開日: 2016 年 1 月 13 日 | 最終更新日: 2016 年 1 月 15 日

バージョン: 1.1

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Silverlight の脆弱性を解決します。この脆弱性により、特別な細工がされた Silverlight アプリケーションが含まれる侵害された Web サイトをユーザーが訪問した場合、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者は、侵害された Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。その代わり、通常、ユーザーを攻撃者の Web サイトに接続させる電子メールまたはインスタント メッセージ内のリンクをクリックさせることにより、ユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させることが攻撃者にとっての必要条件となります。

このセキュリティ更新プログラムは、Mac およびすべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows 上にインストールされている Microsoft Silverlight 5 および Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime について、深刻度が「緊急」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

この更新プログラムは、Microsoft Silverlight でデコーダーの結果を検証する方法を修正することにより、これらの脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3126036 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、1 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

オペレーティング システム

Silverlight ランタイムのリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-0034

置き換えられる更新プログラム

ソフトウェア

Mac にインストールされている Microsoft Silverlight 5
(3126036)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-129 の 3106614

Mac にインストールされている Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime
(3126036)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-129 の 3106614

すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows クライアントにインストールされている Microsoft Silverlight 5
(3126036)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-129 の 3106614

すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows クライアントにインストールされている Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime
(3126036)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-129 の 3106614

すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows サーバーにインストールされている Microsoft Silverlight 5
(3126036)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-129 の 3106614

すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows サーバーにインストールされている Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime
(3126036)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-129 の 3106614

どの Web ブラウザーが Microsoft Silverlight のアプリケーションをサポートしていますか?
Microsoft Silverlight アプリケーションを実行するために、Microsoft Internet Explorer を含む多くの Web ブラウザーに Microsoft Silverlight をインストールし、関連のプラグインを有効にする必要があります。Microsoft Silverlight の詳細については、Microsoft Silverlight の公式サイトを参照してください。プラグインを無効にしたり削除したりする方法の詳細については、ご利用のブラウザーのドキュメントをご確認ください。

どのバージョンの Microsoft Silverlight 5 がこれらの脆弱性の影響を受けますか?
Microsoft Silverlight ビルド 5.1.41212.0 (このセキュリティ情報が最初に公開された時点で最新の Microsoft Silverlight のビルド) ではこれらの脆弱性は解決されており、これらの脆弱性の影響を受けません。ビルド 5.1.41212.0 より前の Microsoft Silverlight は影響を受けます。

自分のシステムに現在インストールされている Microsoft Silverlight のバージョンおよびビルドを確認する方法を教えてください。
Microsoft Silverlight が既にコンピューターにインストールされている場合、Get Microsoft Silverlight (英語情報) ページをご覧ください。こちらの Web ページで現在コンピューターにインストールされている Microsoft Silverlight のバージョンとビルドが表示されます。または、Microsoft Internet Explorer の現在のバージョンの [アドオンの管理] 機能を使用して、自分のシステムに現在インストールされているバージョンおよびビルド情報を確認できます。

また、"%ProgramFiles%\Microsoft Silverlight" ディレクトリ (x86 Microsoft Windows コンピューター上) または "%ProgramFiles(x86)%\Microsoft Silverlight" ディレクトリ (x64 Microsoft Windows コンピューター上) にある sllauncher.exe のバージョン番号を手動でチェックすることもできます。

さらに、Microsoft Windows で、現在インストールされている Microsoft Silverlight のバージョンのバージョンおよびビルド情報は [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Silverlight]:Version (x86 Microsoft Windows コンピューター上) または [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Silverlight]:Version (x64 Microsoft Windows コンピューター上) でレジストリで確認できます。

Apple Mac OS で、現在インストールされているバージョンの Microsoft Silverlight のバージョンおよびビルド情報は次の手順により確認できます。

  1. [Finder]を開きます。
  2. システム ドライブを選択し、Internet Plug-ins – Libraryフォルダーに移動します。
  3. Silverlight.Plugin(マウスにボタンが 1 つしかない場合、ファイルをクリックしている間に Ctrlキーを押します) のファイルを右クリックして、コンテンツ メニューを表示し、[パッケージの内容を表示する]をクリックします。
  4. コンテンツ フォルダー内の [info.plist]ファイルを検索し、エディターを使用して表示します。それには、次のようなエントリが含まれ、バージョン番号が表示されます。

    SilverlightVersion
    5.1.41212.0

Microsoft Silverlight 5 向けのこのセキュリティ更新プログラムがインストールされているバージョンは 5.1.41212.0 です。ご利用の Microsoft Silverlight 5 のバージョン番号がこのバージョン番号より高ければ、システムが脆弱性の影響を受けることはありません。

Microsoft Silverlight のバージョンのアップグレード方法を教えてください。
Microsoft Silverlight の自動更新機能は、最新のバージョンの Microsoft Silverlight、Microsoft Silverlight の機能およびセキュリティ機能が含まれるように、Microsoft Silverlight のインストールを最新の状態に保ちます。Microsoft Silverlight の自動更新機能の詳細については、Microsoft Silverlight 更新プログラムを参照してください。Microsoft Silverlight の自動更新機能を無効にしている Windows ユーザーは、Microsoft Update で最新のバージョンの Microsoft Silverlight を入手するか、「影響を受けるソフトウェア」セクションの「影響を受けるソフトウェア」テーブルのダウンロードのリンク先を利用して最新のバージョンのMicrosoft Silverlight を手動でダウンロードしてください。企業環境での Microsoft Silverlight の展開の詳細については、Silverlight Enterprise Deployment Guide (英語情報) を参照してください。

この更新プログラムは使用しているバージョンの Silverlight をアップグレードしますか?
3126036 更新プログラムは、以前のバージョンの Silverlight を Silverlight Version 5.1.41212.0 にアップグレードします。マイクロソフトはこのセキュリティ情報に記載されている脆弱性を保護するため、アップグレードを推奨しています。

Silverlight 製品のライフサイクルに関する詳細情報はどこで入手できますか?
Silverlight のライフサイクル情報については、「Microsoft Silverlight サポート ライフサイクル ポリシーのお知らせ (英語情報)」を参照してください。

Silverlight ランタイムのリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-0034

Microsoft Silverlight が、負のオフセットを返す可能性がある悪意のあるデコーダーを使用して文字列をデコードする場合に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。これにより Silverlight では、攻撃者により提供されたコンテンツで、安全でないオブジェクト ヘッダーが置き換えられます。Web 閲覧のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在ログオンしているユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

攻撃者は、この脆弱性を悪用するために、特別に細工された Silverlight アプリケーションを含む Web サイトをホストし、侵害された Web サイトにアクセスするようユーザーを誘導する可能性があります。また、攻撃者は、ユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れるかホストする Web サイトを含む、特別に細工されたコンテンツが含まれる Web サイトを利用する可能性もあります。たとえば、攻撃者は、バナー広告など、影響を受けるシステムに Web コンテンツを配信する方法を使用して、特別に細工した Web コンテンツを表示する可能性があります。ただし、いずれの場合も、攻撃者が強制的にユーザーを侵害された Web サイトにアクセスさせることはできません。その代わり、通常、ユーザーに電子メールまたはインスタント メッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを Web サイトにアクセスさせることが攻撃者にとっての必要条件となります。この更新プログラムは、Microsoft Silverlight でデコーダーの結果を検証する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。このセキュリティ情報が最初に公開された時点で、マイクロソフトはこの脆弱性を悪用しようとする限定的な攻撃を示す可能性のある報告を受けました。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/01/13): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2016/01/15): CVE-2016-0034 の悪用状況を訂正しました。このセキュリティ情報が最初に公開された時点で、マイクロソフトはこの脆弱性を悪用しようとする限定的な攻撃を示す可能性のある報告を受けました。これは情報のみの変更です。既に正常に更新プログラムをインストールされたお客様は、特別な措置を講じる必要はありません。

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