マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-114 - 重要

Windows SMBv1 サーバー用のセキュリティ更新プログラム (3185879)

公開日: 2016 年 9 月 14 日

バージョン: 1.0

このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Windows の脆弱性を解決します。Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 のオペレーティング システムで、認証された攻撃者が特別に細工したパケットを感染した Microsoft Server Message Block 1.0 (SMBv1) Server に送信した場合に、リモートでコードが実行される可能性があります。この脆弱性は他のバージョンの SMB Server には影響を及ぼしません。最新のオペレーティング システムは、サービス拒否の影響を受ける可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows について、「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft サーバー メッセージ ブロック 1.0 (SMBv1) サーバーが特別に細工されたリクエストを処理する方法を修正することで、この脆弱性を解決します。この脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3185879 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、9 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

オペレーティング システム

Windows の SMB 認証のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-3345

置き換えられる更新プログラム*             

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

MS15-083 の3073921

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

MS15-083 の 3073921

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

MS15-083 の 3073921

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

MS15-083 の 3073921

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

MS15-083 の 3073921

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

2536275

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

2536275

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

2536275

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

2536275

Windows 8.1

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3177186)

重要 
サービス拒否

3130896

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3177186)

重要 
サービス拒否

3130896

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3177186)

重要 
サービス拒否

3130896

Windows Server 2012 R2
(3177186)

重要 
サービス拒否

3130896

Windows RT 8.1

Windows RT 8.1[1]
(3177186)

重要 
サービス拒否

なし

Windows 10

Windows 10 for 32-bit Systems [2]
(3185611)

重要 
サービス拒否

3176492

Windows 10 for x64-based Systems [2]
(3185611)

重要 
サービス拒否

3176492

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [2]
(3185614)

重要 
サービス拒否

3176493

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [2]
(3185614)

重要 
サービス拒否

3176493

Windows 10 Version 1607 for 32-bit Systems [2]
(3189866)

重要 
サービス拒否

3176495

Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems [2]
(3189866)

重要 
サービス拒否

3176495

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2  (Server Core インストール)
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

MS15-083の 3073921

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

MS15-083の 3073921

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3177186)

重要 
リモートでコードが実行される

MS15-083の 3073921

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3177186)

重要 
サービス拒否

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3177186)

重要 
サービス拒否

なし

[1] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

[2]Windows 10 の更新プログラムは累積的です。今月のセキュリティリリースには、セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、Windows 10 に影響する脆弱性のすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。この更新プログラムは、Windows Update カタログを介して入手できます。

注:この情報で説明されている脆弱性は、Windows Server 2016 Technical Preview 5 に影響を及ぼします。マイクロソフトは、この脆弱性から保護するために、このオペレーティング システムをご利用のお客様へ最新の更新プログラムの適用を推奨しています。これは、Windows Update を介して入手できます。 

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Windows の SMB 認証のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-3345

Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 のオペレーションシステムで、認証された攻撃者が特別に細工されたパケットを SMBv1 サーバーに送信する際に、Microsoft Server Message Block 1.0 (SMBv1) Serverが特定のリクエストを処理する過程にリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。この脆弱性はその他のバージョンの SMB Server には影響を及ぼしません。

Windows 8.1 以降のオペレーティングシステムで攻撃者がこの脆弱性を悪用すると、手動で再起動するまでの間、影響を受けたシステムの応答を停止させる可能性があります。

攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、攻撃を開始する前に SMBv1 Server への認証が必要かつ対象のシステム上でファイルを開く権限を持っている必要があります。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft サーバー メッセージ ブロック 1.0 (SMBv1) サーバーが特別に細工されたリクエストを処理する方法を修正することで、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Windows の SMB 認証のリモートでコードが実行される脆弱性

CVE-2016-3345

なし

なし

問題を緩和する要素

お客様の状況では、次の緩和する要素が役立つ場合があります。

  • 攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、SMBv1 Server に対して認証済みの SMBv1 セッションを確立する必要があります。

回避策

お客様の状況で、次の回避策が役立つ場合があります。

  • SMBv1 を無効にする

    Windows Vista 以降を実行しているお客様向け

    マイクロソフト サポート技術情報 2696547 を参照してください。

    Windows 8.1 あるいは Windows Server 2012 R2 以降を実行しているお客様向けの別の方法

    クライアント オペレーティング システムで:

    1. [コントロール パネル] を開き、[プログラム] をクリックし、次に [Windows 機能のオン/オフ] をクリックします。
    2. Windows の設定画面で [SMB1.0/CIFS ファイル共有サポート] のチェックボックスをオフにし、[OK] をクリックしてウィンドウを閉じます。
    3. コンピューターを再起動します。
       

    サーバー オペレーティング システムで:

    1. [サーバーマネージャー] を開き、[管理] メニューをクリックし、[役割と機能の削除] を選択します。
    2. 設定画面で [SMB1.0/CIFS ファイル共有サポート] のチェックボックスをオフにし、[OK] をクリックしてウィンドウを閉じます。
    3. コンピューターを再起動します。
       

    回避策の影響 対象のシステム上で SMBv1 プロトコルが無効になります。

    回避策の解除方法: SMB1.0/CIFS ファイル共有サポート機能を有効な状態に戻す代わりに、回避策の手順に戻ります。

よく寄せられる質問

この脆弱性で影響を受ける SMB のバージョンを教えてください
この脆弱性は SMBv1 のみに影響を及ぼします。

SMBv1 と SMBv2 の違いは何ですか? 
これらのプロトコルは、クライアントがネットワークを介してサーバーシステムからファイルや印刷サービスを要求するために使用されます。どちらもステートフル プロトコルで、クライアントがサーバーへの接続を確立し、その接続で認証されたコンテキストを確立します。そして、ファイル、プリンター、およびプロセス間通信のための名前付きパイプにアクセスする様々な要求を発行します。SMBv2 プロトコルは、既存の SMB プロトコルを大幅に改訂したものです。基本的なコンセプトの大半は同じですが、パケット フォーマットは完全に異なります。SMBv1 が提供するすべての機能に加え、SMBv2 プロトコルはいくつかの強化された機能を提供します。

  • クライアント接続が一時的に遮断された後、ファイルを開放して接続を再確立します。
  • クライアントが要求している未処理の複数の同時進行のオペレーションを、サーバーが調整します。
  • 複数の共有、ユーザー、同時に開くファイルに関して、拡張性を提供します。
  • シンボリック リンクをサポートしています。
  • 要求と応答の整合性を検証する強力なアルゴリズムを使用しています。

セキュリティ更新プログラムの配置の情報については、「概要」の「こちら」で言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/09/14): このセキュリティ情報ページを公開しました。
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