Windows 7 評価ガイド

外出先でもっとつながる

モバイルは今や、まったく珍しくないものになりました。人々はラップトップ PC やデバイスを、自宅、職場を始めさまざまな場所に持ち歩くようになりました。移動中でさえ、気になる人や物事の情報を把握する必要があります。 Windows 7 では、さまざまな障壁が取り払われ、どこにいても簡単にオンライン状態を維持できるようになりました。

オンラインに接続し、オンライン状態を維持

Windows 7 では、移動中でも簡単にオンラインに接続し、オンライン状態を保つことができます。ユーザーがネットワーク間の切り替えを行うと、デバイスからインターネットへのアクセスを試みるか、モバイル ブロードバンドを利用して、常に Windows 7 が接続を維持します。

View Available Network (VAN)

Windows 7 は、すべてのネットワークに対して、シンプルな一貫した方法で表示や接続を行います。ネットワークが Wi-Fi 、モバイル ブロードバンド、ダイアルアップ、企業 VPN のどれに基づくものであろうと、ユーザーは常にワンクリックで使用可能なネットワークにアクセスできます。

ワイヤレス デバイス ネットワーク

利用できるインターネット接続が 1 つだけで、その接続を他のワイヤレス デバイスと共有したいと考えるユーザーや、自宅のワイヤレス ネットワーク以外の場所でもワイヤレス デバイスを PC と接続したいと考えるユーザーもいます。 Windows 7 では、ワイヤレス対応の PC をワイヤレス アクセス ポイントとして使用できます。ポータブル プリンターやデジタル カメラなどのワイヤレス対応デバイスを、直接コンピューターに接続できます。また、 PC がインターネットに接続されている場合は、その PC を経由して、これらのデバイスからインターネットにアクセスすることができます。

モバイル リンク

Windows 7 では、使用する携帯プロバイダーに関係なく、ワイヤレス データ カードを使用して非常に簡単にコンピューターをインターネットに接続できます。接続方法は他のワイヤレス ネットワークへの接続と同じで、 View Available Network (VAN) 機能を使用して実行されます。ソフトウェアを追加でインストールする必要はなく、ワイヤレス データ カードを挿入するだけで PC が自動的にインターネットに接続します。また、 PC にデータ カードが内蔵されている場合は、セルラー サービスの範囲内ならどこでもインターネットに接続できます。

[ 利用可能なネットワーク ] ウィンドウ
改善されたネットワーク接続の表示

どこでも生産的に

多くの場合、モバイル ワーカーの生産性は接続性や企業のセキュリティ対策に左右されます。 Windows 7 では、企業リソースへのアクセスをより高速かつ一貫性を維持したまま、安全に提供することで、生産性の維持を支援します。自宅から職場のデスクトップやアプリケーションにリモート アクセスしたり、オフライン時にサーバーに保存されているファイルにアクセスしたり、ユーザーが PC を移動するとデスクトップや設定も一緒に移動するといったことが可能になります。

DirectAccess

Windows 7 では、オフィス以外の場所での作業が簡素化されます。新機能の DirectAccess を使用すると、インターネット接続を介した企業ネットワークへの接続が安全に行えるようになり、職場のアプリケーション、ネットワーク フォルダー、インターネット サイト、 SharePoint サイトに接続するために、仮想プライベート ネットワークを使用する必要がなくなります。インターネット接続さえ確立されていれば、職場のネットワークに簡単に接続できます。インターネット接続を介した企業リソースへのアクセス エクスペリエンスは、職場のデスクからこれらのリソースへアクセスするときのエクスペリエンスと、ほとんど見分けがつきません。自宅から接続する場合は、職場のネットワークを経由せずにパブリックな Web サイトにアクセスできます。 DirectAccess では、インターネットに接続しているユーザーの PC を IT 部門が常に管理できるので、企業ポリシーを遵守したまま最新の状態を簡単に維持することができます。

※この機能の詳細については、このドキュメントの「IT プロフェッショナルのための Windows 7 」を参照してください。

VPN Reconnect

DirectAccess には強大なメリットがありますが、企業によっては、すぐにはこれを実装できず、しばらくはVPN 接続に依存し続けなければならないかもしれません。これまでは、 VPN 接続を使用する場合、基盤となるインターネット接続が切断されたら常にリダイヤルする必要がありました。しかし、もうその必要はありません。 Windows 7 の VPN Reconnect を使用すると、一時的にインターネット接続が切断された場合に VPN 接続が自動的に再確立され、一貫した VPN の接続性が提供されます。たとえば、ワイヤレス ブロードバンドを使用してインターネットに接続しており、ある領域を受信なしでパス スルーした場合、インターネット接続が再確立された時点で、 Windows 7 がアクティブな VPN 接続を自動的に再接続します。

※この機能の詳細については、このドキュメントの「 IT プロフェッショナルのための Windows 7 」を参照してください。

RemoteApp™ とデスクトップ接続

リモート デスクトップを使用して別の場所からオフィスのコンピューターやアプリケーションに接続する場合、Windows 7 のRemoteApp とデスクトップ接続を使用すると、接続が簡単になって生産性が維持され、エクスペリエンスの向上を実感できます。 Windows 7 と Windows Server 2008 R2 では、この方法でアクセスしたプログラムが、 PC にインストール済みの他のプログラムと一緒に [ スタート ] メニューに表示され、アイコンが常に最新の状態に更新されます。また、オーディオ録音やマルチメディア再生などのサポートも追加され、ローカルの PC でアプリケーションを実行する場合と非常によく似たエクスペリエンスが実現できます。

※この機能の詳細については、このドキュメントの「 IT プロフェッショナルのための Windows 7 」を参照してください。

ネットワーク リソースへのオフライン アクセス

オフィス以外の場所にいてインターネット接続ができない場合は、オフライン ファイル機能によって、別の場所 ( 職場のネットワークなど) に保存されたドキュメントやファイルでの作業を続行することができます。たとえば、長距離のフライトで移動中の場合、コンピューター上にキャッシュされたファイルのコピーで作業を行うことができます。そこでの変更内容は、次に企業ネットワークに接続したときに中央のサーバーと自動的に同期されます。

Windows 7 より前のバージョンでは、IT プロフェッショナルがオフライン ファイル機能を実装した場合、ユーザーは最初のログオン時にファイルがサーバーに移動されるのを待つ必要があり、これによって長い遅延が生じることがありました。 Windows 7 では、最初にデータ ファイルをローカルのオフライン ファイル キャッシュにコピーして、次にそのキャッシュをバックグラウンドのサーバーと同期することで、ユーザーの不満や生産性低下を引き起こす可能性を軽減させています。

※この機能の詳細については、このドキュメントの「IT プロフェッショナルのための Windows 7 」を参照してください。

スタートメニュー
[ スタート] メニューに表示されるビジネス プログラムの例

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