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IP アドレスが変更できない場合の対応

Process Monitor を利用した設定が格納されるレジストリの場所の確認と設定変更方法

更新日: 2011 年 5 月 25 日

使用ツール

  • Process Monitor
    ファイル システム、レジストリ、プロセス、スレッド、および DLL の活動をリアルタイムで監視します。

トラブルの状況

コンピューターで IP アドレスの設定を何度も行っていたら、次のような画面が表示されるようになりました。どうやら、以前に設定した IP アドレスがコンピューター内部に残されていて、新しく設定した IP アドレスがコンピューターに反映されないようです。このような場合、コンピューター内部に保存されている、以前の IP アドレスを削除しなければならないと思うのですが、どのような設定を行えばよいでしょうか?

図 1: TCP/IP のエラーメッセージ画面

解決方法

IP アドレスが設定されていないにもかかわらず、既に設定されていると表示される場合、IP アドレスの設定がコンピューターのどこかに残されているのではないかと推測できます。そのような場合には、Process Monitor を活用します。Process Monitor はリアルタイムで、コンピューター上で行われた操作を記録するため、IP アドレスを設定し、その様子を Process Monitor で記録することで、IP アドレスの設定がどこに保存されるのか確認できます。

手順としては、問題が起きているコンピューターとは別のコンピューター (調査用コンピューター) で Process Monitor を実行し、わざと IP アドレスを設定し、そのときにどのような処理を行うか、Process Monitor で確認します。そして、問題が起きているコンピューターで実際に設定が保存されている箇所を開いて、直接編集します。

図 2: 問題が起きているコンピューターとは別のコンピューターで Process Monitor を実行し調査している図

では、実際に試してみましょう。調査用コンピューターでの操作手順は次のとおりです。

  1. Process Monitor を起動します。
  2. コントロール パネルから [ネットワークと共有センター]-[アダプターの設定の変更] を開き、ローカル エリア接続のプロパティを開きます。ローカル エリア接続のプロパティから IP アドレスを設定し、[OK] ボタンをクリックします。
  3. Process Monitor に画面を切り替え、記録を停止します。

以上の手順で、IP アドレスを設定するときにコンピューター内部で行った操作が記録されました。
では、続いて記録した内容から IP アドレスを保存した場所を確認します。
Process Monitor で検索機能 (Ctrl+F) を使って、設定した IP アドレスを入力し、[OK] をクリックします。すると、IP アドレスを保存する処理を行った箇所に移動します。この項目で右クリックし、[Jump To] をクリックすると、IP アドレスが保存されたレジストリの場所が表示されます。

図 3:特定した IP アドレスから[Jump To] をクリックする画面

図 4: IP アドレスが保存されたレジストリの場所が表示された画面

以上の手順で IP アドレスを設定すると、どの場所に保存するか確認できます。あとは問題が起きているコンピューターでレジストリ エディタを開き、同じ場所を開けば、既に設定されている IP アドレスを確認・変更できるようになります。

さらに設定の保存場所を確認

ここまで見てきた Process Monitor の使い方を活用すれば、再現可能な設定ならば基本的にどのような設定でも保存場所を確認できます。「前の設定が残っていて設定が反映されない」というトラブルに遭遇することがありますが、そもそも設定箇所がどこであるか確認できれば、前の設定を消すなどの対処もできるようになります。

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