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Operations Manager を使用したサービス レベル目標の監視

Matt Goedtel|最終更新日: 2017/04/07
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適用対象: System Center 2016 - Operations Manager

アプリケーションやシステムなどのリソースが利用可能で、満足できるレベルで稼働するように確実に管理するため、企業はサービスの可用性と応答時間に関する目標を設定します。 System Center Operations Manager は、サービス レベル目標を追跡することで、これらのサービスに関する目標を監視する機能を提供します。

サービス レベル目標は、定義されたサービス レベルのコミットメントを満たしていることを確認するための測定値です。 Operations Manager では、サービス レベルの目標 (パフォーマンスや可用性など、追跡する必要がある複数のモニター) を定義し、そのサービス レベルの目標に対してレポートを実行して、目標を達成しているかどうかを確認します。

これらのレポートの情報を使用して、サービス レベル目標と実際のパフォーマンスの差異を特定することができます。 つまり、問題を認識できるだけでなく、これらの問題が及ぼす相対的なビジネス効果を追跡できます。

たとえば、Microsoft Exchange Server のインスタンスを実行しているサーバー グループがあり、Exchange Server が組織内の電子メール ネットワークに不可欠な場合、95% のサーバーが常に使用可能であるというサービス レベルの目標を定義できます。 そうすると、これらのサーバーの実際の可用性をサービス レベル目標と比較するレポートを生成できます。

サービス レベル目標を追跡するダッシュボード ビューを作成することも可能です。

アプリケーションに対するサービス レベル目標の定義

サービス レベル目標 (SLO) を定義して、アプリケーションの可用性とパフォーマンス目標を決めることができます。 次の手順で、分散アプリケーションに対するサービス レベルの目標を作成し、可用性 (99.9% の稼働時間) に基づくモニター SLO を定義し、パフォーマンス ルール (80% の平均プロセッサ時間) に基づく収集ルール SLO を定義します。

  1. Operations Manager 管理者ユーザー ロールのメンバーであるアカウントを使って、オペレーション コンソールを開きます。

  2. [作成]をクリックします。

  3. ナビゲーション ウィンドウで、 [管理パック オブジェクト]を展開し、 [サービス レベルの追跡]をクリックします。

  4. [タスク] ウィンドウで [作成]をクリックします。

  5. [サービス レベルの追跡] ダイアログ ボックスに、定義するサービス レベルの名前を入力します。 たとえば「 LOB Application 1」と入力します。 必要に応じて説明を入力します。 [次へ]をクリックします。

  6. [追跡するオブジェクト] ページの [対象クラス]で、 [選択]をクリックします。

  7. [対象クラスの選択] ダイアログ ボックスで、テキスト ボックス内の一覧から、 [分配アプリケーション]など、サービス レベルのクラスを選択します [検索対象] テキスト ボックスに名前を入力してクラスを検索することができます。 [OK] をクリックし、 [ターゲットの選択] ダイアログ ボックスを閉じます。

  8. [スコープ] オプションを使用して、サービス レベルのスコープを指定できます。 既定では、対象クラスのすべてのオブジェクトを使用するように選択されています。

  9. このサービス レベルを保存する管理パックを選択します。 既存の管理パックを使用するか、新しい管理パックを作成することができます。

  10. [次へ]をクリックします。

  11. [サービス レベルの目標] ページで、 [追加][モニター状態 SLO] の順にクリックし、新規モニターを作成します。 このモニターがアプリケーションの可用性を追跡します。

  12. 以下のように状態モニターを定義します。

    1. [サービス レベルの目標名] テキストボックスにサービス レベルの目標名を入力します。 このシナリオの場合は「 可用性」と入力します。

    2. [モニター] ドロップダウン リストの中から、目標の測定に使用するモニターを選んでクリックします。 このシナリオの場合は [可用性]をクリックします。

    3. [サービス レベル目標 (%)] スピン ボックスを使用して、目標の測定値を出します。 たとえば、 [99.990] を選択すると、可用性 99.99% を目標としていることを表します。

    4. 以下の状態条件をオンまたはオフにすることにより、どれをモニターで追跡して可用性を決定するかを細かく設定できます。

      • 計画外メンテナンス

      • 監視なし

      • 監視不可

      • モニターが無効になっている

      • 計画済みメンテナンス

      • 警告

  13. [OK]をクリックします。

  14. [サービス レベルの目標] ページで、 [追加]をクリックして、次に [収集ルール SLO] をクリックして新しい収集ルールを作成します。 このルールは、アプリケーションのパフォーマンスを追跡します。

  15. パフォーマンス 収集ルールを次のように定義します。

    1. [サービス レベルの目標名] テキスト ボックスに、サービス レベルの目標名を入力します。 このシナリオの場合は「 パフォーマンス」と入力します。

    2. [対象クラス]の下で、 [選択] をクリックして [対象クラスの選択] ダイアログ ボックスを開きます。 テキスト ボックス内のターゲットの一覧から、ルールのターゲット クラスを指定します。 このクラスは、必ず分散アプリケーションに含めなければなりません。 このシナリオでは、ルールの対象の特定のクラス (Windows Server 2008 オペレーティング システムなど) を選択します。

    3. [パフォーマンスの収集ルール]の下で、 [選択] をクリックして [ルールの選択] ダイアログ ボックスを開きます。 使用するパフォーマンス収集ルールを指定します。 このシナリオでは、 [Processor\ % Processor Time パフォーマンス カウンターを収集する]を選択して、 [OK]をクリックします。

    4. [集計方法] オプションのうちの 1 つを使用して、次のうち 1 つを選択します。

      • 平均

      • 最小

      • 最大

    5. [サービス レベル目標] ドロップダウン リストを使用して、 [未満] または [超]のどちらかを指定し、横にあるテキスト ボックスに値を入力します。 このシナリオでは、 [未満][80]を選択します。 これは、パフォーマンス目標が 80% プロセッサ時間を超えないことを指します。

    6. [OK]をクリックします。

  16. [サービス レベルの目標] ページで、 [次へ]をクリックします。

  17. [サマリー **** ] ページで、設定を確認して、[完了 ****] をクリックします。

  18. [完了] ページが表示されたら、 [閉じる]をクリックします。

グループに対するサービス レベル目標の定義

コンピューター グループにサービス レベルの目標 (SLO) を設定して、そのコンピューター グループの可用性を確実なものにできます。 次のシナリオでは、サーバー グループ (Exchange Server) から成るサービス レベルを作成し、可用性 99.99% というサービス レベルの目標を設定します。

  1. Operations Manager 管理者ユーザー ロールのメンバーであるアカウントを使って、オペレーション コンソールを開きます。

  2. [作成]をクリックします。

  3. ナビゲーション ウィンドウで、 [管理パック オブジェクト]を展開し、 [サービス レベルの追跡]をクリックします。

  4. [タスク] ウィンドウで [作成]をクリックします。

  5. [サービス レベルの追跡] ダイアログ ボックスに、定義するサービス レベルの名前を入力します。 たとえば「 Exchange Servers」と入力します。 必要に応じて説明を入力します。 [次へ]をクリックします。

  6. [追跡するオブジェクト] ページの [対象クラス]で、 [選択]をクリックします。

  7. [対象クラスの選択] ダイアログ ボックスで、テキスト ボックス内の一覧からサービス レベルのクラス ( [オペレーション管理グループ]など) を選択します。 [検索対象] テキスト ボックスに名前を入力してクラスを検索することができます。 [OK] をクリックし、 [ターゲットの選択] ダイアログ ボックスを閉じます。

  8. [スコープ] オプションを使ってサービス レベルの範囲を指定することができます。 既定では、対象クラスのすべてのオブジェクトを使用するように選択されています。

  9. このサービス レベルを保存する管理パックを選択します。 既存の管理パックを使用するか、新しい管理パックを作成することができます。

  10. [次へ]をクリックします。

  11. [サービス レベルの目標] ページで、 [追加][モニター状態 SLO] の順にクリックし、新規モニターを作成します。 このモニターがアプリケーションの可用性を追跡します。

  12. 以下のように状態モニターを定義します。

    1. [サービス レベルの目標名] テキストボックスにサービス レベルの目標名を入力します。 このシナリオの場合は「 可用性」と入力します。

    2. [モニター] ドロップダウン リストの中から、目標の測定に使用するモニターを選んでクリックします。 このシナリオの場合は [可用性]をクリックします。

    3. [サービス レベルの目標]で、目標として数値を指定します。 たとえば、 [99.990] を選択すると、可用性 99.99% を目標としていることを表します。

    4. 以下の状態条件をオンまたはオフにすることにより、どれをモニターで追跡して可用性を決定するかを細かく設定できます。

      • 計画外メンテナンス

      • 監視なし

      • 監視不可

      • モニターが無効になっている

      • 計画済みメンテナンス

      • 警告

    5. [OK] をクリックし [サービス レベルの追跡] ダイアログ ボックスを閉じます。

  13. [サービス レベルの目標] ページで、 [次へ]をクリックします。

  14. [サマリー **** ] ページで、設定を確認して、[完了 ****] をクリックします。

  15. [完了] ページが表示されたら、 [閉じる]をクリックします。

サービス レベルの目標を作成した後で、サービス レベル追跡ダッシュボードとサービス レベル追跡レポートを使用して監視することができます。

次のステップ

  • サービス レベル目標を参照して、組織が SLA で定義された可用性の目標を達成していることを確認するには、「Running a Service Level Tracking Report」 (サービス レベル追跡レポートの実行) をご覧ください。

  • サービス レベル目標を参照して、組織が SLA で定義された可用性の目標を達成していることを確認するには、「Creating a service level dashboard」 (サービス レベル ダッシュボードの作成) をご覧ください。

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