マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-010 - 重要

なりすましに対処する Microsoft Exchange Server 用のセキュリティ更新プログラム (3124557)

公開日:2016 年 1 月 13 日

バージョン: 1.0

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Exchange Server に存在する脆弱性を解決します。この中で最も深刻な脆弱性では、Outlook Web Access (OWA) が Web 要求を適切に処理せず、ユーザー入力と電子メール コンテンツをサニタイズしない場合に、なりすましが行われる可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Microsoft Exchange Server 2013 および Microsoft Exchange Server 2016 について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Exchange OWA が Web 要求を検証する方法を修正し、OWA でユーザー入力と電子メール コンテンツを適切にサニタイズできるようにすることで、これらの脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3124557 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

ソフトウェア

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム*

Microsoft サーバー ソフトウェア

Microsoft Exchange Server 2013 Service Pack 1
(3124557)

なりすまし

重要

MS15-103 の 3087126

Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 10
(3124557)

なりすまし

重要

なし

Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 11
(3124557)

なりすまし

重要

なし

Microsoft Exchange Server 2016
(3124557)

なりすまし

重要

なし

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、1 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

Exchange のなりすましの脆弱性 - CVE-2016-0029

Exchange のなりすましの脆弱性 - CVE-2016-0030

Exchange のなりすましの脆弱性 - CVE-2016-0031

Exchange のなりすましの脆弱性 - CVE-2016-0032

総合的な深刻度

Microsoft サーバー ソフトウェア

Microsoft Exchange Server 2013 Service Pack 1
(3124557)

対象外

重要 
なりすまし

対象外

重要 
なりすまし

重要

Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 10
(3124557)

対象外

重要 
なりすまし

対象外

重要 
なりすまし

重要

Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 11
(3124557)

対象外

対象外

対象外

重要 
なりすまし

重要

Microsoft Exchange Server 2016
(3124557)

重要 
なりすまし

重要 
なりすまし

重要 
なりすまし

重要 
なりすまし

重要

 

複数の Exchange のなりすましの脆弱性

Outlook Web Access (OWA) が Web 要求を正しく処理しない場合に、Microsoft Exchange Server になりすましの脆弱性が複数存在します。攻撃者がこれらの脆弱性を悪用した場合、スクリプトまたはコンテンツのインジェクション攻撃を実行し、ユーザーをだまして機密情報を漏えいさせる可能性があります。また、攻撃者は、なりすましたコンテンツを表示したり、Web サービスの他の脆弱性を利用した攻撃に連結させたりする可能性がある、悪意のある Web サイトにユーザーを誘導する可能性もあります。

攻撃者は、これらの脆弱性を悪用することを目的として、悪意のあるリンクが含まれる特別に細工した電子メールをユーザーに送信する可能性があります。また、攻撃者は、チャット クライアントを使用して、ソーシャル エンジニアリングの手法でユーザーに悪意のあるリンクをクリックさせる可能性もあります。ただし、いずれの例でも、ユーザーが悪意のあるリンクをクリックすることが必要条件となります。このセキュリティ更新プログラムは、OWA が Web 要求を検証する方法を修正することにより、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Exchange のなりすましの脆弱性

CVE-2016-0029

なし

なし

Exchange のなりすましの脆弱性

CVE-2016-0030

なし

なし

Exchange のなりすましの脆弱性

CVE-2016-0031

なし

なし

Exchange のなりすましの脆弱性

CVE-2016-0032

なし

なし


問題を緩和する要素

お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。

  • 悪意のあるリンクを生成するには、攻撃者が、認証された Microsoft Exchange ユーザーになる必要があり、電子メール メッセージを送信できる必要があります。
  • 悪意のあるリンクが電子メールで送信される可能性がありますが、この脆弱性が悪用されるには、ユーザーにそのリンクを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

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  • V1.0 (2016/01/13):このセキュリティ情報ページを公開しました。

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