マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-060 - 重要

Windows カーネル用のセキュリティ更新プログラム (3154846)

公開日:2016 年 5 月 11 日

バージョン: 1.0

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Windows の脆弱性を解決します。この脆弱性により、攻撃者が影響を受けるシステムにログオンし、特別な細工がされたアプリケーションを実行した場合、特権が昇格される可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Windows カーネルがシンボリック リンクを解析する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3154846 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、5 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

オペレーティング システム

Windows カーネルの特権の昇格の脆弱性 - CVE-2016-0180

置き換えられる更新プログラム*

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows 8.1

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-008 の 3121212

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-008 の 3121212

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-008 の 3121212

Windows Server 2012 R2
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-008 の 3121212

Windows RT

Windows RT 8.1[1]
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-008 の 3121212

Windows 10

Windows 10 for 32-bit Systems [2]
(3156387)

重要 
特権の昇格

3147461

Windows 10 for x64-based Systems [2]
(3156387)

重要 
特権の昇格

3147461

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [2]
(3156421)

重要 
特権の昇格

3147458

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [2]
(3156421)

重要 
特権の昇格

3147458

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-031 の 3140410

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-008 の 3121212

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3153171)

重要 
特権の昇格

MS16-008 の 3121212

[1] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

[2]Windows 10 の更新プログラムは累積的です。今月のセキュリティ リリースには、セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、Windows 10 に影響する脆弱性のすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。これらの更新プログラムは、Microsoft Update カタログを介して入手できます。

注: Windows Server 2016 Technical Preview 5 が影響を受けます。このオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update から入手できる更新プログラムを適用することをお勧めします。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

このセキュリティ情報のセキュリティ更新プログラム 3153171 が、MS16-061 にも記載されているのはなぜですか?
特定の製品に影響する脆弱性に対する修正が統合されている方法により、サポートされているリリースの Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 に関する MS16-061 にも、セキュリティ更新プログラム 3153171 が記載されています。セキュリティ情報は、リリースされる更新プログラム パッケージではなく、対処される脆弱性により分割されているため、それぞれ明確に異なる脆弱性に対処する個別のセキュリティ情報で、関連する修正を提供する手段として同じ更新プログラム パッケージが記載されている可能性があります。単一のセキュリティ更新プログラムが複数の独立したセキュリティ情報の異なるセキュリティ上の脆弱性に対処する、Internet Explorer や Silverlight などの製品用の累積的な更新プログラムでは、このようなケースが多くなります。

注: 複数のセキュリティ情報に含まれる同一のセキュリティ更新プログラムを複数回インストールする必要はありません。

Windows カーネルの特権の昇格の脆弱性 - CVE-2016-0180

Windows カーネルがある種のシンボリック リンクの解析を正しく処理しない場合に、Microsoft Windows に特権の昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用すると、特権のレジストリ キーにアクセスし、それによって特権を昇格させる可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

この脆弱性の悪用には、攻撃者はまずシステムにログオンする必要があります。次に、攻撃者はこの脆弱性の悪用を意図して特別に細工したアプリケーションを実行し、影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。この更新プログラムは、Windows カーネルがシンボリック リンクを解析する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Windows カーネルの特権の昇格の脆弱性

CVE-2016-0180

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/05/11):このセキュリティ情報ページを公開しました。

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