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VMM サーバーのバックアップと復元

Mark Galioto|最終更新日: 2016/11/24
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適用対象: System Center 2016 - Data Protection Manager

DPM は、以下のいくつかの方法で、System Center VMM データベースとして使用されている SQL Server インスタンスをバックアップできます。

  • 通常の SQL Server のバックアップを行うことができます。

  • DPM コンソールで VMM サーバーの下に表示される VMM Express Writer コンポーネントを使用して、SQL Server データベースをバックアップすることができます。 この方法の主な長所は、SQL Server に対する特殊なアクセス許可を設定する必要がないことです。

VMM が次の展開シナリオにおいて物理/仮想マシンとして System Center 2012 以降で実行されている場合、DPM は VMM Express Writer コンポーネントを使用して VMM データベースをバックアップできます。

  • スタンドアロン VMM ホスト + スタンドアロン SQL Server (既定および名前付き、ローカルおよびリモート)

  • スタンドアロン VMM ホスト + クラスター化 SQL Server (既定および名前付き、リモート)

  • クラスター化 VMM ホスト + スタンドアロン SQL Server (既定および名前付き、ローカルおよびリモート)

  • クラスター化 VMM ホスト + クラスター化 SQL Server (既定および名前付き、リモート)

前提条件と制限事項

VMM Express Writer を使用して VMM の DPM バックアップをセットアップする場合は、次の点に注意してください。

  • DPM がバックアップするのは DPM SQL Server データベースのみです。 VMM ライブラリの構成ファイルをすべてバックアップするわけではありません。

  • DPM は、VMM マシンの初期レプリケーションと高速完全バックアップをサポートします。 増分バックアップはサポートされません。

  • VMM のセットアップ時に SQL Server に対して静的 IP アドレスを指定した場合、DPM は VMM データベースをバックアップできません。 また、データベースに対して "localhost" を指定した場合も DPM はバックアップできません。

  • 分散キー管理 (DKM) 暗号化 (AD に格納されているキー) を使用している場合、DPM はキーをバックアップしません。 AD バックアップの一部として保護する必要があります。 キーは、ローカルで格納されている場合、データベースの一部としてバックアップされます。

  • フェールオーバーの場合、DPM は、VMM ノードがオンラインに戻ったときにバックアップを続行します。 これにより、保護を失うことなくスケジュールされたフェールオーバーを実行できます。 ただし、ノードを失った場合には、新しいノード用にバックアップを構成する必要があります。

  • DPM は、VMM ホストの元の場所への回復をサポートします。 別の場所への回復はサポートされていません。

アップグレードを開始する前に

  • リリース ノートを確認し、「DPM でサポートされる内容とサポートされない内容」に記載されている VMM バックアップに関する問題を参照してください。

  • バックアップする VMM マシンが、DPM サーバー ドメイン内または DPM ドメインと双方向信頼関係を持つドメイン内にあることを確認します。

  • ストレージのセットアップ - バックアップされたデータは、Azure を使用して、ディスク、テープ、およびクラウドに格納できます。 詳細については、「データ ストレージの準備」を参照してください。

  • VMM サーバーに DPM 保護エージェントを展開する必要があります。 詳細については、「DPM 保護エージェントの展開」を参照してください。

VMM のバックアップ

  1. [保護] > [操作] > [新しい保護グループの作成]の順にクリックし、DPM コンソールで新しい保護グループの作成ウィザードを開きます。

  2. [保護グループの種類の選択] で、[クライアント] をクリックします。 Windows クライアント オペレーティング システムを実行している Windows コンピューターのデータをバックアップする場合は、クライアントのみを選択します。 その他すべてのワークロードの場合は、サーバーを選択します。 詳細については、「保護グループの展開」を参照してください。

  3. [グループ メンバーの選択] で、VMM マシンを展開し、[VMM Express Writer] を選択します。

  4. [データの保護方法の選択] で、短期と長期のバックアップの処理方法を指定します。 短期バックアップは常に、まずディスクに対して行います。その場合、Azure Backup を使用してディスクから Azure クラウドにバックアップするオプションを指定します (短期または長期)。 クラウドへの長期バックアップの代わりに、DPM サーバーに接続されているスタンドアロン テープ デバイスまたはテープ ライブラリへの長期バックアップを構成することもできます。

  5. [短期的な目標値の選択] で、ディスク上の短期記憶域へのバックアップ方法を指定します。 [保有期間の範囲] で、ディスクでデータを維持する期間を指定します。 [同期の頻度] で、ディスクへの増分バックアップを実行する頻度を指定します。 バックアップ間隔を設定しない場合は、[回復ポイントの直前] を有効にし、各回復ポイントがスケジュールされる直前に DPM が高速完全バックアップを実行するように指定できます。

  6. テープでデータを長期保存する場合は、[長期的な目標の指定] で、テープのデータを維持する期間 (1 ~ 99 年) を指定します。 [バックアップの頻度] で、テープへのバックアップの実行頻度を指定します。 この頻度は、以下のように指定した保有期間の範囲に基づきます。

    • 保有期間の範囲が 1 ~ 99 年である場合、毎日、毎週、隔週、毎月、四半期に 1 回、半年に 1 回、または毎年のバックアップを選択できます。

    • 保有期間の範囲が 1 ~ 11 か月である場合、毎日、毎週、隔週、または毎月のバックアップを選択できます。

    • 保有期間の範囲が 1 ~ 4 週間である場合、毎日または毎週のバックアップを選択できます。

    スタンドアロンのテープ ドライブでは、1 つの保護グループについては、テープの容量が不足しない限り毎日のバックアップに同じテープが使用されます。 別の保護グループからデータをテープに併置することもできます。

    [テープとライブラリの詳細の選択] ページで、使用するテープ/ライブラリと、テープでデータを圧縮して暗号化するかどうかを指定します。

  7. [ディスク割り当ての確認] ページで、保護グループに割り当てられる記憶域プールのディスク領域を確認します。 [データ サイズ] にはバックアップするデータのサイズが表示され、[ディスク領域] には保護グループ用に DPM で推奨される領域が表示されます。 [ボリュームを自動的に拡大する] を選択して、データをバックアップするためにより多くのディスク領域が必要な場合に、自動的にサイズが増えるようにします。

  8. [レプリカの作成方法の選択] で、初期のフル データ レプリケーションの処理方法を選択します。 ネットワーク経由でのレプリケーションを選択する場合は、ピーク時以外の時間帯を選択することをお勧めします。 大容量のデータの場合、またはネットワークの条件が最適ではない場合は、リムーバブル メディアを使用してオフラインでデータをレプリケートすることを検討してください。

  9. [整合性チェック オプションの選択] で、整合性チェックを自動化する方法を選択します。 チェックはレプリカ データに整合性がなくなった場合にのみ実行するか、スケジュールに従って実行できます。 自動整合性チェックを構成しない場合は、DPM コンソールの [保護] 領域で保護グループを右クリックし、[整合性チェックの実行] を選択すると、いつでも手動のチェックを実行できます。

  10. Azure Backup でクラウドにバックアップすることを選択した場合は、[オンライン保護するデータの指定] ページで、Azure にバックアップするワークロードが選択されていることを確認します。

  11. [オンライン バックアップ スケジュールの指定] で、Azure への増分バックアップの頻度を指定します。 バックアップを毎日/毎週/毎月/毎年実行するようにスケジュールすることができます。また、実行する時刻/日付をスケジュールすることもできます。 バックアップは 1 日に 2 回まで行うことができます。 バックアップが実行されるたびに、Azure で DPM ディスクに保存されているバックアップ データのコピーからデータの回復ポイントが作成されます。

  12. [オンライン保持ポリシーの指定] では、毎日/毎週/毎月/毎年のバックアップから作成された回復ポイントの Azure での保持方法を指定することができます。

  13. [オンライン レプリケーションの選択] で、データの初期フル レプリケーションの方法を指定します。 ネットワーク経由でレプリケートすることも、オフライン バックアップ (オフライン シード処理) を行うこともできます。 オフライン バックアップでは、Azure Import 機能を使用します。 詳細については、こちらを参照してください

  14. [サマリー] ページで、設定を確認します。 [グループの作成] をクリックすると、初回のデータ レプリケーションが実行されます。 終了すると、[状態] ページに保護グループの状態が [OK] と表示されます。 バックアップは保護グループ設定に沿って行われます。

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