アプリケーションに対するビジネス継続性の構築

アプリケーションを仮想化することにより、SoftGrid はアプリケーションをデータ ファイルに変換します。その結果、これらの仮想化されたアプリケーションは、データと同じように処理およびレプリケートできるようになり、管理が非常に簡単になります。

大規模な停止が発生した場合、被害を受けるのはデータだけではありません。アプリケーションも影響を受けるため、エンド ユーザーはオフライン状態になり、生産性が大幅に低下します。

こういうときに、ユーザーが任意のコンピュータにもログイン可能で、オフラインになる前にローカルのコンピュータで実行していたアプリケーションに対して完全なデスクトップ機能が使えたらいいのにと思いませんか? Microsoft SoftGrid Application Virtualization を障害復旧計画に組み入れた組織では、これが現実になるのです。

通常、ユーザー システムの再構築は、数時間から場合によっては数日を要することさえある複雑なプロセスです。ユーザー固有のアプリケーションのインストールやユーザーのアプリケーション設定の再作成を含め、企業のコア イメージをユーザーに合わせてカスタマイズする作業にほとんどの時間が費やされます。

一方、SoftGrid はアプリケーションを仮想化し、データと同じように処理およびレプリケートが行えるデータ ファイルに変換するため、管理がとても簡単になります。

  • 運用サイトの SoftGrid サーバー上の仮想化されたアプリケーション ファイルをバックアップ サイトの SoftGrid サーバーへサード パーティ ツールを使用してレプリケートすることにより、運用サイトとバックアップ サイトとの間でアプリケーションを最新に保つことができます。
  • 管理者が SoftGrid ユーザー プロファイルをネットワーク上に保存するように構成した場合、バックアップ サイトにすべてのユーザー固有のアプリケーション設定も容易にレプリケートできます
  • SoftGrid は、ユーザー操作の状態とアプリケーション自体の状態とを切り離して管理します。これにより、ユーザー アプリケーション プロファイルの整合性が保たれ、アプリケーションまたはハードウェアの障害が発生した場合に容易に復元できます。
  • アプリケーションのチェックポイント処理により、すべてのユーザー設定やアプリケーションの状態を含む、アプリケーションの "最も好ましい状態" が定期的に保存できるほか、アプリケーションと状態のバックアップと復元がとても簡単に行えます。
  • これにより、停止時間が大幅に短縮されます。この他にも、運用サイトを変更するたびにバックアップ サイトの各ターミナル サーバーとデスクトップにアプリケーションをインストールすることで停止時間を短縮するやり方があります。この方法でもエンド ユーザーのダウンタイムを数分に縮める (数時間や数日レベルではありません) ことができます。

アプリケーションに対するビジネス継続性の構築

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デスクトップの復旧

上記の機能は、日常の運用のほかにデスクトップ障害からのユーザーの復旧にも影響します。SoftGrid では、ユーザーはコア イメージのみをロードした新しいデスクトップを使用します。ユーザーがログオンすると、パーソナライズされたアプリケーション用アイコンがすべて使用できるようになります。次にアプリケーション アイコンをクリックすると、そのソフトウェアがネットワークからオンデマンドで配信されます。この新しいシステムに対して、ユーザーのアプリケーション設定が自動的に適用されるため、ユーザーおよび管理者は再構築に費やす時間を大幅に短縮することができます。

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