ローミングおよびフリー シーティングが可能

簡単なローミングおよびホテリング。

ローミングおよびフリー シーティング モデルは、病院、金融サービス会社、大学、図書館、およびトレーニング ルーム/ラボの環境を含め、さまざまな IT 環境で強力に機能します。今まで Windows デスクトップ オペレーティング システムだけでこのモデルを実現することはできませんでした。しかし、Microsoft SoftGrid Application Virtualization によってこの状況が変わります。

アプリケーション ローミング

SoftGrid は、デスクトップ、ラップトップ、およびターミナル サービスを含む複数の Windows クライアント環境を、1 つの一元管理されるインフラストラクチャでサポートします。その結果、ユーザーは、終日にわたってある物理環境から次の物理環境へシームレスに移動でき、アプリケーションとその設定を一緒に移動させることができます。

たとえば、午前中に企業のある場所でログオンし、午後には別の施設にある 2 台目のデスクトップにログオンし、帰宅途中の電車内でラップトップにログオンし、夜は自宅のコンピュータ経由でターミナル サービス セッションにログオンするということが可能になりました。いずれの環境でも、ユーザーは同じアプリケーションと設定を利用することができます。一方、管理者はオペレーティング システム (Windows XP と Windows Server 2003 ターミナル サーバー) に応じて利用可能なアプリケーションを変更し、ユーザーが使用している環境に応じて異なるアプリケーション セットを利用できるように設定できます。

アプリケーション ローミングを SoftGrid のアプリケーション レプリケーション機能と連携することにより、ユーザーの居場所に関係なく、アプリケーション要求が常にローカル SoftGrid サーバーで処理されるようになり、パフォーマンスが最適化され、WAN 帯域幅を節約することができます。

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ホテリング/フリー シーティング

この 2 つの重要な機能により、ユーザーは切断されることなく次のように Windows デスクトップまたはラップトップを共有することができます。
1) アプリケーションおよびユーザー設定はすべて、ネットワーク上に保存するように構成できます。
2) アプリケーションは、そのアプリケーションを実行するローカル オペレーティング システムに影響を与えません。

たとえば、あるユーザーが午前中にデスクトップにログインしたとします。ユーザーはアプリケーションを表す自分専用のアイコンを受け取ります。ユーザーがアプリケーションを実行すると、アプリケーションはデスクトップまたはラップにキャッシュされますが、実行は SystemGuard の仮想ランタイム環境で行われます。この仮想ランタイム環境ではアプリケーション同志の競合が避けられ、アプリケーションに関連する変更のために基礎となっている OS が影響を受けないように保護されています。数時間後、ユーザーがログオフし、マシンを解放しました。2 人目のユーザーがログオンすると、先ほどとは異なるアプリケーション アイコンのセットを受け取ります。そのセットには、最初のユーザーと重複するプログラムのアイコンが含まれているかもしれません。2 人目のユーザーがプログラムを使い始めると、アプリケーションは SoftGrid サーバーから送信されてローカルにキャッシュされるか、あるいは先ほどのユーザーが同じアプリケーションを使用していた場合はローカル キャッシュから読み込まれることになります。いずれにしろ、SoftGrid キャッシュは共有され、保存されます。つまり、アプリケーションはシステムごとに一度だけアクセスするだけで済みます。ただし、プラットフォームのセキュリティ機能が働くため、アプリケーション実行のアクセス許可を持つユーザーに限り、アプリケーションのアイコンがデスクトップ、[スタート] メニュー、またはクイック起動バーに表示されます。

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