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新しいユニファイド メッセージング IP ゲートウェイを作成する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-08-21

ここでは、Exchange 管理コンソールおよび Exchange 管理シェルを使用して、ユニファイド メッセージング (UM) IP ゲートウェイを新しく作成する方法について説明します。UM IP ゲートウェイを新しく作成するときは、UM サーバーが新しい IP ゲートウェイまたはセッション開始プロトコル (SIP) が有効な IP 構内交換機 (PBX) に接続できるようにします。UM IP ゲートウェイを作成したら直ちに新しい UM ハント グループを作成し、UM IP ゲートウェイにその UM ハント グループを関連付ける必要があります。1 つ以上の UM ハント グループを作成すると、UM IP ゲートウェイを 1 つ以上の UM ダイヤル プランに関連付けることができます。

UM IP ゲートウェイを作成する場合は、IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用するように、UM IP ゲートウェイ オブジェクトを構成できます。FQDN を使用する場合は、ホスト名が IP アドレスに正しく解決されるように、IP の DNS ホスト レコードを正しく構成済みであることを確認してください。

ユニファイド メッセージング サーバーは、信頼された SIP ピアとして一覧に示されている IP ゲートウェイまたは IP PBX とのみ通信します。場合によっては、2 つの IP ゲートウェイが同じ IP アドレスを使用するように構成されていると、ID 1175 のイベントがログに出力されます。ユニファイド メッセージングでは、権限のない要求を防ぐために、クライアント アクセスの役割がインストールされているサーバー上にあるユニファイド メッセージング Web サービス仮想ディレクトリの内部 URL を取得し、その URL を使用して、信頼された SIP ピアの FQDN の一覧を作成します。2 つの FQDN が同じ IP アドレスに解決された場合、このイベントがログに出力されます。

note注 :
IP ゲートウェイが着信呼び出しを処理できるようにするには、UM IP ゲートウェイを少なくとも 1 つの UM ダイヤル プランと関連付ける必要があります。また、UM サーバーは UM ダイヤル プランと関連付けられている必要があります。
note注 :
ダイヤル プランを作成するときに UM ダイヤル プランを UM IP ゲートウェイに関連付けると、UM ハント グループも作成されます。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに Exchange 組織管理者の役割が委任されている必要があります。

アクセス許可、役割の委任、および Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Exchange 管理コンソールを使用して UM IP ゲートウェイを新しく作成するには、次の操作を行います。

  1. Exchange 管理コンソールのコンソール ツリーで、[組織の構成] ノードを展開します。

  2. コンソール ツリーで、[ユニファイド メッセージング] をクリックします。

  3. 結果ウィンドウで、[UM IP ゲートウェイ] タブをクリックします。

  4. 操作ウィンドウで、[UM IP ゲートウェイの新規作成] をクリックします。

  5. UM IP ゲートウェイの新規作成ウィザードで、[名前] セクションに UM IP ゲートウェイの名前を入力します。これは UM IP ゲートウェイの表示名です。

  6. [IP アドレス] セクションで、UM IP ゲートウェイの IP アドレスを入力し、[新規作成] をクリックします。

    note注 :
    または、UM IP ゲートウェイの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力することもできます。FQDN を使用することを選択した場合は、正しい IP アドレスを持った適切なホスト レコードを DNS ゾーンに追加する必要があります。セキュリティ保護されたモードで運用されているダイヤル プランと関連付けられる UM IP ゲートウェイを構成している場合は、FQDN を使用して UM IP ゲートウェイを作成する必要があります。
  7. [IP ゲートウェイの新規作成] ページで、[新規作成] をクリックします。

  8. [完了] ページで、[終了] をクリックします。

Exchange 管理シェルを使用して UM IP ゲートウェイを新しく作成するには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    New-UMIPGateway -Name MyUMIPGateway -Address 10.10.10.1
    

構文およびパラメータの詳細については、「New-UMIPGateway」を参照してください。

important重要 :
UM IP ゲートウェイと、セキュリティ保護されたモードで運用されているダイヤル プランの間で相互トランスポート層セキュリティ (MTLS) を有効にするには、最初に UM IP ゲートウェイを FQDN で構成し、それをポート 5061 で接続要求を待つように構成する必要があります。IP ゲートウェイまたは IP PBX もポート 5061 で MTLS の要求待ちをするように構成されていることを確認します。UM IP ゲートウェイを構成するには、Set-UMIPGateway -identity MyUMIPGateway -Port 5061 のコマンドを実行します。

詳細情報

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。