マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-065 – 重要

.NET Framework 用のセキュリティ更新プログラム (3156757)

公開日:2016 年 5 月 11 日 | 最終更新日:2016 年 5 月 13 日

バージョン: 1.1

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft .NET Framework の脆弱性を解決します。この脆弱性により、攻撃者が標的のセキュリティで保護されたチャネルに暗号化されていないデータを挿入してから、標的のクライアントと正規のサーバーの間で中間者攻撃 (MiTM)を実行した場合に、情報漏えいが起こる可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、影響を受けるリリースの Microsoft Windows 上の Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2、Microsoft .NET Framework 3.5、Microsoft .NET Framework 3.5.1、Microsoft .NET Framework 4.5.2、Microsoft .NET Framework 4.6、および Microsoft .NET Framework 4.6.1 について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、.NET の暗号化コンポーネントが暗号化されたネットワーク パケットを送受信する方法を変更することによって、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3156757 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、5 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

オペレーティング システム

コンポーネント

TLS/SSL の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2016-0149

置き換えられる更新プログラム

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
(3142023)

重要
情報漏えい

なし

Windows Vista Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142033)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2972107

Windows Vista Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 4.6 [1]
(3142037)

重要
情報漏えい

なし

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
(3142023)

重要
情報漏えい

なし

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142033)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2972107

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 4.6 [1]
(3142037)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
(3142023)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142033)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2972107

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 4.6 [1]
(3142037)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
(3142023)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142033)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2972107

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 4.6 [1]
(3142037)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2

Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
(3142023)

重要
情報漏えい

なし

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 3.5.1
(3142024)

重要
情報漏えい

なし

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142033)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2972107

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142037)

重要
情報漏えい

なし

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 3.5.1
(3142024)

重要
情報漏えい

なし

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142033)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2972107

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142037)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 3.5.1
(3142024)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142033)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2972107

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142037)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 3.5.1
(3142024)

重要
情報漏えい

なし

Windows 8.1

Windows 8.1 for 32-bit Systems

Microsoft .NET Framework 3.5
(3142026)

重要
情報漏えい

なし

Windows 8.1 for 32-bit Systems

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142030)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2978041

Windows 8.1 for 32-bit Systems

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142036)

重要
情報漏えい

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems

Microsoft .NET Framework 3.5
(3142026)

重要
情報漏えい

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142030)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2978041

Windows 8.1 for x64-based Systems

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142036)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012

Microsoft .NET Framework 3.5
(3142025)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2012

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142032)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2978042

Windows Server 2012

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142035)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2012 R2

Microsoft .NET Framework 3.5
(3142026)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2012 R2

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142030)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2978041

Windows Server 2012 R2

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142036)

重要
情報漏えい

なし

Windows RT 8.1

Windows RT 8.1

Microsoft .NET Framework 4.5.2[1][2]
(3142030)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2978041

Windows RT 8.1

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1[1][2]
(3142036)

重要
情報漏えい

なし

Windows 10

Windows 10 for 32-bit Systems [3]
(3156387)

Microsoft .NET Framework 3.5

重要
情報漏えい

3147458

Windows 10 for 32-bit Systems [3]
(3156387)

Microsoft .NET Framework 4.6

重要
情報漏えい

3147458

Windows 10 for x64-based Systems [3]
(3156387)

Microsoft .NET Framework 3.5

重要
情報漏えい

3147458

Windows 10 for x64-based Systems [3]
(3156387)

Microsoft .NET Framework 4.6

重要
情報漏えい

3147458

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [2]
(3156421)

Microsoft .NET Framework 3.5

重要
情報漏えい

3140768

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [2]
(3156421)

Microsoft .NET Framework 4.6.1

重要
情報漏えい

3140768

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [2]
(3156421)

Microsoft .NET Framework 3.5

重要
情報漏えい

3140768

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [2]
(3156421)

Microsoft .NET Framework 4.6.1

重要
情報漏えい

3140768

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)

Microsoft .NET Framework 3.5.1
(3142024)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142033)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2972107

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142037)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2012 (Server Core インストール)

Microsoft .NET Framework 3.5
(3142025)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2012 (Server Core インストール)

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142032)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2978042

Windows Server 2012 (Server Core インストール)

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142035)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)

Microsoft .NET Framework 3.5
(3142026)

重要
情報漏えい

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)

Microsoft .NET Framework 4.5.2 [1]
(3142030)

重要
情報漏えい

MS14-057 の 2978041

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)

Microsoft .NET Framework 4.6/4.6.1 [1]
(3142036)

重要
情報漏えい

なし

[1].NET Framework 4.x のサポートの変更の詳細については、「Internet Explorer および .NET Framework 4.x のサポートに関する発表」を参照してください。

[2]Windows RT 8.1 の更新プログラムは、Windows Update を介してのみ利用可能です。

[3]Windows 10 の更新プログラムは累積的です。今月のセキュリティ リリースには、セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、Windows 10 に影響する脆弱性のすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。これらの更新プログラムは、Microsoft Update カタログを介して入手できます。

注: Windows Server 2016 Technical Preview 5 が影響を受けます。このオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update から入手できる更新プログラムを適用することをお勧めします。

TLS/SSL の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2016-0149

Microsoft .NET Framework の暗号化コンポーネントに実装されている TLS/SSL プロトコルに、情報漏えいの脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、暗号化された SSL/TLS トラフィックを解読する可能性があります。

この脆弱性を悪用するには、攻撃者はまずセキュリティで保護されたチャネルに暗号化されていないデータを挿入してから、標的のクライアントと正規のサーバーの間で 中間者攻撃 (MiTM)を実行する必要があります。この更新プログラムは、.NET の暗号化コンポーネントが暗号化されたネットワーク パケットを送受信する方法を変更することによって、この脆弱性を解決します。

重要 マイクロソフトはお客様に、運用環境で展開する前に、制御/管理された環境で該当する更新プログラムをダウンロードしてテストすることを推奨します。

アプリケーションの互換性の問題が発生した場合、推奨されるアプローチとしては、この更新プログラムの適用後に、サーバーとクライアントのエンドポイントで TLS RFC を正しく実装していることと、それぞれ 1、n-1 バイトが含まれる分割レコードをエンドポイントが解釈できることを確認します。詳細情報および開発者向けガイダンスについては、マイクロソフト サポート技術情報 3155464 を参照してください。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

TLS/SSL の情報漏えいの脆弱性

CVE-2016-0149

あり

なし

問題を緩和する要素

お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。

TLS1.2 を有効にしていないユーザーは影響を受けません。詳細情報および開発者向けガイダンスについては、マイクロソフト サポート技術情報 3155464 を参照してください。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/05/11):このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2016/05/13):このセキュリティ情報を更新し、.NET Framework 4.6/4.6.1 用の更新プログラム 3142037 の検出の変更についてお知らせします。これは、情報のみの変更です。既に正常に更新プログラムをインストールされたお客様は、特別な措置を講じる必要はありません。

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