SMS Security Essentials

最終更新日: 2002 年 4 月 10 日

この資料は SMS 2.0 Service Pack 1 および Windows NT Server 4.0 を動作させているコンピュータに関連したセキュリティ問題や、SMS 2.0 がサポートするクライアントおよび NetWare の構成について解説します。

はじめに

Microsoft® Systems Management Server 2.0 (SMS) は複雑なシステムですが、コンピュータ管理という今日もっとも複雑な問題に取り組んでいます。 SMS 2.0 はそれぞれの目的にあった配慮の下、さまざまな環境に導入することが可能です。その運用が正しく制御できるように、SMS 2.0 には精巧なセキュリティ オプションが含まれています。SMS の導入と運用を確実に成功させるため、この複雑さと多様性、高機能の組合せに関して十分検討する必要があります。

コンピュータ管理システムは元来強力なもので、組織全体のコンピュータが連動していることが多くあります。管理システムのセキュリティを危険にさらさないことは非常に重要であり、管理システムを適切に機密保護することにより、権限のない人が管理システムを利用してアクセスしたり、組織のコンピュータを使用不能にすることを確実に防ぐことができます。この資料については、真剣に検討する必要があります。またたえず新しいソースおよびコンピュータ システムの悪用をも容易にする先進技術からセキュリティ リスクが生じる今日で、この問題は定期的に見直す必要もあります。

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このドキュメントについて

この技術資料は SMS が実装されているセキュリティ環境および、SMS に含まれているセキュリティ機能について説明します。 SMS の展開および利用について、そしてセキュリティを効果的に保護する関連テクノロジについて概略を説明します。 最後に本資料では SMS セキュリティのトラブルシューティングを説明します。この資料は以下の構成で、付録と用語集が付属しています。

  • パート 1: SMS セキュリティ環境
  • パート 2: SMS セキュリティ モデル
  • パート 3: SMS セキュリティ モデルと Novell NetWare
  • パート 4: SMS の計画、実装、運用
  • パート 5: SMS セキュリティのトラブルシューティング

この資料は、SMS を計画、構成、運用する技術設計者および管理者向けに作成されました。読者は Microsoft® Windows® NT の基本的なセキュリティ概念とともに SMS 2.0 管理についての知識が必要となります。

この資料は SMS 2.0 Service Pack 1 および Windows NT Server 4.0 を動作させているコンピュータに関連したセキュリティ問題や、SMS 2.0 がサポートするクライアントおよび NetWare の構成について解説します。

この資料は、Systems Management Server Version 2.0 Administrator's Guide の第 4 章、「SMS セキュリティ戦略の作成」で取り組んでいるものと同じテーマについて数多く説明しています。

またこの資料は、その章に含まれていない SMS セキュリティの話題にも言及し、背景となる資料を追加してより詳しく説明しています。

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