ヒント:コマンド ラインでチェック ディスクを実行してディスク エラーをチェックし修復する

チェック ディスク ツールを定期的に実行して、ディスクの整合性を検査する必要があります。チェック ディスクを使用すると、ディスクを検査して、FAT16、FAT32、および NTFS ドライブのさまざまな種類の一般的なエラーを修復できます。チェック ディスクでエラーを特定する方法の 1 つは、ボリューム ビットマップを、ファイル システムのファイルに割り当てられているディスク セクターと比較することです。ただし、構造上問題がないように見えるファイルの破損したデータは修復できません。チェック ディスクは、コマンド ラインから、またはグラフィカル ユーザー インターフェイスで実行できます。

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コマンド ラインからチェック ディスクを実行する
管理者特権で起動したコマンド プロンプトから、またはその他のツール内でチェック ディスクを実行できます。管理者特権で起動したコマンド プロンプトで次のコマンドを実行すると、ドライブ C の整合性をテストできます。
chkdsk C:

チェック ディスクを実行すると、ディスクの分析が実行され、検出された問題に関する状態メッセージが返されます。ただし、オプションを指定しない限り、問題は修復されません。ドライブ C のエラーを調査して修復するには、次のコマンドを使用します。
chkdsk /f C:

このコマンドを実行すると、ディスクが分析され、検出されたエラーが修復されます (ただし、ディスクが使用されていない場合に限ります)。ディスクが使用中の場合は、次にシステムを再起動したときにディスクをチェックするようにスケジュールを設定するかどうかを確認するメッセージが表示されます。このチェックのスケジュールを設定する場合は、Y キーを押してから Enter キーを押します。

チェック ディスクの完全な構文は次のとおりです。
CHKDSK [<ボリューム>[[<パス>]<ファイル名>]] [/F] [/V] [/R] [/X] [/I] [/C] [/L[:<サイズ>]]

チェック ディスクのオプションとスイッチは、次のとおりです。
<ボリューム>: 調査対象のボリュームを設定します。
<パス>/<ファイル名>: 断片化をチェックするファイルを指定します (FAT16 および FAT32 のみ)。
/F: ディスクのエラーを修復します。
/V: ディスクの全ファイルの完全なパスと名前を表示します (FAT16 および FAT32 のみ)。クリーンアップ メッセージがある場合は、メッセージを表示します (NTFS のみ)。
/R: 不良セクターを検出して、読み取り可能な情報を回復します (/F も暗黙的に指定されます)。
/X: 必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウント解除します (/F も暗黙的に指定されます)。
/I: インデックス エントリについて最小限のチェックを実行します (NTFS のみ)。
/C: フォルダー構造内の周期的なチェックをスキップします (NTFS のみ)。
/L:<サイズ>: ログ ファイルのサイズを設定します (NTFS のみ)。
/B: ボリュームの不良クラスターを再評価します (NTFS のみ、/R も暗黙的に指定されます)。

出典: William R. Staneck 著『Windows 7 Administrator's Pocket Consultant (英語)』(Microsoft Press、2009 年)

その他のヒント

Windows 7 やその他のマイクロソフト テクノロジに関するヒントについては、TechNet Magazine Tip ライブラリ (英語) を参照してください。