Dynamics CRM Online FAQ

公開日: 2015 年 5 月 7 日

Q

Outlook 用 Microsoft Dynamics CRM クライアント構成ウィザードのトラブル シューティング方法について教えてください。

A Outlook 用 Microsoft Dynamics CRM クライアント (以下、Outlook クライアント) の構成ウィザードにおいて、Dynamics CRM Online に接続・構成を行う際、エラーが発生し接続構成が完了しない場合の一般的な問題に対し、共通した解決方法をお答えします。

設定手順

  1. 資格情報の削除
  2. CRM Outlook のキャッシュを削除
  3. SQL CE データーベースの削除
  4. Outlook クライアントのアップデート
  5. Microsoft Online Service サインイン アシスタントのバージョンを確認 (Dynamics CRM Online 2013)
  6. エンティティ フォームがアクティブになっているかを確認 (Dynamics CRM Online 2013)
  1. 資格情報の削除

    A) [スタート] - [コントロール パネル] をクリックします
    B) [ユーザー アカウント] - [資格情報の管理] の順にクリックします
    C) 該当の資格情報をクリックし、展開します
    D) [onmicrosoft.com] というキーワードが含まれる資格情報を削除します

    (画面は Windows 8.1)

    図 01

  2. CRM Outlook のキャッシュを削除

    A) [スタート] > [Microsoft Dynamics CRM 2013] > [診断] をクリックします
    B) 高度なトラブルシューティング タブがアクティブの状態で Microsoft Dynamics CRM Client 一時ファイルの削除で、
      「削除」ボタンをクリックします

  3. SQL CE データーベースの削除

    A) Microsoft Outlook を一旦終了します
    B) C:\Users\<ログイン ID>\AppData\Roaming\Microsoft\MSCRM\Client を開きます
    C) EmailCache.sdf と OutlookSyncCache.sdf を削除します
    D) C:\Users\<ログイン ID>\AppData\Local\Microsoft\MSCRM\Client を開きます
    E) CRMcache.sdf と <GUID>False.sdf を削除します。※ <GUID> は英数字の長い名称

  4. Outlook クライアントのアップデート

    Outlook 用 Dynamics CRM 2013, Outlook 用 Dynamics CRM 2015 の最新バージョンにアップデートします。
    Dynamics CRM 2013
    Dynamics CRM 2015

  5. Microsoft Online Service サインイン アシスタントのバージョンを確認 (Dynamics CRM Online 2013)

    Windows PowerShell 等をインストールすると、Dynamics CRM Online 2013 で利用可能なサインイン アシスタントのバージョンが上書きされます。Dynamics CRM Online 2013 で利用可能なサインイン アシスタントは以下の通りです。

    7.250.4259.0
    7.250.4287.0
    7.250.4303.0

    図 05

    参考情報:
    "Object reference not set to an instance of an object" error occurs when configuring the Microsoft Dynamics CRM for Outlook client (英語)

  6. エンティティ フォームがアクティブになっているかを確認 (Dynamics CRM Online 2013)

    Dynamics CRM Online 2013 の場合、製品の問題により稀にエンティティのメイン フォームが非アクティブになっている場合があります。例えば、「契約」エンティティや「契約品目」エンティティ。

    図 06

    A) [設定] > [カスタマイズ] > [システムのカスタマイズ] 画面に遷移します
    B) 「契約」エンティティや「契約品目」エンティティ等のメイン フォームが少なくとも 1 つはアクティブになっているかを確認します
    C) アクティブ化にした際には、[全てのカスタマイズを公開] をクリックします

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