Microsoft Office 2010 のキー管理サービス (KMS) ホストの設定

Microsoft Office Professional Plus 2010 ベータ版を 5 台以上のコンピューターに展開する場合、製品のライセンス認証のためのソリューションとしてキー管理サービス (KMS) の使用をご検討ください。

KMS を使用すると、ローカル ネットワークでライセンス認証を完了でき、個々のコンピューターから Microsoft に接続して製品のライセンス認証を行う必要がなくなります。KMS は専用システムを必要としない負荷の少ないサービスであるため、他のサービスを提供しているシステムで簡単に提供できます。同じ Office KMS ホストを使用して、Microsoft Office Professional Plus 2010、Microsoft Project 2010、および Microsoft Visio 2010 ののライセンス認証を実行できます。

このページでは、KMS ホストの設定について説明します。Microsoft Office 2010 のボリュームライセンス認証の詳細については、 ライセンス認証のリソース センターを参照してください。

KMS ホストの設定


手順 1:

KMS ホストであるコンピューターを特定します。ホスト コンピューターは次のオペレーティング システムのいずれかを実行している必要があります:


手順 2:

SharePoint 2007 用の Microsoft Office 2010 KMS ホストのライセンス パック を KMS ホスト コンピューターにダウンロードし、ダウンロードしたファイル KeyManagementServiceHost.exe を実行します


手順 3:

メッセージが表示されたら、KMS ホスト キー FKK3H-JQ76C-PGQJ7-64GY6-X2VC8を入力し、 [OK] をクリックします

重要:

  • このプロダクト キーを使用して、KMS ホスト コンピューターの Microsoft Office Professional Plus 2010 のライセンス認証を行います。
  • このプロダクト キーは Office クライアント製品ではインストールできません。
  • KMS ホストでライセンス認証を行うアプリケーションのマルティプル アクティベーション キー (MAK) は入力しないでください。
  • このキーを入力してライセンス認証を行うと、Office KMS ホストで Office 2010 クライアント製品のライセンス認証を実行できます。製品版の Office 2010 クライアント製品のライセンス認証を行うには、新しいキーを入力する必要があります。


手順 4:

KMS ホスト コンピューターで、ポート 1688 を開き、ファイアウォール経由で KMS を有効にします。Windows 7 または Windows Server 2008 R2 でこれを行うには、次の手順を実行します。

  1. [コントロール パネル] を開き、 [Windows ファイアウォール] をクリックします
  2. [ Windows ファイアウォールによるプログラムの許可] をクリックします
  3. [ 設定の変更] をクリックします
  4. [ キー管理サービス] チェック ボックスをオンにして、 [OK] をクリックします


手順 5:

注意: DNS サーバーがある場合は、この手順を実行する必要はありません。

Office 2010 Professional Plus が既にインストールされているネットワーク コンピューター (必要に応じて、ダウンロードの手順 6 を参照) で、次のスクリプトを実行します。 cscript ospp.vbs -sethst:hostname ここで、hostname は KMS ホスト (KeyManagementServiceHost.exe を実行したコンピューター) の名前です。

このスクリプトはインストール ディレクトリ (たとえば、C:\Program Files\Microsoft Office\Office14) にあります。


手順 6:

ネットワーク コンピューターで、 Microsoft Office Professional Plus 2010 をダウンロードし、Office 2010 アプリケーションをインストールします。ネットワーク上に Office Professional Plus 2010 がインストールされたコンピューターが 5台ある場合 (5 台の KMS クライアント コンピューター)、これらのコンピューターおよびネットワーク上のその後にインストールされるコンピューターのライセンス認証がホストに対して自動的に実行されます。ここでは、他に必要な操作はありません。

重要:

  • ボリューム エディションの Microsoft Project Professional 2010 または Microsoft Visio Premium 2010をダウンロードしてインストールする場合、これらのライセンス認証も KMS ホストに対して実行されます。プロダクト キーを入力する必要はありません。インストール後にこれらの製品のライセンス認証を行うために追加の手順を実行する必要はありません。
  • KMS クライアント コンピューター (Office Professional Plus 2010 をインストールしたコンピューター) に対してプロダクト キーを入力する必要はありません。
  • KMS クライアントでプロダクト キーを入力する必要はありません。
  • 現在、 Windows のライセンス認証に使用されている運用ホストでプレリリース版 Office 2010 KMS ホストを設定することはお勧めしません。Windows と Office のライセンス認証を同時に行うオプションの詳細については、 テクニカル ライブラリの「Office 2010 で KMS クライアントのライセンス認証を行う」 を参照してください。
  • 詳細については、 ライセンス認証のリソース センターを参照してください。

ブログ

フォーラム