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Windows PowerShell プロファイル

Windows PowerShell オーナー マニュアル

これは、Windows PowerShell の使用を開始するためのガイドです。このガイドを一読して Windows PowerShell について理解すると、すぐにこのツールをプロフェッショナルのように駆使できるようになります。

トピック

Windows PowerShell プロファイル

Windows PowerShell のプロファイル ("profile") がすばらしいことは、皆さんも認めざるをえないでしょう (注: "profile" には、"横顔" という意味もあります)。気付かなかったですって。Windows PowerShell を起動して、モニターの横に立ってください。これでおわかりですか。確かに、モニター上に表示されるものがよく見えなくなったでしょうが、横から見た Windows PowerShell の見た目がすばらしいことには気付くに違いありません。タイトル バーは大きすぎず、色合いも良い感じで、画面も滑らかで...ええ、Windows PowerShell のプロファイル (横顔) はすばらしいですね。正面から見たら見えてしまう可能性がある、ちょっとした欠点は見えませんね。

ところで、私たちはなぜこのような話をしようと思ったのでしょうか。実際のところ、こんな話をするつもりはなく、本当は、("横顔" とは) 別の種類のプロファイル、つまり、Windows PowerShell エクスペリエンスの大幅な制御を可能にするプロファイルの設定と変更を行う方法について説明しようと思っています。このようなプロファイルは、お気付きかもしれませんが、正面から見ると見えてしまう欠点 (失礼しました、"ほくろ" のことです) のいくつかを解決するのに役立ちます。

説明を始める前に、モニターの横を見つめるのはもうやめて、モニターの前の席に戻ってください。申し訳ありませんが、その方が楽に話についていけるでしょう。


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プロファイル

それでは、今話題に上っている、このプロファイルとは何でしょうか。非常に簡単に言えば、テキスト ファイルです。もう少し難しく言うと、Windows PowerShell スクリプト ファイル (.ps1 というファイル拡張子が付いたファイル) です。それでは、これがただのスクリプト ファイルではなく、プロファイルと呼ばれるのはなぜでしょうか。場所、場所、とにかく場所が関係しています。あ、それから、名前も関係しています。それから...まあ、これについてはこの後すぐに説明します。

Windows PowerShell プロファイルは、簡単に言えば、Windows PowerShell が起動するときに実行されるスクリプト ファイルです。このスクリプト ファイルには、コマンドレット、スクリプト、関数など、有効な Windows PowerShell コマンドなら何でも含めることができます。Windows PowerShell を起動するたびに、このスクリプト ファイルは実行されます。つまり、プロファイルを使用して、Windows PowerShell 環境を設定することができるということです。通常、このような方法で設定するのはカスタムのコンソール設定やエイリアスですが、想像力を働かせれば、PowerShell を使い始める前に PowerShell でカスタマイズする必要があるものを他にも思い付くでしょう。

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プロファイルを確認する

先ほど、場所について言及しました (3 回も繰り返したので、場所の重要性はおわかりいただけたでしょう)。プロファイルをプロファイルたらしめており、一般的なスクリプト ファイルではないことを明確にしているのは、ファイルの名前と場所です。PowerShell コマンド プロンプトに次のコードを入力してください。

$profile

Windows XP の場合、この組み込みの変数を入力すると、次のような結果が返されます。

C:\Documents and Settings\keymyer\my documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1

また、Windows Vista と Windows Server 2008 の場合は、次のような結果が返されます。

C:\Users\kenmyer\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1

これは、Windows PowerShell が起動時に実行しようとするファイルの完全パスです。実行 "しようとする" と言ったことに注目してください。興味深いことに、プロファイルを確認できたからといって、プロファイルが実際にそこに存在するとは限りません。$profile は単に、プロファイルが存在するとしたらどの場所に存在するかを示す完全パスが格納された、組み込みの変数です。ファイルは実際に存在する必要はなく、既定では存在しません。Windows PowerShell を起動したときにプロファイルを実行する必要がある場合は、このファイルを作成する必要があります。

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プロファイルを作成する

プロファイルを作成することに決める前に、次のようにして、既にプロファイルが存在するかどうかを確認しましょう。

Test-Path $profile

プロファイルが存在する場合、このコマンドは True を返します。存在しない場合は、False を返します。このコマンドが False を返す場合、プロファイルを作成する必要があります。

Windows XP でプロファイルを作成するのは、非常に簡単です。コマンド プロンプトで次のコードを入力するだけです。

notepad $profile

このコマンドを実行すると、プロファイルがメモ帳で開かれます。プロファイルが存在しない場合、作成するよう求めるプロンプトが表示されます。[はい] をクリックすると、ファイルが作成され、メモ帳で開かれます。ただし、前述のとおり、これは Windows XP での動作であることに注意してください。Windows Vista または Windows Server 2008 を実行している場合、話はもう少し複雑になります (ただし、少しだけであって、それほど複雑ではありません)。このファイルの完全パスが存在しない場合、このファイルをメモ帳で開こうとするとエラーが返されます。プロンプトは表示されず、ファイルは作成されません。Windows Vista と Windows Server 2008 でこのファイルを作成するには、次のように New-Item コマンドレットを使用します (これは Windows XP でも使用できる方法です)。

New-Item -path $profile -type file -force

New-Item コマンドレットには、次の 3 つのパラメーターを渡します。

  • -path $profile: 作成するアイテムの完全パスを、$profile 変数に格納して渡します。

  • -type file: New-Item コマンドレットに、作成するアイテムの種類を指定します。この場合はファイルです。

  • -force: New-Item コマンドレットに、何があっても完全パスとファイルを作成するように指定します。

これで、次のコマンドを使用して、プロファイルを開いて中身を確認することができるようになります。

notepad $profile

このコードを実行すると、何が表示されますか。次のようなメモ帳です。

空のプロファイル


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プロファイルで実行できる処理

プロファイルにはさまざまな処理を含めることができます。いくつかの簡単な処理を通じて、プロファイルのしくみについて説明しましょう。Windows PowerShell を起動すると、常に同じフォルダーから開始されることに気付くでしょう。たとえば、Windows Vista の場合、既定では、次のように、Windows PowerShell セッションはユーザー フォルダーで開始されます。

PS C:\Users\kenmyer>

これは結構ですが、皆さんが通常、作業を行う場所はこのフォルダーではなく、C:\Scripts フォルダーであるとします。つまり、Windows PowerShell を起動するたびに、まずはディレクトリを C:\Scripts フォルダーに変更する必要があるということです。たいしたことではありませんが、やや面倒です。では、最初から C:\Scripts フォルダーで作業を開始できるように、プロファイルを設定してみてはどうでしょう。以下の処理を実行してみてください。

プロファイルが開いていない場合は、開きます (プロファイルを開く方法は先ほど説明しましたね)。プロファイル内に、次のコードを入力します。

Set-Location C:\Scripts

プロファイルを保存して、Windows PowerShell を閉じます。そして、PowerShell を再び開きます。ほら、ご覧のとおりです。

プロファイルを保存した後のコンソール

PowerShell を開くと常に、C:\Scripts フォルダーから開始されるようにしなりました。また、プロファイル内で、エイリアスを設定したり、関数を実行したりすることもできます。それだけではありません。これらはすべて、他のコンピューターにも簡単に設定することができます。お使いのプロファイルから、他のコンピューターのプロファイルにコマンドをコピーするだけで設定できます。

プロファイルを使用して実行できる他の処理の例については、この所有者向けマニュアルの「 Windows PowerShell エイリアス」または「 Windows PowerShell コンソールをカスタマイズする」を参照してください。

Windows PowerShell をもう一度横から見たい場合は、どうぞご覧ください。ですが、モニターの正面に座ったままで、Windows PowerShell プロファイル ファイルを使用する方が格段に便利であることに気付くでしょう。


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