PowerPoint Service アプリケーション設定を構成する

PowerPoint Service アプリケーション設定を構成する

管理者は、PowerPoint Service アプリケーション 設定ページで、サポートするファイル形式の設定、ブロードキャスト サイトの URL の確認または指定、およびプレゼンテーションのスキャンの無効化を行うことができます。

PowerPoint Service アプリケーション設定を構成するには

1. 次の管理者の資格情報を持つことを確認します。

   • Office Web Apps Service アプリケーションの設定を変更するには、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを実行しているコンピューターの Farm Administrators SharePoint グループのメンバーである必要があります。

2. サーバーの全体管理 Web サイトの [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

3. [サービス アプリケーションの管理] ページで、[PowerPoint Service アプリケーション] をクリックします。

4. [PowerPoint Service アプリケーション] ページで、次の設定を構成します。

   [サポートされているファイル形式]   この PowerPoint Service アプリケーションで表示できるプレゼンテーションの種類を指定します。このサービスの利用者が、ここで選択されていないファイル形式のプレゼンテーションを Web ブラウザーで表示しようとすると、エラーが返されます。

   • [Office Open XML プレゼンテーション]   .pptx, .pptm, .potx、および .potm ファイル形式をサポートするにはこの設定を選択します。

   • [PowerPoint 97-2003 プレゼンテーション]   .ppt および .pot ファイル形式をサポートするにはこの設定を選択します。

   [ブロードキャスト サイト]   ユーザーは Microsoft PowerPoint 2010 からブロードキャスト サイトに接続し、スライド ショーをブロードキャストすることができます。リモートの参加者は、Web ブラウザーを使用してこのスライド ショーを表示できます。PowerPoint Service アプリケーションを作成すると、既定のブロードキャスト サイトが作成され、その URL が表示されます。別のブロードキャスト サイトを別の場所に作成するには、PowerPoint ブロードキャスト サイト テンプレートを使用して新しいサイト コレクションを作成します。

   [PowerPoint 97-2003 プレゼンテーションのスキャン]   Microsoft PowerPoint 97 から PowerPoint 2003 までの形式のドキュメントを読み込む際のセキュリティを向上するために、PowerPoint Service アプリケーションではドキュメントを Web ブラウザーに開く前に悪意のあるコンテンツの追加チェックが行われます。これらのチェックはサーバー パフォーマンス全体に影響する可能性があります。この設定を無効にするのは、このサービス インスタンスによって読み込まれるすべてのドキュメントが信頼できる場合のみにしてください。既定では、ドキュメントのスキャンは有効になっています。スキャンを無効にする場合は、[PowerPoint 97-2003 プレゼンテーションのスキャンを無効にする] をオンにしてください。

Windows PowerShell を使用してワーカー プロセスの最大数を設定する

PowerPoint Service アプリケーションへのサービス要求を処理するワーカー プロセスの最大数を設定できます。他のアプリケーションのワーカー プロセスを低下させることなく、最大数のサービス要求に対応できるように、ワーカー プロセスの最大数は十分大きな値に設定してください。ワーカー プロセス数を少なくすると、PowerPoint Service アプリケーションのパフォーマンスとリソース消費量が低下する可能性があります。キャッシュ サイズ、コンピューターの仕様など、他の要因も、ワーカー プロセスの最大数の選択に影響する場合があります。一般的な使用方法では、各サービス アプリケーションについてコア プロセッサごとに 2 つのワーカー プロセスを設定することをお勧めします。

このタスクの一部の手順では、Windows PowerShell または SharePoint 2010 管理シェルを使用してコマンドレットを実行する必要があります。Windows PowerShell で SharePoint 2010 コマンドレットを実行するには、Add-PSSnapin コマンドレットを使用して Microsoft.SharePoint.PowerShell スナップインを追加する必要があります。または、SharePoint 2010 管理シェルを使用して SharePoint 2010 コマンドレットを実行することもできます。既定では、Microsoft.SharePoint.PowerShell スナップインは登録済みであり、SharePoint 2010 管理シェルに追加されます。SharePoint 2010 コマンドレットを実行するには、構成データベースの SharePoint_Shell_Access ロールのメンバーであり、SharePoint 2010 Productsがインストールされているコンピューターの WSS_ADMIN_WPG ローカル グループのメンバーである必要があります。Windows PowerShell または SharePoint 2010 管理シェルでスクリプトを実行するには、set-executionpolicy コマンドレットで unrestricted パラメーターを指定して実行ポリシーを設定する必要があります。Add-PSSnapin コマンドレットの詳細については、「Add-PSSnapin」を参照してください。SharePoint 2010 Productsで Windows PowerShell を使用する方法については、「Windows PowerShell を使用した SharePoint 2010 製品の管理」を参照してください。

Windows PowerShell を使用して PowerPoint Viewing Service アプリケーションのワーカー プロセスの最大数を設定するには

1. 次の最小要件を満たしていることを確認します。

   • Add-SPShellAdmin を参照してください。

2. メモ帳を使用してテキスト ファイルを作成し、以下のスクリプトをコピーしてこのファイルに貼り付けます。

   この例では、4 つのコア プロセッサを搭載したサーバーで、コア プロセッサごとに 2 つのワーカー プロセスを指定します (2 ワーカー プロセス x 4 コア プロセッサ)。

   Get-SPPowerPointServiceApplication | Set-SPPowerPointServiceApplication -ViewingWorkerProcessCount 8
   

3. 以下のパラメーターを指定します。

   パラメーター	値
   -ViewingWorkerProcessCount	数値 (ワーカー プロセスの総数)

4. ファイルに .ps1 というファイル名拡張子を付け、スクリプトを実行するフォルダー (通常は C:\scripts) に保存します。

5. Windows PowerShell コンソールのコマンド プロンプト (PS C:\>) で、以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

   C:\<パス>\<ファイル名>.ps1

See Also

Reference

Get-SPPowerPointServiceApplication
Set-SPPowerPointServiceApplication