マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-028 - 緊急

リモートでのコード実行に対処する Microsoft Windows PDF ライブラリ用のセキュリティ更新プログラム (3143081)

公開日: 2016 年 3 月 9 日 | 最終更新日: 2016 年 3 月 25 日

バージョン: 1.1

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Windows の脆弱性を解決します。これらの脆弱性で、特別に細工された .pdf ファイルをユーザーが開いた場合にリモートでコードが実行される可能性があります。

攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードが実行される可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、および Windows 10 について、深刻度が「緊急」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

この更新プログラムは Windows が .pdf ファイルを解析する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3143081 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、3 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

オペレーティング システム

Windows のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-0117

Windows のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-0118

置き換えられる更新プログラム*

Windows 8.1

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3137513)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS16-012 の 3123294

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3137513)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS16-012 の 3123294

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3137513)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS16-012 の 3123294

Windows Server 2012 R2
(3137513)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS16-012 の 3123294

Windows RT 8.1

Windows RT 8.1[1]
(3137513)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS16-012 の 3123294

Windows 10

Windows 10 for 32-bit Systems [2]
(3140745)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

3135174

Windows 10 for x64-based Systems [2]
(3140745)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

3135174

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [2]
(3140768)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

3140743

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [2]
(3140768)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

3140743

Server Core インストール オプション

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3137513)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

MS16-012 の 3123294

[1]この更新プログラムは、Windows Update を介して利用可能です。

[2]Windows 10 の更新プログラムは累積的です。セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、今月のセキュリティ リリースと共に出荷されたすべての Windows 10 に影響を与える脆弱性のセキュリティ修正プログラムも含まれます。この更新プログラムは、Windows Update カタログを介して入手できます。

注: Windows Server Technical Preview 4 が影響を受けます。これらのオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update から入手できる更新プログラムを適用することをお勧めします。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

複数の Windows のリモートでコードが実行される脆弱性

ユーザーが特別に細工された .pdf ファイルを開いた場合に、Microsoft Windows にリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードが実行される可能性があります。

ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。この更新プログラムは Windows が .pdf ファイルを解析する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Windows のリモートでコードが実行される脆弱性

CVE-2016-0117

なし

なし

Windows のリモートでコードが実行される脆弱性

CVE-2016-0118

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/03/09): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2016/03/25): Windows Server 2012 (Server Core インストール) は影響を受けないため、影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度の表から除外しました。これは、情報のみの変更です。

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