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イベント ID 800 に、Get-MessageTrackingLog コマンドレットを実行したユーザーの名前が含まれない

 

トピックの最終更新日: 2009-02-25

ここでは、Exchange 管理シェルで Get-MessageTrackingLog コマンドレットを実行したユーザーの名前を特定する方法について説明します。

LogPipeLineExecutionDetails レジストリ エントリを有効化して、メッセージ追跡ログにアクセスしたユーザーを確認できるようにすると、ユーザーが Exchange 管理シェルで Get-MessageTrackingLog コマンドレットを実行するたびに、Powershell のログにイベント ID 800 が記録されます。ただし、イベント ID 800 には、Get-MessageTrackingLog コマンドレットを実行したユーザーの名前は含まれません。イベント ID 800 では、次のような情報が記録されます。

イベントの種類 : 情報

イベント ソース : PowerShell

イベント カテゴリ : (8)

イベント ID : 800

説明 : イベント ID (800) (ソース PowerShell 内) に関する説明が見つかりませんでした。リモート コンピュータからメッセージを表示するために必要なレジストリ情報またはメッセージ DLL ファイルがローカル コンピュータにない可能性があります。この説明を取得するために /AUXSOURCE= フラグを使用することができる可能性があります。詳細については、ヘルプとサポートを参照してください。

この問題を解決するには、Exchange 2007 Service Pack 1 用の更新プログラムのロールアップ 5 をインストールします。Exchange 2007 Service Pack 1 用の更新プログラムのロールアップ 5 の詳細については、Exchange Server 2007 Service Pack 1 用の更新プログラムのロールアップ 5 についてのマイクロソフト サポート技術情報の記事 953467 を参照してください。

Exchange 2007 Service Pack 1 用の更新プログラムのロールアップ 5 をインストールした後、Exchange ハブ トランスポート サーバーで、レジストリ エントリ 2 Client Monitoring を作成します。更新プログラムをインストールし、レジストリ エントリを作成した後は、イベント ID 7020 でユーザー情報が記録されます。ただし、この場合でも、イベント ID 800 ではユーザー情報が記録されません。

イベント ID 7020 はアプリケーション ログに記録され、その内容は次のようになります。

イベントの種類 : 情報

イベント ソース : MSExchangeTransportLogSearch

イベント カテゴリ : Client Monitoring

イベント ID : 7020

説明 : Client <domain\user> issued the following transport log search request:<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

Exchange ハブ トランスポート サーバーでレジストリ エントリ 2 Client Monitoring を作成するには、次の手順を実行します。

  1. レジストリ エディタを起動します。

  2. 次のサブキーを展開します。HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeTransportLogSearch

  3. [MSExchangeTransportLogSearch] を右クリックし、[新規] をポイントします。次に、[DWORD 値] をクリックします。

  4. 2 Client Monitoring」と入力し、Enter キーを押して、新しい値を設定します。

  5. [2 Client Monitoring] を右クリックし、[変更] をクリックします。

  6. [DWORD 値の編集] ダイアログ ボックスで、[ベース][10 進] をクリックします。

  7. [値のデータ] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。

  8. レジストリ エディタを終了します。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。