マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-097 - 緊急

Microsoft Graphics コンポーネント用のセキュリティ更新プログラム (3177393)

公開日: 2016 年 8 月 10 日

バージョン: 1.0

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Windows、Microsoft Office、Skype for Business、および Microsoft Lync の脆弱性を解決します。これらの脆弱性により、ユーザーが特別に細工された Web サイトにアクセス、または特別に細工された文書を開いた場合に、リモートでコードが実行される可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

このセキュリティ更新プログラムは、次のソフトウェアについて深刻度が「緊急」と評価されています。

  • サポートされているすべてのリリースの Microsoft Windows
  • 影響を受けるエディションの Microsoft Office 2007 および Microsoft Office 2010
  • 影響を受けるエディションの Skype for Business 2016、Microsoft Lync 2013、および Microsoft Lync 2010

このセキュリティ更新プログラムは、Windows フォント ライブラリが埋め込みフォントを処理する方法を修正することによりこの脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

詳細については、「影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度」のセクションを参照してください。

この脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3177393 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、8 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

Microsoft Windows

オペレーティング システム

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性 - CVE-2016-3301

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性 - CVE-2016-3303

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性 - CVE-2016-3304

置き換えられる更新プログラム*

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-097 の 3087135

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-097 の 3087135

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-097 の 3087135

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-097 の 3087135

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-097 の 3087135

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS14-036 の 2957503

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS14-036の 2957503

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS14-036 の 2957503

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS14-036の 2957503

Windows 8.1

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

なし

Windows Server 2012 R2
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

なし

Windows RT 8.1

Windows RT 8.1[1]
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

なし

Windows 10

Windows 10 for 32-bit Systems [2]
(3176492)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

3163912

Windows 10 for x64-based Systems [2]
(3176492)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

3163912

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [2]
(3176493)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

3172985

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [2]
(3176493)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

3172985

Windows 10 Version 1607 for 32-bit Systems [2]
(3176495)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

なし

Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems [2]
(3176495)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

なし

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2(Server Core インストール)
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-097の 3087135

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-097 の 3087135

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS15-097の 3087135

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3178034)

緊急 
リモートでコードが実行される

対象外

対象外

なし

[1]この更新プログラムは、Windows Update でのみ入手できます。

[2] Windows 10 の更新プログラムは累積的です。今月のセキュリティ リリースには、セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、Windows 10 に影響する脆弱性のすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。これらの更新プログラムは、Microsoft Update カタログを介して入手できます。

注意 このセキュリティ情報で説明している脆弱性は、Windows Server 2016 Technical Preview 5 に影響を及ぼします。この脆弱性からシステムを保護するために、このオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update から入手できる最新の更新プログラムを適用することをお勧めしま。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Microsoft Office

オペレーティング システム

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性 - CVE-2016-3301

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性 - CVE-2016-3303

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性 - CVE-2016-3304

置き換えられる更新プログラム*

Microsoft Office 2007

Microsoft Office 2007 Service Pack 3
(3115109)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114542

Microsoft Office 2010

Microsoft Office 2010 Service Pack 2 (32 ビット版)
(3115131)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114566

Microsoft Office 2010 Service Pack 2 (64 ビット版)
(3115131)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114566

その他の Office ソフトウェア

Microsoft Word Viewer
(3115481)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114985


* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Microsoft コミュニケーション プラットフォームおよびソフトウェア

オペレーティング システム

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性 - CVE-2016-3301

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性 - CVE-2016-3303

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性 - CVE-2016-3304

置き換えられる更新プログラム*

Skype for Business 2016

Skype for Business 2016 (32 ビット版)
(3115408)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114960

Skype for Business Basic 2016 (32ビット版)
(3115408)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114960

Skype for Business 2016 (64ビット版)
(3115408)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114960

Skype for Business Basic 2016 (64ビット版)
(3115408)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114960

Microsoft Lync 2013

Microsoft Lync 2013 Service Pack 1 (32 ビット) [1]
(Skype for Business)
(3115431)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114944

Microsoft Lync Basic 2013 Service Pack 1 (32ビット)[1]
(Skype for Business Basic)
(3115431)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114944

Microsoft Lync 2013 Service Pack 1 (64ビット)[1]
(Skype for Business)
(3115431)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114944

Microsoft Lync Basic 2013 Service Pack 1 (64ビット)[1]
(Skype for Business Basic)
(3115431)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3114944

Microsoft Lync 2010

Microsoft Lync 2010 (32ビット)
(3174301)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3144427

Microsoft Lync 2010 (64ビット)
(3174301)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3144427

Microsoft Lync 2010 Attendee [2]
(ユーザー レベル インストール)
(3174302)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3144428

Microsoft Lync 2010 Attendee
(管理者レベル インストール)
(3174304)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3144429

Microsoft Live Meeting 2007 Console

Microsoft Live Meeting 2007 Console [3]
(3174305)

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-039 の3144431

[1]この更新プログラムをインストールする前に、更新プログラム 2965218 およびセキュリティ更新プログラム 3039779 をインストールする必要があります。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。

[2]この更新プログラムは、Microsoft ダウンロードセンターからのみ入手可能です。

[3]Microsoft Office Outlook 用会議アドインも利用可能です。詳細およびダウンロードリンクについては、Microsoft Office Outlook の会議アドインのダウンロードを参照してください。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Updateカタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は[パッケージの詳細] タブにあります)。

一部の影響を受けるソフトウェアについて、複数の更新プログラム パッケージがあります。「影響を受けるソフトウェア」の表に記載されているすべての更新プログラムをソフトウェアにインストールする必要がありますか? 
はい。お客様は、各システムにインストールされているソフトウェア向けに提供されている、すべての更新プログラムを適用する必要があります。複数の更新プログラムが適用される場合、それらは任意の順番でインストールできます。

これらのセキュリティ更新プログラムは、特別な順番でインストールする必要がありますか? 
いいえ。特定のシステム用の複数の更新プログラムは、どのような順番でも適用できます。

影響を受けるソフトウェアとして記載されている Office 2010 を実行しています。なぜ、この更新プログラムが提供されないのですか? 
Windows Vista 以降のバージョンの Windows 上の Office 2010 には脆弱なコードが存在しないため、この更新プログラムはそれらには適用されません。

「影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度」の表に影響を受けるとして特に記載されていないソフトウェアに対して、この更新プログラムが提供されます。なぜ、この更新プログラムが提供されるのですか? 
更新プログラムが、複数の Microsoft Office 製品間で共有されているか同じ Microsoft Office 製品の複数のバージョン間で共有されているコンポーネントに存在する、脆弱性の影響を受けるコードに対応する場合、その更新プログラムは、脆弱性の影響を受けるコンポーネントが含まれるすべてのサポートされる製品およびバージョンに適用可能であると見なされます。

たとえば、更新プログラムが Microsoft Office 2007 製品にのみ適用される場合は、Microsoft Office 2007 が「影響を受けるソフトウェア」の表に明示されている可能性があります。しかしその更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェア」の表に特に記載されていない Microsoft Word 2007、Microsoft Excel 2007、Microsoft Visio 2007、Microsoft 互換機能パック、Microsoft Excel Viewer、その他の Microsoft Office 2007 製品に適用される可能性があります。さらに、更新プログラムが Microsoft Office 2010 製品に適用される場合、「影響を受けるソフトウェア」の表に Microsoft Office 2010 とのみ記載されていることがあります。しかしその更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェア」の表に特に記載されていない Microsoft Word 2010、Microsoft Excel 2010、Microsoft Visio 2010、Microsoft Visio Viewer、その他の Microsoft Office 2010 製品に適用される可能性があります。

この動作と推奨アクションの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 830335 を参照してください。更新プログラムが適用される可能性のある Microsoft Office 製品については、特定の更新プログラムに関連するマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

影響を受けるエディションの Microsoft Lync 2013 (Skype for Business) 用にこのセキュリティ情報で提供されるいずれかの更新プログラムに必要条件はありますか? 
はい。影響を受けるエディションの Microsoft Lync 2013 (Skype for Business) を実行しているお客様は、最初に 2015 年 4 月リリースされた Office 2013 の更新プログラム 2965218 をインストールし、その後に 2015 年 5 月にリリースされたセキュリティ更新プログラム 3039779 をインストールする必要があります。これらの 2 つの、必要条件となる更新プログラムの詳細については、以下を参照してください:

Microsoft Live Meeting Console のセキュリティ更新プログラムと共にインストールする必要があるセキュリティ以外の関連する更新プログラムはありますか? 
はい、Microsoft Live Meeting Console 用のセキュリティ更新プログラムのリリースに加えて、マイクロソフトは、次の Outlook 用 OCS 会議アドインのセキュリティ以外の更新プログラムをリリースしました。お客様がシステムを最新の状態に維持するために必要に応じてこれらの更新プログラムをインストールすることをお勧めします。

  • Outlook 用 OCS 会議アドイン (32 ビット) (3115870)
  • Outlook 用 OCS 会議アドイン (64 ビット) (3115870)

詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 3115870 を参照してください。

Lync 2010 Attendee (ユーザー レベル インストール) 更新プログラムが Microsoft ダウンロード センターからのみ入手できる理由を教えてください。 
マイクロソフトでは、Lync 2010 Attendee (ユーザー レベル インストール) の更新プログラムを Microsoft ダウンロード センターでのみ提供しています。これは、Lync 2010 Attendee のユーザー レベル インストールが Lync セッションを介して処理されるので、自動更新などの配布方法がこのタイプのインストール シナリオに適していないためです。

複数の Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性

Windows フォント ライブラリが特別に細工された埋め込みフォントを正しく処理しない場合に、複数のリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者によりこの脆弱性が悪用され、影響を受けるコンピューターが完全に制御される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

攻撃者がこの脆弱性を悪用する方法は複数考えられます。

  • Web ベースの攻撃シナリオでは、攻撃者はこの脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトをホストし、その Web サイトを表示するようにユーザーを誘導する可能性があります。攻撃者は、制御するコンテンツを強制的にユーザーに表示させることはできません。その代わり、ユーザーに操作を行わせることが攻撃者にとっての必要条件となります。一般的には、ユーザーに電子メールまたは Instant Messenger のリンクをクリックさせ、攻撃者の Web サイトへユーザーを誘導します。または、電子メールで送信した添付ファイルを開かせようとします。
  • ファイル共有の攻撃シナリオでは、攻撃者はこの脆弱性を悪用するため特別に細工した文書ファイルを作成し、ユーザーが文書ファイルを開くように仕向けます。このセキュリティ更新プログラムは、Windows フォント ライブラリが埋め込みフォントを処理する方法を修正することによりこの脆弱性を解決します。

Microsoft Office の影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度の表において、プレビュー ウィンドウは CVE-2016-3301CVE-2016-3303 および CVE-2016-3304 の脆弱性による攻撃対象になります。このセキュリティ更新プログラムは、Windows フォント ライブラリが埋め込みフォントを処理する方法を修正することによりこの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性

CVE-2016-3301

なし

なし

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性

CVE-2016-3303

なし

なし

Windows Graphics コンポーネントの RCE の脆弱性

CVE-2016-3304

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を特定していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開の情報については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/08/10): このセキュリティ情報ページを公開しました。

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