マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-108 - 緊急

Microsoft Exchange Server 用のセキュリティ更新プログラム (3185883)

公開日: 2016 年 9 月 14 日

バージョン: 1.0

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Exchange Server に存在する脆弱性を解決します。最も深刻な脆弱性が悪用された場合、攻撃者が特別に細工された添付ファイル付きの電子メールを脆弱な Exchange Server に送信すると、Exchange Server に組み込まれている Oracle Outside In ライブラリでリモートでコードが実行される可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、サポートされているすべてのエディションの Microsoft Exchange Server 2007、Microsoft Exchange Server 2010、Microsoft Exchange Server 2013、および Microsoft Exchange Server 2016 について、深刻度が「緊急」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度」を参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Exchange による次の処理方法を修正することにより、脆弱性を解決します。

  • 特定の非構造化ファイル形式を解析する
  • オープン リダイレクト要求を処理する
  • Microsoft Outlook の会議出席依頼の要求を処理する

この脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3185883 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、9 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

Microsoft サーバー ソフトウェア

Microsoft Exchange の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2016-0138

Microsoft Exchange のオープン リダイレクトの脆弱性 - CVE-2016-3378

Microsoft Exchange の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2016-3379

置き換えられる更新プログラム*

Microsoft Exchange Server 2007

Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 3
(3184711)

重要 
情報漏えい

対象外

対象外

MS16-079 の 3151086

Microsoft Exchange Server 2010

Microsoft Exchange Server 2010 Service Pack 3
(3184728)

重要 
情報漏えい

対象外

対象外

MS16-079 の 3151097

Microsoft Exchange Server 2013

Microsoft Exchange Server 2013 Service Pack 1
(3184736)

重要 
情報漏えい

警告 
なりすまし

対象外

MS16-079 の 3150501

Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 12
(3184736)

重要 
情報漏えい

警告 
なりすまし

対象外

MS16-079 の 3150501

Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 13
(3184736)

重要 
情報漏えい

警告 
なりすまし

対象外

なし

Microsoft Exchange Server 2016

Microsoft Exchange Server 2016 の累積的な更新プログラム 1
(3184736)

重要 
情報漏えい

警告 
なりすまし

重要 
特権の昇格

MS16-079 の 3150501

Microsoft Exchange Server 2016 の累積的な更新プログラム 2
(3184736)

重要 
情報漏えい

警告 
なりすまし

重要 
特権の昇格

なし

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスして、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索すると、更新プログラムの詳細が表示されます (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Oracle Outside In ライブラリの脆弱性

このセキュリティ更新プログラムは、Oracle Critical Patch Update Advisory – July 2016 (英語情報) に記載されている、以下の脆弱性を解決します。

リモートでコードが実行される: CVE-2016-3575、CVE-2016-3581、CVE-2016-3582、CVE-2016-3583、CVE-2016-3595、CVE-2016-3594、CVE-2015-6014、CVE-2016-3593、CVE-2016-3592、CVE-2016-3596、CVE-2016-3591

情報漏えい: CVE-2016-3574

サービス拒否: CVE-2016-3576、CVE-2016-3577、CVE-2016-3578、CVE-2016-3579、CVE-2016-3580、CVE-2016-3590

オペレーティング システム

総合的な深刻度と影響

置き換えられる更新プログラム

Microsoft Exchange Server 2007

Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 3
(3184711)

緊急
リモートでコードが実行される

MS16-079 の 3151086

Microsoft Exchange Server 2010

Microsoft Exchange Server 2010 Service Pack 3
(3184728)

緊急
リモートでコードが実行される

MS16-079 の 3151097

Microsoft Exchange Server 2013

Microsoft Exchange Server 2013 Service Pack 1
(3184736)

緊急
リモートでコードが実行される

MS16-079 の 3150501

Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 12
(3184736)

緊急
リモートでコードが実行される

MS16-079 の 3150501

Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 13
(3184736)

緊急
リモートでコードが実行される

なし

Microsoft Exchange Server 2016

Microsoft Exchange Server 2016 の累積的な更新プログラム 1
(3184736)

緊急
リモートでコードが実行される

MS16-079 の 3150501

Microsoft Exchange Server 2016 の累積的な更新プログラム 2
(3184736)

緊急
リモートでコードが実行される

なし

サード パーティ コードである Oracle Outside In ライブラリの脆弱性に対して、マイクロソフトがセキュリティ更新プログラムを発行しているのはなぜですか? 
マイクロソフトは、Oracle Outside In ライブラリのカスタム実装のライセンスを許可されており、これはサード パーティ コードが使用される製品に固有のものです。マイクロソフトは、このサード パーティのコードを Microsoft Exchange で使用するすべてのお客様をこれらの脆弱性から保護するためにこのセキュリティ更新プログラムをリリースします。これらの脆弱性の詳細については、Oracle Critical Patch Update Advisory – July 2016 (英語情報) を参照してください。

Microsoft Exchange の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2016-0138

Microsoft Exchange Server が電子メール メッセージを解析する方法に、情報漏えいの脆弱性が存在します。この脆弱性により、攻撃者は Microsoft Outlook アプリケーションに含まれているユーザーの機密情報を発見できる可能性があります。

攻撃者は、脆弱性を悪用するために、"メールボックス所有者として送信する" 権限を使用して、特別に細工したメッセージをユーザーに送信する可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Exchange が特定の非構造化ファイル形式を解析する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft Exchange の情報漏えいの脆弱性

CVE-2016-0138

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を特定していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

 

Microsoft Exchange のオープン リダイレクトの脆弱性 - CVE-2016-3378

Microsoft Exchange にオープン リダイレクトの脆弱性が存在し、なりすましの原因となる可能性があります。攻撃者は、この脆弱性を悪用するために、特別に細工された URL を含むリンクを送信し、ユーザーがそのリンクをクリックするように誘導する可能性があります。認証済みの Exchange ユーザーがそのリンクをクリックすると、そのユーザーのブラウザー セッションは、正規の Web サイトを偽装するように設計された悪意のあるサイトにリダイレクトされる可能性があります。こうすることで、攻撃者は、ユーザーをだまし、場合によっては、ユーザーの資格情報など、機密情報を入手できる場合があります。

この更新プログラムは、Exchange がオープン リダイレクト要求を処理する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft Exchange のオープン リダイレクトの脆弱性

CVE-2016-3378

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を特定していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

 

Microsoft Exchange の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2016-3379

Microsoft Outlook が会議出席依頼の要求を処理する方法に、特権の昇格の脆弱性が存在します。攻撃者は、脆弱性を悪用するために、悪意のあるクロスサイト スクリプト (XSS) 機能を使用して特別に細工された Outlook 会議出席依頼の要求をユーザーに送信する可能性があります。

この更新プログラムは、Outlook が会議出席依頼の要求を処理する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft Exchange の特権の昇格の脆弱性

CVE-2016-3379

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を特定していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開情報については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞のページをご覧ください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

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